月: 2014年7月
[share] キャロライン・ケネディが選ぶ「心に咲く名詩115」
「こんなところにまで駐日アメリカ大使の名前が出てくるのかぁ」というのが最初の感想です。
しかし、彼女は教養ある、高い教育を受けてきた人なので、よい詩にたくさん触れてきたのは確かだと思います。
シェイクスピアのような古典だけでなく、カミングズまで入ってるんですね。
外国の詩に触れる機会はあまりないので、実際に親しんできた人によるガイドがあるのはいいですね。
早川書房
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[share] 日本全国 ご飯のとも ~お米マイスター推薦の100品~
わたしはご飯に何かのせたりかけたりして食べることが、あまりありません。せいぜいお弁当に添えるふりかけとか鮭フレーク程度。それも年に数えるくらいしかないし。
「ご飯のとも」はおかずとは違うけど、食事において確固たる地位を築いています。しかし100品もあるとは。郷土食の強い物も多いんでしょうね。未知の食べ物にどれだけ出会えるか、興味があります。
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[share] 世界とつきあう心得 海外旅行からビジネスまで
知人に、これまで数十か国を旅してきた60代の女性がいます。行く先々で現地の人と交流し、楽しいみやげ話を何度も聞いたことがあります。
ところが彼女、英語はほとんどできません。「中学英語のレベルで、コミュニケーションは十分とれる」と言い、実際それで困ったことはないそうです。
この本のオビに
まず必要なのは、笑顔と中学校で学んだ英単語。この一冊で物怖じせずに、世界中の人たちと堂々とつきあえるようになります。
とあります。
まさに彼女のことだと思いました。
旅行者とビジネスパーソンでは、必要なコミュニケーションは違うかもしれません。でも、どちらも「自分がどんな人間か分かってもらい、相手に受け入れてもらう」ことが基本ですよね。
例え英語が完璧にできたとしても、伝えるべきことがなかったら意味がない。
わたしは外国旅行もほとんど行ったことがないし、ましてビジネスがらみは皆無ですが、いざ世界と向き合うことになったら、まずこういう本を参考にしたいと思います。
阪急コミュニケーションズ
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[share] すべての「お金」の悩みにはすでに誰かが答えを出している
お金の悩みは尽きません。
生きていくために絶対必要なものだけど、これほど扱いが厄介なものは、そうありません。お金で幸せは買えないけど、お金とのつきあい方一つで、幸福にせよ不幸にせよ、状況は大きく変わってきます。
よく考えれば、お金が現れてからずっと、人々はその扱いに悩んできているのです。だとすれば、悩むより前に過去に出された答えにまず当たるのがいいかもしれませんね。
お金と他のものとの決定的な違いは「お金は価値が変わらない」ことだ、と聞いたことがあります。100円で買える物は経済状況で変わってきますが、100円貨幣の価値は、ずっと100円のままです。
だからこそ、他のものとは違うつきあい方が必要になるのかもしれませんね。
マイナビ
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[share] 世界遺産にされて富士山は泣いている
富士山は遠くから眺めるだけの山ですが、一度だけ車で静岡側五合目まで行ったことがあります。
駐車場から見上げると、頂上付近までまっすぐ見ることができて
「これだと確かに『この程度なら上れる』と思って、普段着で登りだして遭難する人が続出しそうだ」
と思いました。
富士山ブームが続きますね。わたしの周囲でも、登山にまるで無縁なのに「富士山登山に行きます」と言った人が3人います。
富士山が世界遺産に登録されましたが、自然遺産での登録ができないなら文化遺産で、という、とにかく登録したい、という強い流れがあったことが想像されます。そして登録されても、継続には条件もあります。
わたしは世界遺産登録に興味はありませんが、富士山が今どんな問題を抱えているのか、気になります。
PHP研究所
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[share] Smiling Sushi Roll (スマイリング スシ ロール) たまちゃんのにっこり寿司
寿司が、叫んでます。
変わり巻き寿司の存在は知っていますが、叫びが寿司になるとは思いませんでした。しかも、さらに多くの名画が寿司になってしまっているようです。
頭に浮かぶのは、ただもう「なんでこんなものが作れるのか」だけです。不器用なわたしには想像がつきません。
おそらく、一般的な具材や食品を使っているのでしょう。それにしても味が想像できません。
寿司で名画を表現しようと思い立ち、それを実現した著者に脱帽です。
リトル・モア
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[share] 切断ヴィーナス
同級生に、幼い頃に事故で片足を切断した男子がいました。「義足」で思い浮かべるのが、彼が普段つけていたものです。
そのイメージが、この写真集を見つけて変わりました。被写体は女性ですが、自分が知っている義足とはかけ離れていたからです。
パラリンピックに出場するアスリートの義足は特別なもので、通常の義足はそれほど変わっていないのでは、と勝手に思い込んでいました。
彼の他に義足の人が周囲にいなかったとはいえ、30年前の古いイメージしか持っていなかったことを反省しました。
[share] 書店ガール
20年ほど前に「書店ガール」でした。アルバイトでしたが。仕事は限られていたし、人手不足の店で大変でしたが、店員たちの棚作りを間近で見、色々話を聞けて楽しかった思い出もあります。
ちなみに自分を含む数人の女子学生アルバイトをのぞいて、書店員は全員男性でした。なので、実際に現場で悩む女性書店員のことはほとんど知りません。書店の裏側も、自分がいた頃とは変わっているかもしれません。
リアルな仕事小説として、書店の裏側をのぞく手段として、興味があります。
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[share] マンガ・アニメで人気の「聖地」をめぐる神社巡礼
アニメの「聖地巡礼」は以前からありましたが、ガイド本、しかも神社に絞ったものが出ているとは知りませんでした。
アニメと神社で、まず思い浮かんだのが「らき☆すた」。だいぶ前にですが、NHKワールドの情報番組「TOKYO EYE」でも取り上げられていました。
あとは先日アニメ放映が終了した、松本大洋「ピンポン」でも神社のシーンが印象的です。この本でも紹介されています。
取り上げられている作品に興味がなくても、ちょっと視点を変えた神社ガイドとして使えそうですね。
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余談
「TOKYO EYE」は、東京とその近郊を紹介する番組なのですが、視点がよくある情報番組とは違っていて面白いです。すべて英語ですが、副音声で日本語も聞けます。
TOKYO EYE – TV – NHK WORLD – English
[share] 猫は神さまの贈り物
長く猫を飼っている知人が、自分の猫について「彼女はわたしに飼われてるわけじゃない」と言っていました。
別にその猫がいくつもの家を渡り歩いてるわけではありません。基本的には知人の家でずっと過ごしているのです。
でも、知人がそう言う気持ちはなんとなくわかります。
猫だからこそ出てくる言葉だと思います。犬に対してこういう言葉はなかなか出てこないでしょう。
でもそれは、なぜなんでしょうね。
この2冊で、その不思議にどっぷり浸ってみたいです。
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