[share] 一〇〇年目の書体づくり—「秀英体 平成の大改刻」の記録
かなり昔の話ですが、印刷の専門家にこんな話を聞いたことがあります。
ある時、某所から「日本で一番使われているフォントは何か」と問い合わせがきたそうです。返答にに困ったらしいですが、結局「読売新聞のフォント」と答えたようです。
確かに「日本で一番使われている」だと漠然としすぎていますね。用途や分野でも変わってくるでしょうし。
この話を聞いたのはネットが普及するずっと前のことです。もし今印刷媒体だけでなく、ネット媒体まで含めて同じ問いを考えるとと、どういう答えになるんでしょうね。
この本に取り上げられている秀英体は、かなり使われているフォントだと思います。作られて100年も経っていたんですね。
秀英体は、2005年からなんと7年の歳月をかけて改刻されました。この本には書体開発に関わる話が、企画・作り手・使い手それぞれのインタビューでまとめられています。
普段の生活に欠かせないフォントがどう作られているのか、興味があります。
一〇〇年目の書体づくり—「秀英体 平成の大改刻」の記録
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