「NIPPONパノラマ大紀行〜吉田初三郎のえがいた大正・昭和〜」見てきました

2014-08-20 16.17.48

 

名古屋市博物館で開催中の「NIPPONパノラマ大紀行〜吉田初三郎のえがいた大正・昭和〜」を見てきました。

 

NIPPONパノラマ大紀行 吉田初三郎の描いた大正・昭和|名古屋市博物館

 

吉田初三郎を知ったきっかけは、今年3月4日のGoogleロゴです。この日は彼の130回目の誕生日でした。これで鳥瞰図専門の絵師の存在を知り、興味を持ちました。

展覧会では、日本各地の鳥瞰図ほか、昔の観光ポスターなども展示されていました。
それらを見ることで、観光の歴史をたどることもできます。

鳥瞰図は、かなりデフォルメされ、なおかつ非常に細密に描かれています。そのおかげでそこがどんな場所か、よく分かる。
そこにあるものだけが描かれているのでもありません。例えば神戸市交通名所図絵には、神戸から見えるはずのない富士山や東京、西は下関とか釜山の位置まで描きこまれていました。
鳥瞰図の依頼主は役場だったり、観光地の有名旅館だったり。
関東大震災や広島の原爆の被害図もありました。

鳥瞰図は大部分がガイドブックなので、大きなものではありません。そのため展示ケースの奥にあるものが、ちょっと見にくかったのは残念。可能なら、実際に手にとって間近で見たかった。

展示室内に、鉄道関係の書籍の販売コーナーがあったのですが、その中で「空から日本を見てみよう」のDVDが販売されていました。確かに現代の鳥瞰図、土地のガイドはこの番組かも。
図録は製本されたものと電子版がありました。電子版の図録は初めて見ました。今回は細密な絵が多いので、拡大してみられる電子版の方が適しているかもしれませんね。

 

これは大きめのモニタで見てみたい
これは大きめのモニタで見てみたい

 

かなり長時間、鳥瞰図に見入ってしまいました。なんだかワクワクする、実際にそこに行ってみたくなる展示でした。

 

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