《気になる》チボの狂宴

先日「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」という本を読みました。第2回twitter文学賞の外国文学部門で1位になった本です。
ドミニカ共和国という、自分にとってはまったく未知の国にまつわる、おたく文化やマジックリアリズムがない交ぜになった、むちゃくちゃ面白い小説でした。今年ここまで読んだ本のベスト3に確実に入る。
「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」の作者ジュノ=ディアズは、子供の頃ドミニカ共和国からアメリカに移り住みました。彼がドミニカ共和国について書くことに対する複雑な思い、バルガス=リョサに対する意識などについて訳者あとがきに解説がありました。
この解説と、小説中では1カ所バルガス=リョサへの言及があります。「チボの狂宴」は訳者あとがきに出てきました。
ドミニカ共和国の独裁者について書かれたこの小説も、読んでみたいと思います。

今年はいくつか続けて外国文学を読んでいるのですが、世界には自分が知らないものがたくさんある、という当たり前のことを再認識しています。

 

チボの狂宴
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