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発想の前段階でも役に立ちそう〜Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術
「R-style」の倉下さんの最新刊です。
倉下さんの本は、デジタル / アナログのどちらかに偏ることなく、必要に応じたスタイルを提案してくださるので好きです。
この本はアイデアの種を見つけ、それを育てて発想につなげていく流れを順を追って解説されています。
自分に取っては、前半のアイディアの種を見つける方法論の部分が非常に面白かったです。
この本は発想術の本ですが、自分にとっては発想の前段階、頭をいかに柔らかくするか、物の見方を変えていくか、の教科書として役立ちそうだなと感じました。
というのは、読みながら自分自身の「硬さ」を再認識したからです。
「はじめに」に
「アイデアなんて、自分には考えられない」
「アイデアなんて、自分には考えもつかない」
「アイデアなんて、自分には考えられるはずもない」
という言葉が出てくるのですが、自分がまさにそう。それどころか「そもそもアイデアってなんなんだ?」と思っているくらいです。
この本には「アイデアって何?」についての解説もあります。
普段の生活の中で自分は頭が固いな、と思うことがあります。そしてかなりぼーっとしているので、ぼーっとしている間にいろいろなことが過ぎ去ってしまう。
それで直接困ることはあまりないのですが、それでも大切な何かを逃しているのかもしれない、と感じることがあります。
やっぱり頭は固いより柔らかい方が絶対いいし、頭を柔らかくなって物の見方が変わってくると、それによってきっと世界も変わってくる。その結果、生活に楽しみが増えるかもしれない。
自分はかなりぼーっとしている、と書きましたが、もちろん毎日何も感じないで生活しているわけではありません。
ただ、何か感じたことを自分でつかむことが下手なだけかもしれない。
アイデア云々以前に、もっと自分が感じることに敏感になり、それを書き留める習慣をつけることで頭を柔らかくし、物の見方を変えるきっかけがつかめるかもしれない。
アイデア以前のところで止まっているのはちょっと情けなく感じますが、それを変えていくきっかけがつかめた気がします。
まずはメモを毎日書けるように、目や耳をもう少し敏感にしてみよう。
技術評論社
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