BSプレミアム「おまえなしでは生きていけない〜猫を愛した芸術家の物語〜」を見た
先日「おまえなしでは生きていけない〜猫を愛した芸術家の物語〜」を見ました。見たのは第2回の内田百閒と第3回の向田邦子。
自分は猫と犬なら断然猫派です。でも一番はうさぎだよ。
百閒先生の回について。
「ノラや」はもちろん読んでいるし、黒澤明「まあだだよ」も見ています(TV放送でですが)。しかしこうして改めて百閒先生とノラのつながりを見ると涙が出そうになった。
共に生活する動物が消えてしまったことによる悲嘆は、猫に限らず動物とともに暮らしたことがある人ならきっとわかると思います。
今回百閒先生の声を初めて聞くことができました。過去のラジオ番組の録音が残っていたらしいです。これが一番嬉しかった。
実践女子大学大学院の公開講座「百閒先生面白帖—龍之介戯画と多田基あて書簡—」と展示も、知ってたら上京していたよorz
芥川龍之介が百閒先生を描いた「百閒先生邂逅百閒先生図 (百鬼園随筆の表紙の絵)」の本物が見られたはず。大好きなんです、この絵。
向田邦子の回について。
向田邦子はかなり前に数冊読んだきりですが、小説もエッセイも印象に残っています。
身の程知らずもいいところですが、もし書けるならこんな文章を書いてみたい、と思える人でした。
ドラマは見たことがありません。番組内で「阿修羅のごとく」が紹介されていたのですが、これは本を読んでみたいです。連続ドラマは集中力の問題で、多分最後まで見られない(^^;
番組を見て、また彼女の本を読んでみたくなりました。あと向田邦子の手料理も気になる。
あとがき
向田邦子を人に勧めるとき、最近は霊長類ヒト科動物図鑑をあげることが多いです。この本には「味噌カツ」というエッセイが収録されているのですが、これを愛知県民に紹介するとかなりの確率で相手の目が輝きますw
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