「貴婦人と一角獣展」を見てきました
大阪で「貴婦人と一角獣展」を見てきました。国立国際美術館に行ったのは初めてです。
貴婦人と一角獣展 | 国立新美術館(東京・六本木):2013年4月24日(水)〜7月15日(月・祝) | 国立国際美術館(大阪・中之島):2013年7月27日(土)〜10月20日(日)
会場に入ると、最初の展示室に6枚のタピスリーが掛けられています。まずその大きさに圧倒されました。
これらより大きな絵を見たことは何度もありますが、それでも「こんなに大きなものだったのか」と絵とはまた違うインパクトを受けました。描かれたのではなく、織られたものだからこそかもしれません。発せられるものが絵とは違う感じ。質感も全然違いますしね。
赤と青の深さに圧倒されます。タピスリーごとの貴婦人と一角獣、獅子の表情を見比べるのも楽しい。
そして周囲に描かれた花々の美しいこと、動物たちの愛らしいこと。花は種類がわかるくらい正確に織られています。
タピスリーの次の展示室で、描かれた植物や動物の拡大写真と解説を見ることができます。デジタルシアターでは貴婦人の顔だけ、獅子だけ、といった風に6枚それぞれの細部を比較した映像も見られました。
「触覚」を見ているとき隣に60代と思しき男女がいたのですが、男性が
百獣の王たる獅子と想像上の動物の一角獣を従える。自分たちにはそれだけの権力があると示すために作ったのかも
などと話していました。1つの解釈としてそういうのもありかもしれませんね。
タピスリーは最初の展示室にあり、まずここをじっくり見たあとに順路通りに鑑賞し、最後にまた最初に戻ってじっくり見る。そんな感じで鑑賞してきました。
国立国際美術館は地下1階に受付、地下2階が常設展示、地下3階で「貴婦人と一角獣展」をやっています。
地下1階には記念撮影スペースがありました。一角獣になりきれますw
美術館を出たあとは、北浜の「五感」に行ってきました。
ケーキと紅茶をいただいたのですが、ケーキの見本は15種類くらい、大きなトレイにのせて席まで持ってきてくれました。目の保養になる、見ているだけで楽しくなるようなケーキたち。一番オーソドックスないちごのショートケーキをいただきました (写真なし)。
古い建物をそのまま使った、いい店でした。
そして適塾に寄り道。
適塾のことはまったく知らなかったのですが、五感から淀屋橋駅に歩いて行く途中で前を通り、中を見学できるので入ってみたのです。
福澤諭吉が学び、大阪大学医学部の前身になった塾なのですね。
さらに大阪府立中之島図書館などを外から見て、淀屋橋から新大阪へ。
淀屋橋近辺は初めて行きましたが、ビジネス街に古い建物が残り、意外といいところだなと思いました
当日大阪の最高気温は38℃あったらしく、移動だけで汗だくになってしまいましたが、出かけた甲斐がありました。
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