3D映画初体験
「ヴァチカン美術館 天国への入口」という映画を観てきました。初めての3D映画です。
彫刻を3Dで見ると、本当にこちらに迫ってくるようですごい。臨場感がまるで違う。
その一方、絵画は正直妙な感じがしました。平面に遠近法を使って表現されている物が、現実の遠近を伴って見えるわけです。立体絵本を見ている感じに近い気がします。
2Dと3Dの一番の違いは、身体感覚のように思います。
3Dだと、カメラが動くのに合わせて、身体が座ったままカメラとともに進んでいるように感じました。水平から天井に向いた時は、背中が床に向かったように感じます。
螺旋階段を上からのぞいた状態で、階段が回転している映像が何度か出てきたのですが、それが長時間続いていたら目を回したかも。
上映前に「ジュピター」の予告編の3D映像を見て、「映画全部見たら酔うな」と思いました。
「ヴァチカン美術館」はかなり動きの少ない映画ですが、初めて3D体験するにはちょうどよかったのかも。
慣れの問題なんだとは思いますが、やはり映画は2Dの方がいい。この感覚には「電子書籍か紙の本か」と同じ対立構造がありそうです。
現実世界の立体感と、3D映像の立体感は、やはり違いますね。
先月は「ナショナルギャラリー 英国の至宝」を観ました。
美術品は本物の前に立つのが一番いいのですが、映画館のスクリーンで観るのもいいですね。
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