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《気になる》誤記ブリぞろぞろ—校正の常識・非常識
タイトルを見て正直「うーん」と思いました。しかし本を作る側にとっては、誤記はこういうものなのかもしれません。
ほとんどの文章がコンピュータで書かれるようになりましたが、校正作業自体は手書きの時代と変わらないと思っていました。しかし実際には、原稿とつきあわせるだけでは済まなくなっているようですね。確かに誤記なのか誤植なのか判然としないケースは増えていそうな気はします。
校正は非常に地味ですが、本を作る上でなくてはならない作業です。それがコンピュータ時代に何がどんな風に変わってきたのか、気になります。
余談
真偽不明ですが、昔「本に誤植を見つけたら、そこを指摘して出版社に送ると、増刷時に誤植が直った本を送ってくれる」と聞いたことがあります。試したことはありません。
日本エディタースクール出版部
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新潮文庫の100冊「ワタシの一行」をもらった
書店でこんな冊子をもらいました。
各社文庫の夏のキャンペーンが始まりました。個人的にはやはり「新潮文庫の100冊」のイメージが強いです。
webサイト「ワタシの一行」をみると、参加している著名人は108人いるようです。「100冊」とありますが、実際には108作あるみたいですね。
作品構成は時間を経て変わってきています。現在のラインナップは読んでいない本がかなり多いです。なので「ワタシの一行アワード」への参加が難しそうorz
でもこの冊子で「これは面白そう」というものを何冊も見つけました。印象的な1行があるおかげで、書名とあらすじの紹介だけより興味が惹かれるのだと思います。そうでない本でも、1行を読むのは楽しい。
個人的には参加著名人の中に鈴木博文さんがいたのが、かなりうれしかった。
《気になる》私が目覚める、読書案内。
雑誌「FIGARO」は、自分がいるところとは違う世界が展開されているように感じます。読んだことはありませんが、目の保養雑誌ですね。
フィガロジャポンオフィシャルサイト madameFIGARO.jp
そこで紹介された本には、どんなものがあるのでしょう。自分とは遠い世界の雑誌だからこそ気になります。思いもよらない本や未知の世界にに出会えそう。
Amazonの紹介文に
読むだけで、見ているだけで心ときめき、飾るだけで本棚が華やぐ、素敵な書籍
とあるのが非常に気になります。特に「飾るだけで本棚が華やぐ」。こういう観点で本を見たことはありませんでした。一体どんな本が出てくるんでしょう。
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《気になる》そのとき、本が生まれた
今自分が読んでいる本。それはいつどこでできたのでしょう。答えは「本とは何か」の解釈によって違ってくるかもしれません。
現在の本が成り立つためには、活版印刷の発明は不可欠だったでしょう。でもそれだけなのでしょうか。
本は「形」と「中身」の両方があって初めて成り立つものです。聖書から始まって、現在のありとあらゆる種類の書物ができるまでどんなことがあったのか。
この本のタイトルは、かなりぐっときます。本が生まれた場所で、一体何があったのか。その世界にどっぷりつかってみたいです。
柏書房
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《気になる》世界がわかる理系の名著
理系学部出身のくせに、この本で紹介されている本はどれも読んだことがありませんorz
「沈黙の春」のごく一部を国語の教科書で読んだだけです。あと大学の社会学の授業で、DNAの二重らせん構造が最初に報告された論文はレター形式だった、と聞いたことを思い出した程度です。
学生時代は自分に降りかかる課題や問題を片付けるだけで精一杯で、余裕がありませんでした。本当は、ちゃんと勉強しているときにこういう名著を読むべきだったんでしょうけどね。世界がどういうものかを知るには、こういった「理系の名著」を読むのが一番いいだろうから。
しかし過ぎたことを嘆いても仕方がないので、世界を知るとっかかりとして、この本をガイドにするのもよさそうです。
鎌田浩毅先生の本はこれまで読んだことはありませんが、写真は結構見ています。名前を聞くと「ああ、あの人」とわかる。なんだか不思議です。
《気になる》バーナード嬢曰く。
“名著礼賛”ギャグ、だそうです。表紙にある
一度も読んでないけど
私の中ではすでに
読破したっぽい
フンイキになっている!!
