投稿者: sazanami
メディアマーカーの登録件数が6,000件を超えました
11月26日に、メディアマーカーの登録件数が6,000件になりました。6,000件目は、リデル=ハート「第一次世界大戦〈上〉」でした。
5,000件目を登録したのは2013年12月17日、永野裕之「根っからの文系のためのシンプル数学発想術」でした。
4,000件目を登録したのは2013年1月31日、いとうせいこう「想像ラジオ」でした。
3,000件目を登録したのは2012年3月30日、枡野浩一「歌—ロングロングショートソングロング」でした。
2,000件目に登録したのは2011年4月30日、「フランス名詩選」でした。
1,000件目を登録したのは2009年11月4日、夏目漱石「私の個人主義」でした。
今年は今日までで61冊の本を読了しました。意外と読んでますね。
来年も、読みたい本を読みたいペースでのんびり読んでいこうと思います。
技術評論社
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今年は珍しくたくさん映画を見たので
今年は新作旧作合わせて16本の映画を見に行きました。人生で最も多く映画を見た1年でした。
特に印象的だった映画をご紹介します。
少女は自転車に乗って
サウジアラビア初の女性映画監督による作品です。サウジアラビアは法律で映画館の設置が禁じられており、この作品を国内で上映すべきか否か、が現地の新聞の1面で論じられたそうです。
女性が自転車に乗ることが許されない社会で、自転車がほしい少女ワジダがどう奮闘するか、がストーリーの核になっています。
イスラム社会で女性がどのように扱われているかは、この映画でも随所に出てきます。しかし、声高に何かが叫ばれることはありません。制作する側が、イスラム社会でも受け入れてもらえるように、かなり神経を使ったのではないかと思います。
映画を見たあとに見つけた記事ですが
もう一つ、私が思ったのは、どんな社会にもマララパパのような人がいる、ということ。例えばサウジアラビア初の女性映画監督は、両親から、女の子だから○○できない、と言われたことは一度もない、とインタビューで語っています(映画『少女は自転車にのって』を見た際に購入したパンフレット収録の記事)。
色々と難しい情勢が伝えられるイスラム社会にも、こういう人たちがいることを忘れてはいけないと思います。
知恵を絞って自転車のために闘ったワジダに幸多かれ、と思います。
悪童日記
悪童日記公式サイト|亡命作家アゴタ・クリストフの衝撃のベストセラー、遂に映画化!
アゴタ=クリストフのベストセラー小説が映画になりました。「あの世界をどうやって映像化するんだ?」と思いましたが、かなりよかった。
まず主人公の双子が、作品のイメージにぴったりでした。原作の持つ残酷さは、映画になって薄くなったなとは思いましたが、これは仕方のないことだと思います。
双子がノートに書いたことと現実世界のリンクがうまいと思った。
TOKYO TRIBE
新作邦画で唯一見た作品です。原作は最初の部分 (テラが死んだあたりまで) しか読んでないのですが、気になって見に行きました。
「世界初のバトルラップミュージカル」です。
表現手法には賛否両論あるでしょうが、変にリアルに再現しようとするよりか、このスタイルが良かったんじゃないかと思います。
ンコイ役の窪塚洋介が、原作のキャラにかなり近かったのが驚き。
次の2本は、映画館で見たわけではないので、16本の中には入れていません。
不思議惑星キン・ザ・ザ
これはもうなんと表現したらいいのか。非常に衝撃的でした。終わらない、繰り返す悪夢を見ているような気分になりましたw
巨神兵東京に現わる
名古屋市科学館で1/12まで開催中の「館長 庵野秀明 特撮博物館」で見ました。
まずなにより、特撮でこの映像を作り出したのがすごい。CGを使えば、もっと簡単に、もっとすごい映像はいくらでも作れるはずです。それをとてつもない手間をかけて、このクオリティの映像を生み出したことに脱帽。
しかし、巨神兵がエヴァンゲリオンに見えたのはわたしだけでしょうか…。
来年も、見たいと思った映画はできるだけ見に行こうと思います。
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今年もいい本に出会えた〜2014年・印象に残った本 #mybooks2014
気がつけば12月も中旬です。今年も色々な本に出会いました。
特に印象に残ったものをご紹介します。
ティムール=ヴェルメシュ「帰ってきたヒトラー」
間違いなく「今年もっとも衝撃的だった本」です。
ヒトラーが現代ドイツに突如蘇り、強烈な毒舌を吐く芸人として人気者になっていく…というストーリーなんですが、読んでいて困った気分になってしまいました。
なぜなら、冒頭にあった「本書について」に書いてある
最初は彼を笑っていたはずなのに、ふと気がつけば彼と一緒に笑っているからだ。
