第11回西三河朝会を開催しました #mikawaasa

11月12日に、第11回西三河朝会を開催しました。
今回は主催者と参加者1名、2名でじっくり話をしました。

今回の課題はガブリエル=バンサン「アンジュール—ある犬の物語」。
圧倒的なデッサンだけで構成された絵本ですが、実際に読んで話をしてみると、自分ではとらえられなかったものが見えてきました。本を読んでそれについて話すことの大切さを再認識できました。

この本のオビには「感動の1冊」と書いてありますし、実際そういう本だと考えられることが多いと思います。
しかし今回はその「感動」ってなんだ、という話題が出ました。
辞書を見ると、「感動」という言葉自体は、ポジティブでもネガティブでもないような気がします。
この本は読んで確かに心が動かされる。しかしその心の動きは、一般的に「感動した!!」という時の動きとは違う、という点で参加者の方と意見が一致しました。
そういう意味で、この本は「感動の1冊」とは違うのではないか。解説にもその「感動」について書かれているが、この本の実際の内容にはそぐわないのではないか、そんな話題も出ました。

今回は本の内容だけでなく、「感動」という言葉について色々話ができてよかったと思っています。
ありがとうございました。

 

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