月: 2013年7月
アクアイグニスに行ってきました
先日、三重県菰野町の「アクアイグニス」に行ってきました。日帰り入浴です。
辻口博啓と奥田政行という、超人気シェフが食をプロデュースしたこともあって、開業当初は凄まじい混雑ぶりだったようです。
平日はそこまでではありませんでしたが、現在も週末はすごいと思います。
まずは温泉です。露天風呂もあってなかなかよい感じでした。アート作品が壁に多くかけられ、おしゃれな雰囲気。
そして昼食。カンティーナ・ジェノバで季節の野菜のカルボナーラ。
おやつ。コンフィチュール アッシュのカフェで湯の山ロール。
コンフィチュール アッシュのケーキは目の保養になります。お店では購入した生ケーキを預かってくれるそうです。
最後にマリアージュ ドゥ ファリーヌでパンを買い込んで帰宅。
三河からだと、高速道路を使って2時間もかからずに行けます。温泉につかって、おいしいものを食べて、のんびりして帰ってくるのにちょうどいい感じです。また行ってみようと思いますちょっと混んでますけどね。
カルボナーラとケーキの撮影には「TakiDori」を使用しました。標準のカメラ以外のアプリは初めて使いましたが、手軽でおいしそうに撮れるのはいいですね。気に入りました。
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余談
写真はありませんが、畑で犬 (柴犬と思われる) が飼われていました。犬小屋が温泉棟と同じ形をしていて、一般的な犬小屋の倍以上ある豪邸でしたw
《気になる》認めて励ます人生案内
わたしは増田明美さんについて、女子マラソンの第一人者であることと、現在は解説者として活躍していること程度しか知りません。
増田さんは読売新聞「人生案内」で回答者をしています。今はオンラインでは会員登録しないと読めなくなってしまいましたが、以前はちょこちょこ読んでいました。
その中で彼女の回答をいくつも読みましたが、非常に的確で伝え方もうまいと思いました。説教でもなく、哀れむのでもなく、その人を受け止めて、きちんと返答する。これはなかなかできることではないと思います。人に何か相談を受けたとき、つい相手を責めるようなことを言ってしまったりしますからね。
彼女がマラソンの名解説者であると言われるのが分かる気がしました。分析が的確で、返答も相手を追い詰めるようなことは書かない。
オンラインの「人生案内」は読めなくなってしまいましたが、本で読み返すのもいいかもしれません。「人からの相談にいかに向かい合うか」の見本だと思います。
余談
かつて読んだ「人生案内」の相談で一番印象に残っているのが
部活の後輩に恋をし、毎日苦しむ高3男子の「僕はどうしたらいいのでしょう」という相談
です。
回答は作家の高橋秀実さんだったのですが、「とにかく今はしっかり勉強してください。」から始まって、色々な学問がなぜ生まれてきたか、勉強を頑張ることが「できる男」「モテる男」につながる、という内容で、「なぜ勉強しなくちゃいけないの」という問いに対する非常に明快な答えだと思いました。思わずスクラップしてしまった位です。
《気になる》本屋さんで本当にあった心温まる物語
「心温まる物語」と銘打たれている本には、普段食指は動きません。わたしは感動したいとか心を温めたいと思って読書しているのではないからです。ですがこの本は書店が舞台です。やはり気になります。
最近なかなか行けてませんが、書店は常に気になる場所です。大きくても小さくても、それぞれの店に表情があり、通りがかりであっても目が向いてしまいます。人と本が出会う場所では、訪れる人それぞれにドラマがあると思います。それをちょっとのぞいてみたい。
余談
通勤途中にある駅ビルの書店は、SF文庫のPOPがやたらと充実しています。結構な点数の定番が面陳され、それぞれに気合いの入ったPOPがついています。
店自体はよくある感じで、売れているビジネス書で何十冊も使って面陳している本が数点ありますが、これはただ冊数を並べて出版社が作成したPOPを置いてあるだけです。店内で一番力が入っているのがこのSF文庫コーナーかもしれません。
あさ出版
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《気になる》13歳からの論理ノート
13歳当時、自分が何を考えていたかはもう思い出せませんが、今振り返ってみて、もっといろんな本を読んでおけばよかったと思います。当時読んでいたのは主にまんがとコバルト文庫でしたが、例え理解できなかったにしても、難しい本にも挑戦すべきだったと思います。「背伸びした読書」をすればよかったな、と。
まんがやコバルト文庫にしても、もっと気合い入れて読んでおけばよかった、とは思いますが。
この本は「論理的」の意味を完全に理解することを目的に書かれています。論理的という言葉は日常的に使われますが、それがどういうことか、を説明するのは意外に難しく感じます。
論理的であることの意味を理解すること、論理的であることは、年齢を問わず大切なことだと思います。論理的になるための第一歩として、この本は役立ちそうです。
《気になる》地球博物学大図鑑