と、まさにそういう状態になったから。で、最後の最後で「んなバカな」となってしまう。
この本はドイツでベストセラーになり、映画化も決まっています。
ヒトラーに関する本の出版が禁じられているドイツで出版できたのは、これがあくまで「風刺小説」だからですね。風刺の対象は様々あると思うけど、おかしいと思っていたのに、いつの間にか彼と一緒に笑っている、その変化自体も含まれているでしょう。
ジェイムズ=カー・アルチャナ=クマール「総統はヒップスター」
これもヒトラー関連本です。ヒトラーがもし「ヒップでロハスな草食系メガネ男子」だったら、を描いたまんがです。
健康志向の源流がヒトラーやナチスにあることは、以前から指摘されています。だからこういうキャラクター化が突飛だとは思えないし「確かにこういう若者は少なくないかもしれん」と感じたのです。
ヒップスターたるヒトラーが着ているTシャツのロゴに、いちいち捻りと風刺が効いているのですが、自分が歴史をきちんと知らないせいで、ピンとこない部分があったのは残念。
ヒトラーは確かに怪物かもしれないけど、2度と現れない存在ではないのかもしれない、怪物は知らない間に、するりと自分のそばに来てしまうかもしれない。同じことは「アイアン・スカイ」を見た時にも感じましたが、このことは忘れてはいけませんね。
ヒトラーをネタにした本を続けて読んだのは偶然ですが、そう思いました。
田中兆子「甘いお菓子は食べません」
女の性について書かれた本はいろいろあるけど、40代の女 (まさに自分がそうだ) たちの持つ欲望そのものがテーマで、その根源的なものを書き出そうとする本に初めて出会いました。
登場人物が抱える困難は、現在の自分と重なるとは限らないけど、でも彼女たちの気持ちもわかるので、かなり心がえぐられていく感じがありました。
「サラエボ旅行案内—史上初の戦場都市ガイド」
NHKBSプレミアムで放送された「街は毎日が銃撃戦〜角田光代 ボスニア〜」で、彼女がサラエボを旅の目的地として選んだきっかけとして紹介したガイドです。古本は結構高値が付いていますが、市立図書館にあったのでそれを借りました。
旅行ガイドの体裁で、ボスニア戦争下でサラエボ市民がいかに生き抜いたかを紹介しています。
冷静さと乾いたユーモアで、却って悲惨さが浮かび上がる。
李龍徳「死にたくなったら電話して」
強い負のエネルギーを発している作品です。だからこそ、ページをめくる手が止まらなかった。
この小説に対して「不気味」だとか「救いがない」とか「毒々しい」とか、色々言葉は浮かびますが、でもそのどれもが違う気がします。
巷にあふれるポジティブでキラキラした言葉に対する反撃は、小気味いいくらいでした。圧倒的な負のエネルギーの前で、ありきたりのポジティブさが、いかに薄っぺらく感じるか。
著者がインタビューで
自分の経験に照らせば、死にたいようなつらい夜に、希望のある明るい話なんか読みたくない。暗い気持ちに寄り添うほうが届くはず
と語っていますが、これは本当にそう思う。
ネガティブはしんどいけど、ポジティブも同じくらいしんどいしね。
今年は色々な意味で濃い本たちに当たったと思います。
来年も、いい本に出会えるといいな。
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来年の手帳を購入
12月も目前になり、ようやく来年の手帳を買いました。
東急ハンズオリジナル手帳「hands+ダイアリー B6スリム レフト」です。
思うところあって、来年は手帳術的なことはやらないことにしました。
予定と多少の備忘だけ記入でき、時間軸も朝昼晩だけあれば十分、と考え、これにしました。
これと同じようなフォーマットの手帳に「ほぼ日手帳weeks」があり、実際どちらにするか迷いました。決め手は「メモページの少なさ」。
あとこれは完全な推測ですが、「hands+ダイアリー」の方がガジェット固定板に止めやすそうです。
週間手帳のWEEKS – 全ページ解説 – ほぼ日手帳 2015
来年は忘れてはいけない予定だけを記入して、のんびり過ごしていこうと思います。
「工夫」を大切に〜できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? この「ひと工夫」が一流の人生を作る。
※レビュープラスさんから献本いただきました
そういや書店で待ち合わせすることもなくなったなぁ、とこの本を手に取った時思いました。
そもそも待ち合わせをすることが減ったのが一番の原因ですが。
著者が挙げる、書店で待ち合わせするメリットは
約束の時刻までの間に、密度の濃い情報収集ができる
遅れた相手に「本を探してたからちょうどよかった」と伝えられる
本をきっかけに、初対面の相手とも、会話をスムーズに始められる
です。つまり「すきま時間に情報収集する」「相手を恐縮させない、自分がいらいらしない」「話のネタを作る」ための工夫の結果が「書店での待ち合わせ」なわけです。
