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《気になる》大魔神の精神史

わたしが映画「大魔神」三部作を見たのは、つい数年前です。衛星放送でやっていたのを録画して見ました。映画で見た大魔神は、自分の予想とは違っていました。怒り顔になっても、行動はかなり地味なんですね。もっと派手な破壊活動をするんだと思ってました。

それまでに見たことがある大魔神といえば、何かのCMで使われていた数秒の映像だけです。そのCMで初めて大魔神を見たはずなのですが、それが大魔神だとちゃんと知っていたんですよね。自分はいったい何がきっかけで大魔神を知ったのか。
わたしのように「映画シリーズは見てないけど大魔神は知ってる」という人は多いのではないでしょうか。顔が変わる瞬間の動きをまねできる人もかなりいるに違いありません。映画としてはかなり地味なシリーズだと思いますが、不思議ですね。

 

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《気になる》宇宙人ポール

イギリス人おたくとヒッチハイクする宇宙人が出てくるという「笑えるSF映画」です。去年「アイアン・スカイ」を見てから「笑えるSF映画」にちょっと興味が出てきて、ほかにも色々見てみたいな、と思っていたところでこれを知りました。
この手のコメディ映画は、多くの映画を見ているほど楽しめるのかもしれませんが、見ていないなりに楽しめたらいいなと思います。

わたしはこれまで映画をほとんど見ずに来てしまいました。去年は4回映画館に行きましたが、これでかなり多い方です。
うち1本はシネマ歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒」でした。
見たい映画があっても「まあいいか」で終わってしまうことも多かったのですが、これからはできるだけ見たい作品は映画館で見るようにしたいです。

 

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2012年に出会ったちょっといいもの5点

今年もいい本に出会えた〜2012年の5冊に続き、本以外で今年「いいな」と思ったもの5点を紹介します。

ScanSnap S1300
買うまでさんざん迷いましたが、結局「もっと早く買えばよかった」と思いました。
クレジットカードの請求書・健康診断の結果などなど「データは必要だけど紙のままだと邪魔なもの」が一掃できました。そして新聞雑誌の切り抜きが、より気軽になりました。

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映画「アイアン・スカイ」
バカ映画です。笑って楽しめました。DVDが出たらもう一度見たい。
映画を見た感想はこちら

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スペインアニメ「皺」
救いがあるとは言い難いし、泣けてきてしまったのですが、見てよかったと思います。原作DBも読んでみたい。
アニメを見た感想はこちら

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紙用マッキー
職場で使ってます。宛名書き、Fax用の文書、ちょっと目立たせたいメモなどボールペンと同頻度で使っています。
裏移りしないし意外と書きやすくて気に入っています。

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スチームクリーム
冬になると皮膚が乾燥してかゆくなってしまいます。保湿用クリームなどを何種類か試しましたが、自分にはこれが一番合っていました。
伸びやすいし香りもいいし全身に使える。今は顔も身体もこれひとつです。

全身用保湿クリーム|スチームクリーム – STEAMCREAM

 

 

 

 

日常生活で使うちょっとしたものばかりですが、いいものを見つけるとやはり嬉しい。来年も、いいものに出会えるといいな。

 

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スペインアニメ「皺 (しわ)」を見た

先日NHK Eテレで放送された、スペインのアニメ映画「皺」を見ました。今年の日本賞福祉教育カテゴリーで最優秀賞を受賞したそうです。
ディズニー以外の外国長編アニメを見たのはこれが初めてかもしれません。

息子夫婦に連れられて老人ホームに入った元銀行員のエミリオの、アルツハイマー病が進行していくさまを中心に、ホームの人々が向き合う老いを描いているのですが、その描写が容赦ないのです。ものを忘れ、妄想にとらわれ、身体は衰え…。
ラストも救いがあるのかどうかわからない。「よい変化」が見られると言えば言えるのだけど、それを救いと言っていいのかどうか。
では見ない方がよかったかというと、そんなことは全くない。見ながら泣けてきてしまったけど、見てよかったと思っています。

映画に出てきたせりふで印象的だったものを紹介します。

ラモンという元ラジオDJが出てきます。彼は現在、他人の言葉をひたすら繰り返してしゃべる状態にあります。
エミリオのルームメイト・ミゲルがラモンのことを

今じゃ自分の言葉でしゃべれない、しゃべりつくしたんだ

と紹介します。
そしてミゲルの言葉

人生は残酷だな
そして 最後は死ぬんだ

もうひとつ

人生はバカバカしい…

ミゲルはアルゼンチンで長く暮らし、その後スペインに戻ってきた男性です。スペイン語に「アルゼンチン訛り」があることを初めて知りました。

エミリオたちが生きている世界を、今わたしの祖母が生きています。遠からず両親、そして自分も生きることになるでしょう。この世界に救いはないのかもしれない。でも人生は死ぬそのときまで続く。

