《気になる》中高年のための文章読本
タイトルだけ見て、「高校生のための文章読本」が文庫になったかと早とちりしました。
「高校生のための」と「中高年のための」だと、何が違うだろう。
高校生が「手つかずの未来をたくさん抱えた存在」だとすれば、中高年は「たくさんのものに手をつけて何かを手に入れたor失った存在」といえるでしょうか。
文章を書くことについて年代で区切ることにあまり意味はないかもしれませんが、根本は同じでもそれぞれにとってよりよいアプローチは違ってくるかもしれませんね。
今の自分・これからの自分がどう考え、どう表現するかについてのヒントがありそうです。
高校生のための3部作「高校生のための文章読本」「高校生のための批評入門 (これは文庫になっている)」「高校生のための小説案内」は、すべて「超絶おすすめ」です。高校生が読むだけなんてもったいない。「読む」「感じる」「考える」「表現する」の基本に立ち返れる本だと思います。
中高年のための文章読本 (ちくま学芸文庫)
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梅田 卓夫
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