「米国スミソニアン国立自然史博物館開館100周年記念」で出版された図鑑です。非常に仰々しいですが、内容もそれにふさわしい多彩さです。図鑑の決定版と言っていいのかも。
こういう地球上の生物等を1冊に閉じ込めた図鑑が手元にあると、それだけで毎日の彩りがちょっと変わってきそうです。寝る前に少しずつ見ていくと、極彩色の夢が見られそう。
子供の頃、図鑑を見るのが好きでした。親が買ってくれた図鑑は、どれもぼろぼろになるまで眺めました。この本を見つけて当時のことを思い出し、その頃以上のワクワクに出会えそうな気がしてきました。
おかしみあふれる未知の世界をのぞく〜不浄の血
タイトルと装丁から恐ろしい話が展開されるのかと思いましたが、全然違いました。
東欧のユダヤ人集落を中心にした、全体的におかしみあふれる物語集でした。
著者は1978年にノーベル文学賞を受賞しています。
ユダヤ教は自分にとって非常に「遠い」宗教です。知識はまったくと言っていいほどありません。
そのせいで状況を想像しにくい場面もあったのですが、全体としては楽しく読めました。
舞台が小さな町が多いせいか、閉じた世界で時代の流れに取り残されたような感じもしたり。
人々の生活だけでなく、悪魔が語る話もあったり。
わたしはこの本で初めてイディッシュ語の存在を知りました。もちろん直接イディッシュ語を読んだ訳ではありません。でも未知の言葉で書かれた小説によって、新しい世界に少しだけ触れることができたと思います。
その世界は未知の宗教や文化のある世界で、確かにわかりにくい部分は多いのですが、でも人の生活や悩みの本質はどこに行ってもそう変わらないこともわかります。
読む前は「怖すぎて途中で読めなくなったらどうしよう」みたいなことも考えましたが、そんなことは全くなく、楽しい小説集でした。
河出書房新社
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《気になる》ゴドーは待たれながら
先日サミュエル=ベケット「ゴドーを待ちながら」を買いました。上演されたものを見たことはありません。もちろん舞台を見たいと思いますが、まずは1つの古典として読んでみたいと思っています。
「ゴドーを待ちながら」のゴドーの側から書かれたのが、いとうせいこうの戯曲「ゴドーは待たれながら」です。だいぶ前に出版されて、もう手に入れるのは難しいだろうと思っていたら、改めて出版されたんですね。
やはりここは「待たれながら」は「待ちながら」を読んでから取り組むべきでしょうかね。
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白水社
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余談
「ゴドーは待たれながら」は今年4月にナイロン100℃が上演し、さらに名古屋公演まであったんですねorz
最近、演劇の情報から遠ざかっていたので、非常に惜しいことをしました。
《気になる》江戸時代の科学
江戸時代の科学というと、和算くらいしか思い浮かびません。あとは科学というより医学ですが、華岡青洲や杉田玄白あたりでしょうか。
和算の発達は目を見張るものがありましたが、実際にはそれ以外にも様々な科学の発展があったのでしょう。近代化されていない生活でも、科学が生活を下支えするものであることには変わりないから。
いわゆる「おばあちゃんの知恵」とか「○○な時には**を食べろ」といった言い伝えにも、調べると科学的にちゃんと説明がつくものが多いといいます。
「江戸時代の科学=和算」という狭い見識を破る世界に出会えそうです。
《気になる》シスターズ・ブラザーズ
タイトルを見て「なんじゃこりゃ」と思ってしまいました。シスターズという姓の兄弟が主人公の小説です。
実際英語圏にこの姓の人がいるかどうかはわかりません。
殺し屋が主人公の小説は読んだことがないのと、Amazonの紹介文にある
名高き殺し屋シスターズ兄弟の、目も当てられないダメな旅路。
という一文に惹かれました。どんな風に目も当てられず、ダメなのか。
ただ人がばたばた死んでいくだけの小説ではないはずです。とても気になります。
《気になる》モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家・岩井希久子の仕事
絵の修復は、自分にとって未知の世界です。知っていることといえば、ボッティチェリの「春」が修復によって描かれた草花の種類まではっきりわかるようになったことや、「ギャラリーフェイク」で修復にまつわるエピソードを読んだ (気がする。うろ覚えです) 程度です。
でも実際どんなことが行われているか分からなくても、修復によって蘇った絵を鑑賞する幸運には恵まれているはずです。
この本は修復の技法そのものと、「絵を修復すること」にまつわる様々な思いについて知ることができそうで、興味があります。
美術出版社
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小学館
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