ラストに

今日の高齢者 未来の高齢者
すべての人にささぐ

と出てきたのですが、本当にそういう作品だと思います。

この「皺」、原作BDの存在は知っていたのですがアニメになっていたとは知りませんでした。原作も読みたいけれど、古本で探すしかなさそうですね。

 

映画の公式サイトです。スペイン語と英語です。

 

Arrugas

 

 

 

 

映画の予告編です

[youtube]http://youtu.be/GjnJA3SQL88[/youtube]

 

 

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映画「アイアン・スカイ」見てきました

「アイアン・スカイ」という映画を見てきました。

 

映画『アイアン・スカイ』オフィシャルサイト

 

 

 

 

映画の存在はこのツイートで知りました。タイムラインで知り、映画を見に行きたくなったというのは初めてかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

これは見に行ってよかった、いやもうびっくりするほどすごかった。びっくりするほどバカ映画で、バカの中にブラックジョークとパロディ満載で、VFXもすごい。バカとブラックジョークで何度も吹き出してしまいました。
宇宙船の造形はスチームパンク好きな人が喜びそうだな、って感じでした。
見に行った翌日、周囲のSF好き (そう) な人数人に勧めてしまったくらいです。

しかしバカ映画ではあるのですが、バカだと笑って済まされない面もちゃんと描かれています。
月の裏側からナチスが攻めてきて、地上ではアメリカ大統領選挙。この2つが絡んでいく中で、今の世の中にある怖さが浮かび上がってくるのです。

しかし「ヒトラー逃亡・潜伏説」自体は昔から根強くあったけど、それがこんな映画になるとは思ってもいませんでした。
そしてこの映画、アメリカではどういう反応が返ってきたのでしょうか。それが気になる。

映画館の大画面で見てよかった。バカで笑えて、でもそれだけでない、いい映画でした。

こんなまとめも発見しました。

 

映画「アイアン・スカイ」で使われた曲まとめ – NAVER まとめ

 

 

 

 

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《気になる》Newsweek日本版別冊 時代を刻んだ映画300

わたしは映画をほとんど見ません。1年間1本も見ないことも珍しくありません。
今年は「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と「ヘルタースケルター」を見ました。どちらも原作が先です。映画から原作に入ったものは少ないと思います。
こんな調子なので、ハリウッドが100周年を迎えていることも知りませんでした。

映画も文学も、作られた時代からの影響は必ずどこかで受けているはずですが、映画の方がストレートに時代が出やすいかもしれませんね。
Amazonの「商品の説明」に紹介されている作品は、タイトルだけは知っているものが多いです。見たことがあるのは前出の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」だけですが。
この雑誌はハリウッドの100年間と歴史を絡めて構成されていて、映画ガイドとしてもさることながら、歴史のテキストとして面白そうだと感じます。

 

Newsweek日本版別冊 時代を刻んだ映画300 2012年 9/7号 [雑誌]
阪急コミュニケーションズ (2012-07-25)

 

 

 

映画『ヘルタースケルター』公式サイト

 

 

 

 

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《気になる》岡崎京子の仕事集

映画「ヘルタースケルター」がついに公開されました。わたしは西三河朝会の特別企画で見に行きます。
最初に映画化の話を聞いたときは「あれをどうやって映像化するんだ?」と思い、見たいような見たくないような、という感じでした。
上映前からいろいろと話題になりましたが、いったいどういう映画になったのか。確かめてこようと思います。

映画公開にあわせて、岡崎京子関連書籍がいろいろ出ています。その中で特に気になる一冊。
ここに収録されることを期待している言葉があります。
20年ほど前に創刊した (2年もたずに廃刊しましたが) 女性誌の創刊号によせたコメントです。
これがものすごく印象的で、もう一度読みたいのです。
このコメントはかつてノートに抜き書きしていたのですが、そのノートは捨ててしまいました。捨てたことを激しく後悔しています。
なので、そのコメントが載っていたらすごくうれしいなぁ、と
仮に乗っていなかったとしても、未公開エッセイ等で十分楽しめそうです。

 

岡崎京子の仕事集
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映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見てきました

公開中の映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見てきました。

原作の小説は昨年末に、映画になることを全く知らずに読みました (訳者あとがきで映画のことを知った)。小説を読むだけで映画は見たいと思わないことがほとんどなのですが、今回は「映画も見てみたいな」と思ったのです。

映画自体はよくできていると思いました。映像にならなかったエピソードが結構ありましたが、それ自体は仕方ないと思います。しかしエピソードの削り方がうまいのか、そんなにおかしな感じにはなっていなかった。

