[share] <肖像>文化考
「肖像」を大辞林で調べると、こんな風に書いてあります。
この本で取り上げている「肖像」は、写真や広告も含めたもっと広い範囲に及びます。「似姿」が一番近い言葉かもしれません。
自分にとってもっとも身近な肖像は、職場IDカードの写真のような気がします。
それを首から提げている本人と写真を見比べてしまいます。髪型が違っていたり、変にかしこまった表情をしていて、両者の雰囲気が違う人が結構多い。
写真につい目が行ってしまうのは何故でしょう。
この本で「肖像」と人との関わり、そしてそれに惹かれる理由がわかるかもしれません。
余談
数年前、あるお宅を訪ねました。
そこは戦前の大地主で、昔ながらの豪農の家に住み、仏間の上部には先祖代々の写真が額装されて飾られていました。「こういう家を見たの何十年ぶりかも」と思いました。
古い豪農の家も先祖代々の写真も、今や絶滅危惧種かもしれません。
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