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《気になる》地図もウソをつく

携帯電話のナビウォークから始まって、現在のiPhoneの地図まで。方向音痴には、地図システムが欠かせません。これのおかげで時間のロスがどれだけ減ったことか。
「地図もウソをつく」というタイトルを見て、ぱっと思いついたのは、あるべきものが記載されない、というケース。大久野島がそうですね。
しかし大久野島は戦争中だから意図的に消されたのであって、そうでなければ地図は正確なものだと思っていました。実際にはそうじゃないのでしょうか。もちろん人間が作るものだから、どこかに間違いが入ることはあるでしょう。
実際にどこかに行こうとするときに間違った地図を手にしてしまうのは困りますが、そうでないときなら、間違いについて話を聞くのはとても楽しそう。作り手・使い手・社会の様々な関係も見えてきそうです。

 

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《気になる》ふしぎな110番

わたしは110番したことはありません。
救急に関しては、そのほとんどが救急車を呼ぶまでもない通報であることが社会的にも問題になっていますが、110番も似たような面があるようですね。
実際多くの通報があるのは、それだけ救急も警察も頼りにされているから、と言えるのかもしれません。でもその通報が、警察なり救急側にとっても本当にそれらを必要とする人にとっても、困った事態を引き起こす可能性も高いですからね。安易に利用するのは慎みたいものです。

よく子供の頃「『ごめん』で済めば警察いらない」なんて言い方をしましたが、何かあると警察を持ち出す人って結構多いのかもしれません。
本の表紙には子供の通報が書かれていますが、一体どんな110番通報があるのか、一種の怖いもの見たさで興味が出てきました。

 

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《気になる》村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe

EV.Cafeという鼎談集があります。高校生の時に講談社文庫で読みました。坂本龍一と村上龍が吉本隆明河合雅雄浅田彰柄谷行人蓮實重彦山口昌男の6人と語りあっています。当時の自分には結構難しい内容でしたが、何度も読み返しました。
そして今、21世紀版EV.Cafeが発刊されることを知って驚きました。
両方のEV.Cafeに登場しているのは浅田彰だけですが、今回もかなり面白そうです。塩崎恭久が登場しているのは、坂本龍一の同級だからですかね。

余談ですが最初のEV.Cafeで一番印象に残っているのは、確か浅田彰の回で河合雅雄について

「『猿しかかからない病原体にかかった』という圧倒的な誇りを持っている」
「病原体が身体のどこを動いているかわかる」

という趣旨のエピソードが語られていたことです。
残念ながら本が既に手元にないので、誰の発言だったかは未確認です。
河合雅雄との鼎談は第2回、浅田彰は第3回だった

 

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《気になる》ディズニーの隣の風景: オンステージ化する日本

「オンステージ化」で思い浮かべたのが、色々なところに出てきているご当地アイドルです。地元を盛り上げるために活動するご当地アイドル。愛知を拠点に活動しているアイドルグループもSKE48を筆頭に色々いるみたいです。武将隊の類も似たようなものでしょう。
地方を拠点に活動するタレントは昔からいましたが、アイドルグループがこれだけデビューし、地元だけでなく全国区になる人たちが出てくるようになったのはつい最近のことですよね。何かきっかけがあったのでしょうか。

 

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余談
ディズニーランドは中学の修学旅行で東京に来たときに行ったきりです。そう言うと非常に驚かれます。
首都圏に住んでいた頃に京葉線は時々利用したのですが、舞浜で降りたことは1度もありません。

 

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《気になる》統計学が最強の学問である

高校時代、数学の中で一番苦手だったのが確率・統計でした。大学受験では試験科目に確率・統計がある大学は慎重に避けました。
大学でも結局、統計学関連の授業はほとんど受けずに卒業することとなりました。
そんな風に統計を遠ざけてきたのですが、知識はちゃんと持ってないといかんよな、と今は思います。
この本のタイトルは何ともすごいですが、統計学が現在の社会にどう応用されているのか、概略を押さえるのによさそうです。

今思うと、わたしはきっと高校で確率・統計を担当した先生が嫌いだったんですね。先生が嫌いになった結果、確率・統計もだめになったのかも。若い男の先生で、そこそこ生徒に人気はあった人なのですが。

 

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《気になる》ニュースの裏を読む技術 「もっともらしいこと」ほど疑いなさい

気になる書き手のひとり、深澤真紀さんの新刊です。
毎日様々なニュースが聞こえてきます。新聞やテレビを見てそこに書かれていることを「あーそうなんだ」と、そのまま受け止めてしまうことは結構あるけれど、本当はそれではいけませんね。
訓練された記者とはいえ誰かによって書かれた記事である以上、その記事が本当に「客観的」であるとは言えないし、その記者の主観が前面に出てる可能性だってあるから。「ここにはそう書かれているけど、本当にそうなのか?」という視点を持たなくてはいけないと思います。
この本はニュースだけに頼らず、視界を広げるのに役立ちそうです。

 

 

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《気になる》団地の空間政治学

わたしは東北の田舎町、団地のような計画的開発とは無縁の場所で生まれ育ちました。
団地がいくらか身近になったのは学生時代です。当時住んでいた町に大規模団地がありました。ただ、自分の住まいから見ると町の反対側だったので、近くに行くことはほとんどありませんでした。団地と接するのは、電車やバスで横を通り過ぎるときくらいでした。
社会人になってからはマンション林立地帯に住んでいましたが、これは「団地」ともまた違いますしね。
愛知はぽつぽつと団地がありますが、未だに自分にとって縁遠い場所であることには変わりありません。
縁遠い場所ではあるのですが、なんとなく惹かれるところはあります。住んでみたいと思うわけではありませんが。
自分とは縁遠い場所だけど、だからそこにうごめいている歴史と社会に惹かれるのかもしれない。

本のタイトルを見て「団地って結局なんなんだろう」みたいなことを思いましたが、だからこそ読んだら面白いかもしれない。

 

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《気になる》臆病者のための裁判入門

訴えるにせよ訴えられるにせよ、裁判の当事者になったことはありません。傍聴に行ったことは1度あります。
友人の友人が、元勤務先の会社を訴えました。友人から「傍聴に行くけど、一緒に来る?」と誘われたのでついて行ったのです。
初めて傍聴した裁判の印象は「揚げ足取りの応酬」。終わったときには恐ろしく疲れました。

生きていれば、どこからトラブルが降ってくるかわからない。自分が誰かを訴えることになる可能性も0ではない。もちろん、訴えられる可能性も。
どちらにしてもそんな事態は避けたいですが、裁判がどういうものなのか、裁判の渦中ではどういうことが起こるのか、それはちょっと知りたい。役に立つ知識かどうかはわかりませんが。

 

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