月: 2012年10月

《気になる》上司取扱説明書—MBA流ボスマネの極意

「選べなくて困る」存在は多々ありますが、その中でも上司は困る度合いの上位に入るのではないでしょうか。
わたしもこれまで「困った上司」には何人も出会ってきました。あまりにもひどい人に当たったときは、精神的疲労がひどくて毎日しんどかったです。
自分が悪くて仕事に問題が出たのならしようがないけど、上司が自覚なく部下の仕事を壊すようなことがあると、ほんとにため息しか出ませんでした。それでも自分の仕事なので何とかしますが。

MBAだのなんだのはどうでもいいのですが、仕事上の理不尽を減らすための上司の取り扱い方法は知りたいものです。

 

上司取扱説明書—MBA流ボスマネの極意
藤野 祐美
同友館
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《気になる》ピーことば—ピーコの言葉

わたしはピーコは特別好きではありませんが、表紙の

 

ハッピーなオバさんになりたければ、お読みなさいっ!

 

を見て「この本はチェックせねば」と思いました。
「ハッピーなオバさん」って、まさに自分が目指したいところだからです。

先日30年来の友人と電話で話したのですが、その時「これから横じわをいっぱい刻んで生きていきたいね」と言いあいました。
自分はこれまで、縦じわが残りそうな表情ばかりしていました。しんどいこともたくさんありましたが、どうも自分は「悩みすぎる」面があるようです。
ここ数年で「深刻に悩んでもそれほど悩まなくても、物事の結果には大して差が出ない」ということがだんだんわかってきて、以前よりはあらゆる面でのこわばりがとれてきた気がします。まあ、未だにうじうじした悩みとは完全には縁が切れてませんが。
悩みの深さと物事の結果の関係に気づくのに時間がかかってしまいましたが、それでもこれからはできるだけ横じわが多くなるようにしたい。この本はいいヒント集になりそうです。

 

ピーことば—ピーコの言葉
ピーコ
主婦の友社
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《気になる》エリック

わたしの一押し絵本「遠い町から来た話」に、「エリック」という短編が載っています。ホームステイにやってきた交換留学生の話です。
迎えた家族はエリックが喜ぶだろう、と思うことをやるものの、本当に喜んでもらえてるのかわからない。そしてある日、エリックは帰国して…という話です。この話は見開きの絵で終わっているのですが、この絵がとても美しく、涙が出ました。
そのエリックが主人公の本です。「遠い町から来た話」掲載以外のエピソードも楽しみです。

ショーン=タンが描く世界はとても優しい。その優しさに触れて、じわっときてしまうのです。そして圧倒的な絵のうまさ。「アライバル」の雲の描写なんか息をのむくらいすごい。
彼の作品は、色々な人に見てもらいたいと思います。

 

エリック
エリック

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ショーン・タン
河出書房新社
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遠い町から来た話
遠い町から来た話

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ショーン タン
河出書房新社
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アライバル
アライバル

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ショーン・タン
河出書房新社
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《気になる》今を生きるための「哲学的思考」

「ものを考えるための基礎」は本当に大切だ、と思います。しかし「ものを考えるための基礎」はそうそう身につくものでもなく、「今目の前に起きていることを、自分はどうとらえてどう考えればいいのか」と戸惑うことも少なくありません。
これは別に世界を揺るがすような事件事象に限ったことではなく、日々の生活で出会う物事に対してもそう感じます。
色々考えている気にはなっているけど、実際には「下手の考え休むに似たり」だったりしますしね。

「哲学的思考」と書くと難しそうだけど、物事の本質をつかみ、そこで自分がどうするべきかを見出すためには絶対必要なことですよね。この本はその「哲学的思考」を身近な例からたどって、今をつかむ方法を身につけられそうです。

 

今を生きるための「哲学的思考」
黒崎 政男
日本実業出版社
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余談ですが哲学って、定期的に流行していませんか。わたしの印象ではおよそ十年に一度の割合でブームが起きている感じがします。

 

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《気になる》臆病者のための裁判入門

訴えるにせよ訴えられるにせよ、裁判の当事者になったことはありません。傍聴に行ったことは1度あります。
友人の友人が、元勤務先の会社を訴えました。友人から「傍聴に行くけど、一緒に来る?」と誘われたのでついて行ったのです。
初めて傍聴した裁判の印象は「揚げ足取りの応酬」。終わったときには恐ろしく疲れました。

生きていれば、どこからトラブルが降ってくるかわからない。自分が誰かを訴えることになる可能性も0ではない。もちろん、訴えられる可能性も。
どちらにしてもそんな事態は避けたいですが、裁判がどういうものなのか、裁判の渦中ではどういうことが起こるのか、それはちょっと知りたい。役に立つ知識かどうかはわかりませんが。

 

臆病者のための裁判入門 (文春新書)
橘 玲
文藝春秋
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《気になる》IDホルダー「ウィズプラス」

IDカードホルダーを探しています。現在使用しているホルダーが遠からず壊れそうなのです。
現在使っているのは100円均一でも売ってそうな安っぽいものなので、次は革製のしっかりしたものを買おうと思っています。
これは文具店で偶然見つけたものですが、筆記具とジョッターが一体になっているのがうれしいですね。

 