自分にとってポイント高かったのは2点。
まず主人公オスカーが原作のイメージにかなり近かった。確かにオスカーはこんな感じだ、って見て思った。それは見た目もそうだし、彼のエキセントリックさがうまく表現されていたのもそう。
オスカーだけでなく、登場人物みんなが小説のイメージにかなり近い感じだったのです。父親のトム=ハンクスも母親のサンドラ=ブロックも「目立ちすぎず、でも印象に残る」という感じ。
もちろん原作小説を読んでいなくても、それぞれの登場人物が浮くことなく自然に見られると思います。

そして原作小説の最後が「世界貿易センタービルから落ちる人」の連続写真 (ただし実際に落ちていく順序では並んでいない) だったのですが、これが映画でどう表現されるか興味がありました。省略されるのか、原作に忠実に再現するのか、あるいは別の手法で表現するのか。
実際には原作小説とは別の表現方法がとられました。なかなかうまい方法だったと思います。

そして小説をもう一度読んでみたくなりました。やはり「映像から受ける印象」と「文字から受ける印象」は違うので。特に原作小説はかなり視覚を意識した文字組や写真を使っていたので、この物語の「文字での印象」を再度体験してみたくなったのです。
映画では文字組が効果的に使われていたエピソードはかなり省略された

原作小説もよかったし映画もよかった、という作品は珍しいように感じます。見に行って正解でした。

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余談
映画の中で、話すことができない登場人物 (オスカーのおばあちゃんの間借人) が筆談に使っているノート、そして彼が部屋の中に何冊も積んでいるノートがモレスキンでした。
この積んであるノートに関するエピソードは原作にはありますが、映画では省略されていました

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いつ訪れるかわからない悲しみにどう向かうか〜ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

この本を知った直接のきっかけは読売新聞の書評にでていたこと。内容もさることながら、タイトルと表紙の絵?が強く印象に残りました。「手」と「書き文字」から、ベン=シャーンを連想してしまいました。だいぶ雰囲気は違うのですが。

主人公の少年オスカーが9.11同時多発テロで父親を亡くしていることもあってか、東日本大震災にからめて語られる (この書評もそうですし訳者あとがきにも言及がありました) のですが、できるだけそういうことは意識しないで読むようにしました。登場人物達が様々な形で悲しみ、その悲しみが癒える過程にただ寄り添う感じ。
フィクションとはいえ悲しみに向き合うことはしんどいことであり、ボリュームもあるし読みやすい本とは言えません。しかしなんとも表現しようのない心の揺れが残る小説でした。
その揺れがどこから来ているかというと、登場人物達が発する言葉です。生きること、考えること、そういう根源的な活動に対する問いが複数の人物からいくつも発せられます。そしてふるえ、泣いたり惑いながら、最後に悲しみが癒えていく。その生々しさに揺さぶられたのだと思う。

物語の最後に9.11同時多発テロ後に何度もテレビや新聞に映し出された「世界貿易センタービルから落ちる人」の連続写真が出てきます。その直前で、主人公のオスカーがもともと持っていた連続写真を並べ替えるシーンがあり、並べ替えられたあとの連続写真が載っているのです。その連続写真を見て、わたしは言いようのない衝撃を受けました。「あり得ない」順序に並べられた連続写真を見て、なぜ自分はそんなに衝撃を受けたのか。

自分が普段読むスピードだと、通勤時間に読んでへたすると2週間で終わらないボリュームですが、時間をかけて少しずつ読むより一気に読む方が向いている小説だと感じました。年末年始休みに時間を取って読んでそう感じました。もし1ヶ月早く読んでいたら間違いなく「2011年の10冊」に入れていたと思いますが、結果的に読むタイミングがすごくよかったかも。

訳者あとがきで知ったのですが、映画の公開が近いのですね。見てみたくなりました。普段はそんなこと思わないのですが。
愛知ではミッドランドスクエアシネマで上映のようです。

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海亀のスープ

高校生のための文章読本」に、イサク=ディネーセンの「イグアナ」という文章が収録されています。出典は「アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)」。
この本をAmazonでチェックしたとき、「バベットの晩餐会」が彼女の作品であることを知りました。映画のバベットの晩餐会は、10年ほど前にビデオで見ています。中沢新一の本 (タイトル失念。エッセイ集?だったと思う。「YELLOWS」についても触れられていた) で取り上げられていて、それをきっかけに見たのです。とても美しく、いい映画だった記憶があります。

さて、「バベットの晩餐会」で反射的に思い出したのが「海亀のスープ」。海亀をスープにすることはこの映画で知りました。そして思いつきで「海亀のスープ」で検索したところ、そのものずばり「海亀のスープ」 というゲームがあること、「世にも奇妙な物語」 にも同名のドラマがあることを知りました。バベットの晩餐会とはかけ離れた世界だけど、これはこれで面白そうだ。

「アフリカの日々」も「バベットの晩餐会」も、読みたい本リストに入りました。せめてどちらかは今年中に読みたい。

アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)
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バベットの晩餐会 (ちくま文庫)
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