月: 2014年10月
[share] 死にたくなったら電話して
理由やきっかけはなんであれ、1度くらい「死にたい」と思ったことがある人は多いんじゃないかと思います。
そんな時「死にたくなったら電話して」というメッセージが届いたら…。電話した先にあるのは。
実際電話で救われることの方が圧倒的に多いだろうけど、戻れない場所に引きずり込まれてしまうこともあるのかも。メッセージを発した方に悪意があったら、そうなるでしょうね。
そんな風に、妙に心がざわつくタイトルです。発売されたら読んでみよう。
Bluetoothヘッドセット購入
これまで使っていたBluetoothヘッドセット (Jabra CLIPPER) が瀕死の状態になったので、新しい物を買いました。SONY MDR-EX31BN です。ノイズキャンセリング機能が付いています。
ノイズキャンセリング機能に期待していませんでしたが、使ってみて、電車の走行音や空調の機械音が明らかに収まるのには驚きました。普段は必要ないと思いますが、音がどうしても気になる時は効果ありますね。
ただ、自分が一番遮断したい音は人の声なのですが、これは何を使っても遮断できないのが残念。
それとノイズキャンセリング機能をオンにしたとき、切り替わる瞬間に耳に空気が詰まったような感じがします。自分だけかもしれませんが。
クリップが弱くて落ちやすいのは残念ですが、全体的には使い勝手が上がってよかった。
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[share] その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学
日常で「ちょっとした損」をしてしまうことは、よくあります。
人生に決定的影響が出る損はしたことがありませんが、これだって本質的には日常の損と大して違わないでしょう。
ただ損をするだけでなく、損を避けようとして、かえって大きく損をしてしまうことすらあります。
こういう時「損したくないと思う時点で、すでに損してる」という指摘は本当かもしれない、と思ってしまいます。
損を避けるために役立つのが行動経済学です。
この本で行動パターンや、選択する時にどう考えてしまうかを知ることで、悔しい思いをすることは減るはず。
損を完全になくすのは無理でしょうが、可能な限り減らしたいものです。
三笠書房
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[share] 「しないこと」リストのすすめ: 人生を豊かにする引き算の発想
ここ数年で、自分の物事のとらえ方に変化が出てきたと思います。
とにかく色々なことを抱え込みがちだったのですが、意識して手放していかないと、と思うようになりました。断捨離しようとまでは思いませんが。
この本のオビに「明日できることは今日しない」とありますが、これはストレスを減らすために重要なことですね。
しなくてはならないこと、すべきことをどんどん詰め込んで、自分を「押し入れ化」しても、いいことは多分ない。
この先の人生をゆったり過ごすためのヒントが、この本にはありそうです。
ポプラ社
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[share] 総統はヒップスター
今年の春「帰ってきたヒトラー」という小説を読みました。ヒトラーが現代ドイツに突如蘇り、強烈なブラックユーモアを発する芸人として人気者になっていく…、というストーリーです。
自分にとっては間違いなく「今年もっとも衝撃的だった本」です。
さて「総統はヒップスター」。こちらはまんがで、主人公は「草食系メガネ男子のヒトラー」で「ゲッベルスやゲーリングを従えて世界征服…?」。しかも原著は「帰ってきたヒトラー」より先に出版されているとのこと。
これは読まないといかんですな。そして両作品を比較することで、新たに見えてくるものがあるかも。
共和国
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[share] コレモ日本語アルカ?—異人のことばが生まれるとき
「〜〜アルカ?」という言い方を見たり聞いたりすると、確かに反射的に中国人を思い起こします。
しかし、実際には中国人がどういう状況で話すことを表現しているのか、全く分かりません。
ネイティブスピーカーの中国語を直訳するとこうなるのか、中国人が日本語をしゃべるとこうなるのか。
