タグ: 自己啓発

《気になる》たたかわない生き方

ファッションの世界には疎いですが、評論家として長く第一線で活躍している大内さんのことは知っています。
最近「勝つための」とか「生き残るための」という言葉が本などにあふれている中、「たたかわない」という言葉が光って見えました。
生きていくためには戦わなくてはならないこともあるでしょう。しかし戦ってばかりの人生は疲れるし、なんだか寂しい。
戦うには強さが必要だけど、戦わないためにも強くなくては。言葉では同じ「強い」でも、あり方はかなり違うでしょう。
あえて戦わない選択をして、しなやかに生きていくためのヒントに出会えそうです。

 

たたかわない生き方
たたかわない生き方

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《気になる》幸せの女神は勇者に味方する 人生の新しい扉を開く50の提言

BOØWY全盛の頃、わたしは中学生でした。友人が大ファンで、地元のレコード店に貼られていたBOØWYの巨大ポスターをくれと店長に掛け合い、「いや、これは1万円出すと言われても譲りません!!」なんて言われていたことがありました。
わたしはファンではありませんでしたが、当時の盛り上がり方はよく覚えています。
去年布袋寅泰がロンドンに渡り一から腕試しをする、という記事を読んだとき「ああ、だから彼はここまで残れたんだな」と思いました。50歳という年齢で、それまでのキャリアを投げ打って外に飛び出していく力があるから、ギタリストとしてここまで名を挙げることができたんだと思ったのです。

人生の中で「勇者」であり続けることはとても難しいと思います。布袋寅泰自身も、新たに踏み出すまでに葛藤があったかもしれません。そこをどうやって超えていったのか、興味があります。

 

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《気になる》アイデアの直前 —タグボート岡康道の昨日・今日・明日

この本の著者、岡康道さんはクリエイティブディレクター、CMプランナー。わたしにとっては「強く生きるために読む古典」の著者、岡敦さんのお兄さんというイメージが強い方です。
「強く生きるために読む古典」が出版された際、日経ビジネスオンライン上でご兄弟の対談があり、それを読んだせいでしょう。
(全文読むためには会員登録(無料)が必要)

 

就活生に「上から目線」と言われた兄、「次はいつ?」と慕われた弟:日経ビジネスオンライン

 

フカンして見るか、分け入って闘うか?:日経ビジネスオンライン

 

ゲームとして「強く生きる」方法はある?:日経ビジネスオンライン

 

岡康道さんが作ってきたCMには、見れば「ああ、知ってる」というものが多くあるでしょう。
30年にわたってCM作成の最前線でヒットを生み出してきた影には何があるのか、「アイデアの直前」には何があるのか。アイデアそのものより「アイデアの直前」に何があるのか、気になります。

 

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《気になる》会社で働く苦しみをなくすシンプル思考

会社勤めを始めて、もうすぐ20年になります。勤め先は変わっていますが、どこで働いていても同じようなことは起きます。
上司でも同僚でも「はあっ!? なんだこいつ」って言いたくなる奴はどこにでもいるし、理不尽なことが起きて、関係ないはずの自分が割を食ってしまうこともあります。「殴りたい」と思った相手もいます。殴ってませんが。
もちろん会社勤めに限ったことではありませんが、働いているといろいろ辛いことが起きます。「なんで自分だけが」と思うこともあります。でも「○○が悪い」「**のせいだ」とグジグジ言っていても始まらないのもまた事実。
わき上がるイライラと上手に折り合いをつけて、できるだけつらいことを減らすためのヒントが得られそうです。

 

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余談
仕事に限りませんが、イライラをできるだけ減らすためにしていることがあります。
それは「嫌いな人のことは考えない」「イライラは形にして物理的に破砕する」。
どうしてもウマの合わない同僚、理不尽な上司。その人とのやりとりを思い出すだけで腹が立つことがあります。
一度腹が立つとしばらくそれが続いてしまうのですが、あるとき

「嫌いな人のことを考えてイライラムカムカしてる時間っていくら費やしても何もいいことない」

という趣旨のツイートを見て、なるほどと思いました。
確かに嫌いな人間のことを考えて時間を浪費してしまうのはもったいない。
そこで誰かのことでイライラしだしたら、「時間の無駄」と唱えて頭からイライラを追い出すようにしました。
もしそれでも収まりそうになかったら、いらない紙を用意して、そのイライラを書きつけます。罵詈雑言を書きたいだけ書いたら、その紙をシュレッダーにかけます。証拠隠滅が一番の目的ですが、悪口を書いた紙が破砕されるのを見ると結構すっきりします。