というセリフにやられました。
わかるなぁ、これ。わたしにも読んでないのに読んだ気になってる本があるし、どんどん読みたいと思う一方で、本を読まずに読んだことにしたい、と思っちゃうこともあります。きっと読書する人は、多かれ少なかれ似たようなことを思うのでしょう。
取り上げられている本には、読んでいるものもそうでないものもあります。読んでないものは、このまんがで読んだ気になれるかしらw
でもここはやはり、読んでないものも読まないといかんでしょうね。
「読書家あるある」にあふれた本、楽しそうです。
《気になる》カバー、おかけしますか?—本屋さんのブックカバー集
最近は本にカバーをかけてもうことが少なくなりましたが、その書店がどんなカバーを使っているかは気になります。
文字だけのものあり、イラストあり、クラフト紙を使っているものはほとんどですが、それでも色も様々。
気に入ったカバーは、ぼろぼろになるまでくり返し使います。家の中をざっと見回して、これは好きだなと思うカバーはパルコブックセンター (日比野克彦デザイン)、往来堂書店、丸善あたりでしょうか。
この本は書皮友好協会が選んだ、全国の書店のブックカバーのカタログです。知らない書店のカバーに出会うのは、知らない本に出会うのと同じくらいわくわくしそう。
出版ニュース社
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《気になる》ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。
14歳だった時の自分のことは、おぼろげにしか覚えていません。教室の中心ではなく隅にいることがほとんどの生徒で、色々なものをこじらせつつあった時期だという記憶だけが残っています。学校は嫌いでした。
しかし今でも自分にとって一番の友人にはこの頃に出会っているので、その点ではよかったなと思っています。
さて、やたらタイトルの長いこの本。14歳にむけたブックガイドで、どう見ても定番の本は掲載されてなさそうです。
こういうところに載っている本をたくさん読んでいたら、こじれる方向が違ったかもな、と思いました。それが自分にとって吉だったのか凶だったのかは知る由もありませんが。
40代の自分は14歳の時と同じ読み方はできませんが、自分の中に固まっているものをずらすために、このブックガイドは役立ちそうです。
河出書房新社
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幅書店の88冊 あとは血となれ、肉となれ。
幅さんは、現在中日新聞の日曜書評欄で大型コラムを書いていらっしゃいます。コラムは酒井順子さん、椎名誠さんと交代です。
この3人によるコラムは、毎週1つのテーマについて3冊の本をあげる、というものです。取り上げられる本は古い本が多く、品切れや絶版本が混じることも。独自の視点で書かれるコラムは、読んでいてい楽しいです。
その幅さんのエッセイ集。どんな本が取り上げられているか、どんな風に本に向かっているのか。気になります。
「あとは血となれ、肉となれ。」。読んだ本を血と肉にするには、自分自身に力がないとできないことだと思います。その力は簡単に身につくものではありませんが、自分もそういう力をつけられたらと思っています。
マガジンハウス
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《気になる》本屋さんで待ち合わせ
本屋さんで待ち合わせ、よくやっていました。
時間にルーズな人と待ち合わせするときには必ず本屋を集合場所にしていました。これだと待たされても、それほどイライラしないで過ごせたので。駅ビル内の書店など、あまり大きくない書店がちょうどいい。
このタイトルを見て「そういえば本屋さんでの待ち合わせって最近やってないなあ」と懐かしくなりました。
この本は書評集です。書評そのものの楽しみと、人に待たされぶつくさ言いながらも本の間を歩き回った楽しみ。2つの楽しみを同時に味わえそうな気がします。