大学の先生や元同僚など、これまで接してきた中国人は、こんな日本語は使っていません。
おそらくこの「〜〜アルカ?」だけでなく、実際の話し方にかかわらず「この話し方は○○人」みたいなステレオタイプがあるのかもしれません。
そういう言葉がどうやって生まれてくるのか、気になります。
岩波書店
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[share] 夜空と月の物語
表紙の空の色、きれいですね。明け方近い空のように感じます。
夜空も、月や星の見え方も、日々変わっていきます。天候なども考えれば、「いつの日かと同じ夜空」は存在しないのかもしれません。
月が出ていると、足を止めて眺めてしまいます。太陽とは違って、静かに眺められるのが月のいいところですね。だからこそ、月にまつわる言い伝えが多くの場所に存在するのでしょう。
月の物語と美しい写真、気になります。
パイインターナショナル
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「国宝 鳥獣戯画と高山寺」見てきました
京都国立博物館で開催中の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」を見てきました。前回サントリー美術館で公開された時にも見に行ったので、7年ぶりです。
平日に見に行くので、それほど並ぶことはないだろうと思ったのですが…。
この新聞記事を見て、とにかく早く行くことにしました。
8時半頃博物館に到着すると、すでに20人ほど並んでいます。9時半の開館時には、300人近くいたかもしれません。
鳥獣人物戯画は順路の後半にあったので、
- 前半の展示をすっ飛ばして、まず鳥獣人物戯画を見る(並ばずに見られた)
- 4巻全部見たところで最初に戻り、順路通り展示を見る
- 鳥獣人物戯画を再度見る(30分待ち)
という感じで見ました。2度とも立ち止まって見ることはできませんでしたが、修復後の明るくなった絵巻を見て、満足です。
甲巻の展示ケースの前に並ぶスペースが確保されていたのですが、全部埋まると2時間待ちにはなりそうです。
そしてイヤホンガイドには「順番待ちをしている人のためのボーナストラック」なんてものがありました。
見終わって外に出ると、入口前には長い行列が。
平日でこれだから、休日は凄まじいんでしょうな。
7年前のサントリー美術館は土曜日に行ったのですが、昼前に美術館への入場制限がかかっていました。
このときも朝一番で行ったので閉め出されることはありませんでしたが、とにかく人がすごかった。
図録にはおまけの豆本がついてました。AR対応というのが驚き。
丁巻を見ていた時、隣にいた60代くらいの女性が
「なんで手塚治虫みたいな絵を描いているんだろう」
と言っていました。これは当然ながら「手塚治虫が鳥獣人物戯画のような絵を描いている」ですな。
よく「日本最古のまんが」と言われますが、変なところでそれに納得してしまいました。
11月には絵巻の後半を見るために、もう一度行きます。
[share] ネオンカラー・デザイン ピカピカ蛍光色のグラフィック・コレクション
ピカピカ蛍光色と聞いて真っ先に思い出したのが、なぜかスキーウェアです。
子供の頃スキー場で、蛍光色のウェアを着たスキーヤーをよく見かけました。雪の中では実に目立つ。
もっと身近な蛍光色は、スーパーなどのPOPでしょうか。
そもそも目立つ物だから、それをどうデザインに取り入れるか、は結構難しそうです。色に負けず、なおかつ特長を生かしたデザインとはどんなものでしょうか。気になります。
ネオンカラーの対極である、モノクロームのグラフィックコレクションもあるようです。
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[share] 黒の文化史
黒は、ありふれた色です。
日常的に触れる黒は、まずは洋服。あとはいわゆる黒物家電とか自動車あたりでしょうか。
わたしは何かを選ぶ時、色の選択があれば黒を選択肢に入れます。しかし「黒が好き」とまでは言えない気がします。
もちろん、嫌いなら最初から選びません。好きとは言い切れないけど気になる色が黒なのかもしれません。
黒は、他の色とは明らかに違う存在感があります。そう感じるのは何故か、黒がどんな風に受け止められてきたのか。
ありふれた色について書かれたこの本、気になります。