 

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「がんばる」と「がんばらない」は同じくらい大事〜働くオンナの処世術

気になる書き手のひとり、深澤真紀さん。これは編集者・会社経営者として20年以上働いてきた深澤さんの処世術をまとめた本です。
「処世術」という言葉にはあまりいい印象がありませんが、生きていく上では必要なことです。自分が頑張ったり誠実に対処しても、うまくいかないことは多くあります。そういう場面でこそ、処世術が必要になるのではないでしょうか。

深澤さんの仕事に対する姿勢は

「いちいちストレスをため込んで、自分を壊してはだめだ」
(p6「まえがき」)

に集約される気がします。どんなに輝いてても仕事で成果をあげても、自分を壊してしまったら元も子もない。自分を大切にしつつ、大事なところではがんばる、そういう姿勢だと思います。

この本のサブタイトルは「輝かない がんばらない 話を聞かない」です。これまでに出版された「『そこそこ ほどほど』の生き方 (単行本でのタイトルは『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』)」「考えすぎない生き方」でも提唱されてきた考え方です。
ポジティブ全盛の中にあって、かなり後ろ向きな提案が多く感じられるかもしれません。しかしわたしは「ああ、そうだよね」「こういうことは忘れちゃいけないよね」と、うなずきながら読みました。

その中で特に印象に残ったのは、企画会社を経営している深澤さんが仕事をする上で意識して続けてきたことです。それは「請求書をきちんと発行すること」なのだそうです。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、

「請求書を発行する」ということを意識するということは、

①仕事の納期
②仕事の経費や売り上げ
③仕事の内容や質

など、「仕事の始まりから終わりまで」を、きちんと考えるということなのです。

会社員の場合なら、「給与明細」が大事です。
「給与明細をちゃんと読めない」という人も少なくないでしょう。
自分がどういう税金を支払っているのか、どういう保険や年金に入っているのか、どんな手当をもらっているのか、それがわからないのに仕事をするのは、商品の値札も見ず、自分の財布の残額も知らないで買い物をするようなものなのです。
(p49「処世術10 大事なことは日常の作業に」)

勤め人のわたしは自分の仕事に対する請求書を書くことはありませんが、税金や年金のことはあまり意識したことないな、給与明細もちゃんと見ていないな、と反省しました。
そして、請求書を書くことはなくても、やるべきこと仕事をきちんとこなし、求められる成果を出すために、深澤さんがあげた3点は常に意識しないといけないな、と思いました。

 

深澤さんの書くことは「後ろ向き」と言われることが多いようです。この本の「おわりに」でも言及されていました。
しかしわたしは、深澤さんの姿勢は後ろ向きだとは思いません。

よく「前向きに、ポジティブに」と言われます。たしかに前向きであることは大切だと思います。でもなんで「前向き」というと、みんな同じようにポジティブだったりアグレッシブだったりステップアップしようとしたり、になろうとするのでしょう。
「前」って明確に決まった方角じゃないのだから、人によって「前向き」のあり方が違っていてもおかしくないのに。重要なのは「わかりやすいポジティブであること」じゃなくて「その人が前だと思う方向にちゃんと進めるか」ではないでしょうか。
だから他人から見たら「ものすごくネガティブ」に見えたとしても、本人が前に進んでいると実感できれば、自分がやるべきことがきちんとできて、自分をちゃんと守れれば、前向きだろうと後ろ向きだろうと関係ないと思います。
そういう意味で、わたしは深澤さんの処世術はとても前向きだと思うのです。

もちろん、「いつでもポジティブ・アグレッシブ」が性に合っている人はそれでいいと思います。でもそれが合わない人だっているはず。それに物事は自分の思い通りになることは少ないから、これまでポジティブ・アグレッシブにやってきた人でも、それでうまくいかなくなったりつまづく時が出てくるかもしれません。そんなときに深澤さんの処世術は効くかもしれません。
働いている間、ずっと同じ姿勢・やり方を貫かなくてはならない、ということはないはずです。

この本は日経ウーマンオンラインでの連載をまとめたものなのですが、ポジティブ・アグレッシブの代表のような媒体で、正反対とも言える処世術が連載されたのが面白いですね。

 

 

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《気になる》7つの動詞で自分を動かす – 言い訳しない人生の思考法

