Macから離れたところでも、読んで役に立つかも〜MacPeople2011年1月号を読んで #rvpl

先月に引き続き、レビュープラスさんよりMacPeople2011年1月号を献本いただきました。ありがとうございます。

MacBookAir でやってほしいこと
巻頭特集はMacBookAir。twitterのタイムラインでも買ってしまった、買うぞという方を多く見かけました。
わたしも実際家電量販店のMacコーナーで見ましたが、確かに薄い軽い。欲しくなる気持ちはわかる。
特集はMacBookAirでできること、できないことがコンパクトにまとまっていて、読みやすくわかりやすい。
特にキーボードやトラックパッドに実際に男性の手を乗せて見た写真など、「見てすぐわかる」解説が多いのが印象的。
しかし同時に気になる。「これ、折れたりしないの?」
かつて超薄型のwindowsノートパソコンが満員電車の中で折れた、と言う話を聞いたことがあります。
MacBookAirに限らずiPadもそうですが、ビジネスバッグに入れて満員電車に乗った場合、大丈夫なんでしょうか。「折れてしまった」という話は実際には聞いたことはありませんが、それが気になるのは自分だけでしょうか。
かつてIBMの営業が客先でやっていたらしい「Thinkpadを閉じた状態で空手チョップをする」をMacBookAirで実行する猛者はいないのか、分解するなら空手チョップもやってほしい、などと不謹慎なことを考えてしまいました。
最適化とカスタマイズの特集なので内容的にはそぐわないのは承知ですが、その辺りの検証記事があるともっとよかった。
「Thinkpadに空手チョップ」の話は、実際にIBM製のシステムを導入していた会社の社員から聞きました

 

「実感!有料サービスの価値」に心動かされた
Webサービスなどは無料で使えるのがあたりまえになっていて、無料の範囲で使えばいい、別にお金払わなくたって、と思っていましたが、特集記事の「実感!有料サービスの価値」を読んで少し心動かされました。有料にすることのメリットがはっきり提示されていたからです。
取り上げられているサービスのうち、自分が使っているのはEvernoteとDropbox、flickrですが、特にEvernoteの有料サービスはかなり心が動きました。自分が書いたメモやいただいた名刺の管理に使おうかなと考えると、無料だと厳しそうだし。
Dropboxは使い始めたばかりだし有料にする気はありませんが、それでもシステムバックアップや「音楽データを同期することでストリーミング再生が楽しめる」という、目からウロコな使い方もあり、「お金を払うだけのことはある」のか「払ったからにはそれくらいしないと」なのかわかりませんが、有料サービスの力を感じることができました。

 

「ビギナーのためのストレージ入門」が読み応えあり
MacPeopleを読んでいると、意外とハードウェア系の記事が目につきます。ハードウェアは特に詳しくありませんが、読むと結構面白い。
例えば「ビギナーのためのストレージ入門」。別に目新しいことが書いてある訳じゃないけど、HDDやSSDの構造から始まって、メンテナンスやトラブルシューティングまでが丁寧に解説されています。
通常使っている分にはそこまで気にしなくていいことかもしれないけど、あればいざというとき役に立つ。そしてコンピュータに限ったことではありませんが、「仕組み」を知ることはとても楽しい。身近にあるけど実態が分かりにくいものの仕組みをしることは特に楽しい。 ハードウェア系の記事はそういうものだと思います。

 

ミステル・カカオさんのインタビューがよかった
今回意外と楽しかったのが、巻末掲載のプロレスラーミステル・カカオさんのインタビュー。
マスク職人としての顔も持つという彼。なんと裁縫も知らないところから見よう見まねでマスクやコスチュームを作るようになった経緯が面白い。
インタビュアーの「それって無謀じゃないですか?」の問いに「でも、プロにお願いされたら、作らざるを得ないじゃないですか?」と。
そしてもう一つ、「自分でもリングに立つようになってからは、マスク作りのコツがよりわかるようになりました」という言葉が印象的でした。
プロレスラーとしてというより一人の働く人へのインタビューとして、彼の姿勢には学ぶものがありました。
余談ですがインタビューの中にWWEの話が出てきます。わたし自身はプロレスはほとんど知りませんが、テレビで録画放送を見たことはあります。徹底した茶番劇 (ほめ言葉です、念のため) で、わたしが見ても非常に楽しかったです

 

まとめ
MacPeopleは文字通りMac専門誌です。当然記事はほとんどがMac関連の内容です。でも、Windowsユーザの自分でも楽しめる記事が多く、読み応えがあります。それはつまり、かつてほどWindowsとMacとの間にある垣根が高くなくなっている証拠でもあるし、いい意味で敷居が低い記事が多いからでしょう。読みやすい、読んで楽しいだと思います。
MacPeople編集部の皆さん、レビュープラスさん、ありがとうございました。

 

Mac People (マックピープル) 2011年 01月号 [雑誌]
アスキー・メディアワークス (2010-11-29)

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