ガチャック・ニードルポイントのOHTO
IDH-20S …

 

 

 

 

ただ、シャープペンシルがかなり細いこととクリップがついていないこと、ジョッターにちょうどいいのがB5用紙8つ折りまたはロディアNo.11、という点は「惜しい」と思いました。
携行性重視だから仕方ないと思いますが、シャープペンシルはもう少し太い方が書きやすいだろうし、わたしが普段使っているのがロディアのNo.12ドットパッド (方眼や横罫は線が濃すぎて好かない) なので、ここにははまらない。それに自分の周囲は標準用紙がA4で、B5がほとんど使われていないのです。クリップがないとデスクワークの邪魔になるし。
まあでも、ジョッターに入れる紙はどうにでもなるでしょう。クリップも後付けが可能です。このホルダーの機能自体はすごくいいと思うので、次はこれを使ってみようと思います。

 

 

 

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《気になる》未亡人読本: いつか来る日のために

「未亡人」かぁ。確かにいつか「その日」がくるかもしれない。
人が死ぬとかなり忙しい、と言いますね。わたし自身は祖父を看取ったことがあるだけで、その忙しさの当事者になったことはありませんが。
人が死んだ直後からばたばたと忙しくなり、それが終わって相続のごたごたがあり (「遺産を巡る遺族の骨肉の争い」は、既にわたしの周囲でも数件起きています)。これらをしっかり乗り越えていくには、確かに心構えが必要かも。心構えだけじゃなく、お金などの面でも。
連れ合いが亡くなったときのための備えなんて、縁起でもないと思われるかもしれないけど、男も女も、心の隅に備えをしておくことは必要かもしれませんね。

 

未亡人読本: いつか来る日のために (新潮文庫)
河治 和香
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ブックマークナゴヤ「一箱古本市」に出店しました

2012年10月20日開催された、ブックマークナゴヤ「一箱古本市」に出店しました。
古本市への参加は初めてですが、準備も含めて楽しく過ごすことができました。

開店準備中。出品した本の一部

1日出店して、残念ながら持って行った本のうち1/3は売れ残ってしまいました。でも本の運搬のために購入した台車代、駐車場とガソリン代、軽食代は出たので、上々だと思います。
自分が出店したブースは、リサイクルショップと大学生と思しき女性2人組の間でした。
自分のブースと両隣を眺めながら考えたことと反省点です

  • 写真集や雑誌など、ビジュアル系の本がやはり人目を惹く
  • 意外と子供連れの人が多かったので、子供向けの本があると立ち止まる人が多い
  • 雑貨があると人目を惹きやすい。リサイクルショップの人は珍しい雑貨を色々売っていたので、かなり盛況でした
  • 箱をもっとうまく使って、本をもっと見やすくすればよかったかもしれない
  • これは、という本はPOP書いた方がよかったかも
  • 今回は文庫・新書・単行本・大型本それぞれで値段を統一したので、「文庫**円・新書**円」などと大書して張り出した方がよかった

本を運ぶために台車を買ったのですが、これは軽いしたためるし自立するし、なかなかよかった。新聞やちょっと大きい荷物を運ぶのに活躍しそうです。
しかしAmazonは本当に色々な物を売ってますね。

 

多くの人が手に取り、中を読んでいったにもかかわらず、残念ながら売れ残った本です。

戦争プロパガンダ 10の法則
アンヌ・モレリ Anne Morelli
草思社
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また古本市に参加することがあるかどうかはわかりませんが、もし次回があれば、工夫して完売を目指そう。
天気もよく、楽しく1日過ごせました。

 

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《気になる》文士料理入門

作家の好きだった食べ物、住んでいた家、あるいは飼っていた猫など。作家の身の回りのものを取り上げた本は読んでいて楽しい。それぞれの人に強いこだわりがあって、そのこだわりに触れるのが楽しいのかもしれません。
特に食べ物は、作家やその作品と直接結びつくものでしょう。食べ物が人を作り、その人が作品を作り出す。その人が好き / 嫌いだった食べ物、その人が書いた食べ物から、その人自身が立ち上ってくる気がします。
この本は料理の再現があるんですね。作品を読んでいるときは自分で想像するしかないのですが、写真があるとそれを見てるだけでも楽しそうですね。名文も一緒に楽しめればなおよし。

 

文士料理入門
文士料理入門

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狩野 かおり 狩野 俊 コクテイル書房
角川書店(角川グループパブリッシング)
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《気になる》書店の棚 本の気配

神田神保町にある東京堂書店。昔水道橋にある専門学校に通っていた頃、授業が終わるとよく神保町をぶらぶらしていました。
古書店から専門書店、大型書店までいろいろ見ていましたが、一番好きだったのが東京堂書店でした。なんか落ち着く感じがする書店です。
先月上京した際ものぞいてきました。リニューアルして雰囲気は変わりましたが、店に漂う落ち着きはそのままでうれしくなりました。

この本の著者、佐野衛さんは、東京堂書店の店長をされていた方です。佐野さんが書店員時代、そして引退後に書かれた文章を集めたものです。
落ち着きある書店はどうやって作られたのか、店長は日々どう過ごしていたのか。本の話と合わせて楽しめそうです。

 

書店の棚 本の気配
書店の棚 本の気配

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佐野 衛
亜紀書房
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