《メモ》遠いようで近いものを知る〜科学哲学の冒険
大学時代は理工学部というところにいたので、科学と哲学の近さというのは実感としてあるけれど、科学哲学そのものを勉強する機会はありませんでした。一般教養の先生でも科学技術に絡めて授業をしている人は多かったんだけど、科学哲学が専門の先生がいなかったので。でも勉強したい分野だったな。
専門的なことは大学卒業とともに頭の底に穴が開いて全部流れて行ってしまったので(^^; 基本的なことを聞かれても答えられません。この本の中に出てくる多くの法則なども「あー、すっかり忘れてしまってるorz」の連続でした。非常に惜しいことをしている。
NHKスペシャルの数学系の番組もよく見ますが、実にきれいに忘れている。ここまできれいに忘れるのもすごい、と自分で思ってしまうほど忘れている。でもだからと言って、勉強が嫌いだったわけではない。成績は悪かったけど、今からでも機会があったら勉強し直したい、という分野はあるので。
それはともかく、本格的に科学哲学の本を読む前の入門編としてこの本を読んだのですが、科学哲学というものを俯瞰することができ、対話形式なので取っつきやすくて楽しかったです。改めて、科学哲学は面白い分野だと思った。1回読んだだけでこの本の内容を理解できたわけではないけれど、もう少しこの分野の本をいろいろ読んでみたいと思いました。そしてまた、この本に戻ってきてみようと思います。
科学哲学の冒険—サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)
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戸田山 和久
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