月別: 2013年10月

《気になる》銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件

なんとも印象的なタイトルです。何が縮んでしまったのでしょう。強盗のような非常事態に遭遇したら心が縮んでしまいそうですが、きっとそういうことではない。
それに銀行強盗自体が大事件であり、それで妻が縮んでしまったことがさらに事件になってしまったのでしょうか。
とても謎に満ちた物語のようです。興味は尽きません。

個人的には銀行強盗という言葉がきたら、次に「おびえる」とか「恐怖」とか「壊れる」がきそうな感じがします。「縮む」は予想外でした。だからこそ、このタイトルが引っかかるのかもしれません。

 

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件
アンドリュー・カウフマン
東京創元社
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《気になる》内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

今の世の中、「明るくて積極的で外向的な人」が評価されます。就職するにもコミュニケーション能力が重視され、何事にも積極的で自分の考えをどんどん発信する人が「能力がある人」と評価されやすい気がします。
それとは反対に消極的な、内向的な人もいます。確かに内向的だと、競争の中では損はしやすいかもしれない。
でも明るく積極的な人にしたって、常にその状態では疲れてしまうのではないでしょうか。「外向的」「内向的」は誰の中にもあるもので、一方はよくてもう一方はよくない、と単純に決められるものでもないでしょう。
例えば営業職は「よくしゃべって押しが強い人が成績がよい、内向的だとできない」と思われがちですが、実際には「口べたで押しは弱いけど成績がいい」人も存在します。
「成功するためには外向的な方がいい、外向的になろう」といった意見が多く出る中で、内向的であることに焦点を当てた本が出てきたのは興味深いですね。

 

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力
スーザン・ケイン
講談社
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余談
Amazonの内容紹介に

アメリカ人と言えば、社交的で自己主張が激しそうなイメージがあるが、実際にはその三分の一が内気でシャイな内向型だという。

とありますが、これを題材にした英文を、中学か高校で使っていた英語テキストで見たことがあります。
アメリカ人はみんな明るく積極的でフランクな人ばかりだと思っていたのに、生まれて初めてあったアメリカ人男性は口べたで物静かな人でがっかりした、とかいう内容でした。

《気になる》行正り香の はじめよう! ひとりごはん生活

一人暮らしの人向けのレシピ集です。
一人でいると、色々なことがいい加減になりがちです。特に食事は毎日のことだから、手抜きになってしまう確率が高い。
でも一人だからこそ、簡単でもきちんとした食事を作れれば、それだけで生活が豊かになる気がします。
一人暮らしでなくても同じかもしれません。たまに一人で食事する時は、ここぞとばかりに手抜きになってしまいます。そこで一人分をちゃんと準備できるのが「素敵な人」なのかもな、と思ったりします。
素敵な人への道は遠そうですが、一人でもちゃんと食事を整えるヒントとして使えそうです。

 

行正り香の はじめよう!  ひとりごはん生活
行正り香
朝日新聞出版 (2013-09-20)
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《気になる》がんばった分だけ認められる 女子の仕事術

「女子の」と銘打ってありますが、女子だけに限った話ではないかもしれないな、と思いました。
男でも女でも「がんばった分だけ認められる」ためには、相応のがんばり方があると思うからです。
自分の身近でも「こんなに頑張っているのに認められない」と、くすぶっている男性たちがいます。彼らの仕事を直接知っているわけではないのですが、「認められるポイント」と「その人ががんばっている (がんばりたい) ポイント」がずれているのかな、と感じます。
もちろんそれは上司におもねるとかいう話ではなく、認めてもらえるポイントを押さえた上で自分のやり方を通す、という形になると思いますが。

いくらがんばっても、それが空回りしてしまうのは残念です。周囲に認められるかどうかという視点で、自分の仕事を振り返るきっかけになりそうかな、と思って興味を持ちました。

 

がんばった分だけ認められる 女子の仕事術
千葉 のり子
日本実業出版社
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《気になる》数学序説

数学が苦手な人でも読める入門書です。ロングセラーの名著ですが、読んだことがありませんでした。
Amazonの紹介文に

『零の発見』と双璧を成す数学入門の古典的名著

とあります。こちらはは高校生の頃に読んでいます。内容はすっかり忘れてしまいましたが。
数学と無縁の生活を送るようになってかなり経ちます。かつての教科書を読んでも、全然わからない可能性が非常に高い。
でもまたいつか高校レベルから数学を勉強したい、と思うことがあるので、振り返りの最初の一歩として、この本を読むのも良さそうです。もちろん『零の発見』も一緒に。

 