「言い訳しない人生」という言葉は、とても力強い。日々小さな言い訳をたくさんしながら生活している自分には耳の痛い言葉でもあります。でも言い訳の必要がない生活を続けていれば、ストレスは減りそうです。

簡単なことではないと思いますが、自分の取る行動一つ一つに納得して、納得した通りに行動すれば言い訳は不要になるでしょうか。もちろんすべてが自分の思い通りになどなりませんが、納得を少しずつ増やせば、言い訳とそれによる居心地の悪さは克服できるかもしれません。

この本をきっかけに、そんな風になれたらいいですね。

 

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《気になる》雑談力が上がる話し方—30秒でうちとける会話のルール

わたしは人と話をするのがうまくありません。話題が続かず黙ってしまうこともしばしばです。別にひたすら話している必要はないのですが、ただお互いが黙っているだけというのも居心地がよくありません。
仕事でクライアントと直接話す機会はあまりないのですが、もう少しうまく話せれば、仕事に必要な情報をスムーズに聞き出せるのになぁ、と思うことがよくあります。
雑談はおまけのように考えられがちですが、仕事でもプライベートでも、雑談がうまくて人と打ち解けやすくなる雰囲気を作れる人は強いと思います。
自分のためにもなって、他人との関係もよくできるような雑談力、身につけられたらいいですね。

 

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《気になる》超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略

社会でのサバイバルのために「できる人」になろうという意見が多い中、「いいひと」というのは唐突に感じました。しかし同時に「あーそうかも」と思いました。
特に悪評がすぐ広まってしまう時代には「いいひと」であることは武器にもなるし防具にもなりますね。「いいひと」であることで他人からの攻撃が減り、他人に対しても「攻撃的ではありません」と示すことができる。
戦略として「いいひと」になるという表現に違和感もありますが、こういう人間でありたいという志向としては「できる人」であるのと差はありませんね。
わたしももちろん「できる人」になりたいけど、それ以上に「いいひと」であることができればいいと思いました。

わたしが「いいひと」で思い浮かべたのが

  • 人に対して親切である
  • 他人の悪口を言わない
  • 人とのコミュニケーションに支障がない
  • 例え機嫌が悪いときでも、あからさまに不機嫌な顔を見せたりしない

などです。自分自身がこれらをちゃんとできてるとは言い難いので気をつけないと。

 

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《気になる》自分は自分 人は人 -争わない「生き方」-

争いは心身・時間の消耗にしかならない場合が多いですよね。できれば避けたいものです。
そう思っていても、ちょっとしたことでイライラして、それが争いのきっかけになってしまうこともあります。わたしは変に人の目を気にしてしまうようで、それが自分の首を絞めているな、と反省することも多い。
この本のタイトルのように「自分は自分、人は人」と割り切ることは、不要な争いを避けるために必要だと思いますし、そうありたいと思います。

自分の周囲を見回してみると、敵が少ない人・争いをうまく避けられる人は確かに「自分は自分、人は人」という割り切りができているように感じます。
それに加えて誰に接するときでも態度を変えない、「わたしがんばってます」を表面に出さない、危険に対する鼻がきく。
これらはなかなかできることではありません。実際できている人を見ると「あれは天性のモノなんだろうな」と思うことがあります。
しかし「どうせ自分にはできない」と思ってあきらめるのもよくないので、せめて「自分は自分」を貫けるようになりたいと思います。

 

 

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《気になる》がんばらない知的生活のススメ

ブログやtwitterのプロフィールに「ぼんやりのろのろ生きてます」と書いています。自分の物事のこなし方がこの通りだからです。
一時期もっとてきぱきできないかと頑張ってみたけれど、根本的な物事の解決スピードを変えることはできないし気疲れも大きいしで、結局自分にあったスピードで行くしかない、と思うようになりました。
それでも頑張る過程でGTDを始めたりして、一時よりは物事は進むようになったので、頑張った成果はあると思います。
わたしがやっているGTDはかなり「ゆるゆる」ですが、厳密にやろうとしたら息切れするのが目に見えているので、これでちょうどいいと思っています。

さて、知的生活です。知的生活は少なくとも「楽々できる」ものではないですよね。少なくとも知的生活を実践している人に、わたしのような「ぼんやりのろのろ」タイプの人がいるようには思えません。
だけど存分に実践している人ほどではなくても、自分なりのペースで知的生活を組み立てられたら、楽しく有意義かもしれない。
そういう生活を引き出すための参考になりそうです。

 

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