内田百閒「冥途」に出てきた料理を作って食べる
近所のスーパーで珍しく葉付き人参が売られていたので買ってきました。
根の方は普通の料理に使って、葉はゆでて酢をかけて食べることにしました。
内田百閒の短編「冥途」に
それから暫らくして、私は酢のかかった人参葉を食い、どろどろした自然生の汁を飲んだ。
という一節があって、酢のかかった人参葉ってどんなものか一度食べてみたかったのです。
硬い茎は取り除きます。人参3本からこれくらいの葉が取れました
ほうれん草などと同じようにゆでます。ゆであがりがこれくらい。
これにそのまま酢をかけます。かけたのはミツカンの醸造酢。一番ありふれた酢です。
人参葉は独特の香りがあって、それに酢が意外と合うことがわかりました。
しかし人参の茎は意外と硬く、もう少しゆでてもよかったかなとは思いましたが。
最初に取り除いた太い茎は、刻んでカレーに入れました。
人参の葉は天ぷらやふりかけなどにもできるようですね。
滅多に手に入るものではないけど、機会があったら試してみよう。
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