《気になる》緩慢の発見

不思議なタイトルです。わたし個人は、緩慢の対義語である「敏速」の方が発見にふさわしい気がします。人間の生活は、時代が下るほどスピードが上がっているから。でもスピードが上がるからこそ、緩慢に出会うことが「発見」になるのでしょう。
主人公はジョン=フランクリン。イギリスの海軍将校です。軍人と緩慢は相容れないもののようにも感じます。両者の関係はどんなものだったのでしょうか。

オビにある「遅い者のほうが多くを見る」って、いい言葉ですね。これだけも読んでみたくなります。

 

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