数学序説 (ちくま学芸文庫)
吉田 洋一 赤 攝也
筑摩書房
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零の発見—数学の生い立ち (岩波新書)
吉田 洋一
岩波書店
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《気になる》三面記事の歴史

実際には社会面のニュースを指しているのに、三面記事と書くとなんだか下衆な雰囲気が増しますね。実際に社会面を見れば、まっとうな? 社会ニュースから「まさに三面記事やな」というものまで混在しているわけです。そしてついつい目が行ってしまうのも、三面記事的な内容なんですね。
この本に集められた三面記事は、中世から現代まで500年分です。背景や舞台は変わっても、事件の本質は大して変わらないのかも。「歴史は繰り返す」ならぬ「三面記事は繰り返す」なんでしょう。
ゴシップを追いかけるのは趣味がいいことではないと思いますが、妙に惹かれる物があるのも確かです。

作者は「でぶ大全」と同じ人です。どちらの本も下衆な雰囲気たっぷりで、それはそれで面白い。

 

三面記事の歴史
三面記事の歴史

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ロミ
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でぶ大全
でぶ大全

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ロミ ジャン フェクサス
作品社
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《気になる》私の本棚

人が読んでいる本は気になります。電車内で読んでいる人がいると、ついタイトルを追いかけてしまいます。
本棚は今読まれている本と比べると、目にする機会が非常に少ない。その人の家に行かない限り見られませんからね。だからこそ、読まれている本以上に本棚に興味が出てくるのかもしれません。
この本は名うての読書家23人による、本棚にまつわる話を集めています。皆さん本棚にどう立ち向かっておられるのか。楽しい話が読めそうです。個人的には南伸坊や中野翠が気になります。

 

私の本棚
私の本棚

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新潮社
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余談
わたしの本棚は既に破綻し、何層にもわたって積み重ねられ、どこに何があるかわからなくなっていますorz
冊数自体は少ないのですが、書籍向けではない棚を本棚として使っているせいだと思います。
ちゃんとした本棚を買って一から整理したいとは思っているのですが、そのためにはちょっとした引っ越しくらいの手間がかかりそうですorz

《気になる》東京スカイツリーを撮影している人を撮影した本

東京スカイツリーを初めて間近で見たのは、一昨年の5月でした。千葉の親戚宅に行くために総武線快速に乗り、その車窓から見上げたのです。千葉方面に行ったのが数年ぶりで、前回の訪問時には立っていませんでした。
見上げて「なんでこんな巨大なものが立っているのだ」と、とても怖くなりました。これまでに見た中でもっとも高い構造物だからかもしれません。
さて、観光でスカイツリーを訪れた人は、それの写真を撮ります。しかし巨大だから工夫なしでは全体を撮影できない。その結果、様々な格好で挑む人が量産されます。その人たちを撮影した写真集です。
表紙では皆さん見事に同じ姿勢で撮影しています。もちろん偶然でしょうが、集団パフォーマンスのようです。
スカイツリーそのものを見るのではなく、それを見ている (撮影している) 人を見る。スカイツリーそのものを見るよりはるかに面白いかも。

 

東京スカイツリーを撮影している人を撮影した本
太田 友嗣
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《気になる》仕事に必要なことはすべて映画で学べる —会社に使い倒されないための9の心得

日経ビジネスオンラインに「押井守監督の『勝つために見る映画』 (全文読むためには会員登録が必要)」という連載があります。メインテーマは「勝負論」で、そのヒントになる映画が多く紹介されています。
わたしはもともと映画をあまり見ず、取り上げられている作品では「機動警察パトレイバー2」しか見ていませんが、楽しく読んでいます。
一番印象的だったのは「不敗の構造を自分の仕事に作り込もう」。確かにこれを知っているかどうかで差が出るな、というキーワードが出てきます。
この連載が単行本化されます。しかも全面リライトの上情報も増えているとのこと。ウェブ連載より濃くなった勝負論、ぜひ読んでみたい。

 

 

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《気になる》こうしてお前は彼女にフラれる

1年ほど前に「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」を読みました。第2回twitter文学賞で海外部門1位になった作品です。テーブルトークRPGとかSFが大好きで、まったくモテないおたく青年が主人公の、カリブの呪いとSFがごちゃ混ぜになった、むやみやたらに面白い小説でした。表紙が内容とぴったり合っていて、すごくいい。
この小説に、オスカーのルームメイトのユニオールという浮気者の青年が出てきます。彼がこの本の主人公です。あの小説の彼が戻ってきた、と俄然読みたくなりました。
しかも、表紙のテイストが「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」と同じです。うまいと思います。

 

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