《気になる》「死ぬのが怖い」とはどういうことか

家族を看取り、前日まで元気に働いていた同僚が翌朝突然亡くなったり、同級生の訃報も何度か届いたり、だんだんと死が身近になってきたと感じます。
小学生の頃に、突然「人は死ぬんだ」「死ぬのは怖い」と頭に浮かび、泣きそうになった記憶があります。今でも死は怖いと思います。しかし、小学生の自分が感じた怖さと、現在の自分が感じる怖さが同じものなのかはわかりません。そして確かに死は怖いけど、具体的に死の何かどう怖いのか、これもわからない。
「死」は哲学において非常に大きなテーマであると思います。「死とは何か」も興味深いけど、わたしはむしろ「なぜ死を怖いと思うのか」を知りたいと思います。
この本は自分の興味にぴったりだと思います。死に対する怖さは生きている限りなくならないだろうけど、なぜそう思ってしまうのかを知るきっかけにできればいいなと思います。

 

「死ぬのが怖い」とはどういうことか
前野 隆司
講談社
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