《気になる》ウサギの日本文化史
わたしが初めて接したうさぎは、小学校の飼育小屋にいました。典型的な東北の田舎に育ったのですが、野生のうさぎは見たことがありません。その辺の山にいたとは思うんですが。
今自宅には、11歳のうさぎがいます。数ヶ月前からほぼ寝たきり状態です。
古くからうさぎはありふれた動物です。神話に出てきたり絵の題材になったり。食料としてもかなり身近だったでしょう。わたしの祖父母の年代ならば、食べるために飼っていた人も少なくないに違いありません。今でも食用うさぎはいますしね。
ありふれているからこそ普段大して関心が払われないうさぎですが、日本文化の中にどう位置づけられてきたかを振り返ってみるのも面白いかもしれません。
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赤田 光男
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余談
日本画でうさぎというと、まず出てくるのが鳥獣人物戯画です。これに出てくるうさぎは、骨格の特徴や毛の長さ (身体の部位によって長さが違う) など、解剖学見地から見て非常に正確に描かれているそうです。
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