例えビジネス無縁も、時間にルーズな友達を待つ時でも、多くの人がメリットを享受できる工夫だと思います。
この本に書かれているのは、様々な工夫です。
成功するためには努力やがんばりが必要、と考えられがちです。もちろんそれらにも意味はあるけど、実際に効果を上げるのは工夫なのではないでしょうか。
努力やがんばりは、自分の外に対するアピールに陥ってしまう可能性が高いけど、工夫はあくまで自分のためのもの。「じゃあ具体的にどうすればいいの?」を具体的に考え行動する。その積み重ねが成果に結びつくんだと思います。
著者もここまで来るために、当然相当な努力をしていると思います。でも、努力ではなく工夫に力点を置いていること、素直に考えて工夫し、実践したからこそ、相応の成果を手にできたのだと思います。
この本を読んで、成功に必要なのは「プライドの低さ」「素直さ」「工夫できる心」と知りました。
待ち合わせ場所を変えることで、また新しい世界が広がるかもしれません。
そのときにはぜひ、普段読んでいる本と真逆のジャンルの棚に行ってみてください。本の森は深いのです。
レビュープラスさん、ありがとうございます。
翔泳社
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[share] 死にたくなったら電話して
理由やきっかけはなんであれ、1度くらい「死にたい」と思ったことがある人は多いんじゃないかと思います。
そんな時「死にたくなったら電話して」というメッセージが届いたら…。電話した先にあるのは。
実際電話で救われることの方が圧倒的に多いだろうけど、戻れない場所に引きずり込まれてしまうこともあるのかも。メッセージを発した方に悪意があったら、そうなるでしょうね。
そんな風に、妙に心がざわつくタイトルです。発売されたら読んでみよう。
Bluetoothヘッドセット購入
これまで使っていたBluetoothヘッドセット (Jabra CLIPPER) が瀕死の状態になったので、新しい物を買いました。SONY MDR-EX31BN です。ノイズキャンセリング機能が付いています。
ノイズキャンセリング機能に期待していませんでしたが、使ってみて、電車の走行音や空調の機械音が明らかに収まるのには驚きました。普段は必要ないと思いますが、音がどうしても気になる時は効果ありますね。
ただ、自分が一番遮断したい音は人の声なのですが、これは何を使っても遮断できないのが残念。
それとノイズキャンセリング機能をオンにしたとき、切り替わる瞬間に耳に空気が詰まったような感じがします。自分だけかもしれませんが。
クリップが弱くて落ちやすいのは残念ですが、全体的には使い勝手が上がってよかった。
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[share] その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学
日常で「ちょっとした損」をしてしまうことは、よくあります。
人生に決定的影響が出る損はしたことがありませんが、これだって本質的には日常の損と大して違わないでしょう。
ただ損をするだけでなく、損を避けようとして、かえって大きく損をしてしまうことすらあります。
こういう時「損したくないと思う時点で、すでに損してる」という指摘は本当かもしれない、と思ってしまいます。
損を避けるために役立つのが行動経済学です。
この本で行動パターンや、選択する時にどう考えてしまうかを知ることで、悔しい思いをすることは減るはず。
損を完全になくすのは無理でしょうが、可能な限り減らしたいものです。
三笠書房
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[share] 「しないこと」リストのすすめ: 人生を豊かにする引き算の発想
ここ数年で、自分の物事のとらえ方に変化が出てきたと思います。
とにかく色々なことを抱え込みがちだったのですが、意識して手放していかないと、と思うようになりました。断捨離しようとまでは思いませんが。
この本のオビに「明日できることは今日しない」とありますが、これはストレスを減らすために重要なことですね。
しなくてはならないこと、すべきことをどんどん詰め込んで、自分を「押し入れ化」しても、いいことは多分ない。
この先の人生をゆったり過ごすためのヒントが、この本にはありそうです。
ポプラ社
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[share] 総統はヒップスター
今年の春「帰ってきたヒトラー」という小説を読みました。ヒトラーが現代ドイツに突如蘇り、強烈なブラックユーモアを発する芸人として人気者になっていく…、というストーリーです。
自分にとっては間違いなく「今年もっとも衝撃的だった本」です。
さて「総統はヒップスター」。こちらはまんがで、主人公は「草食系メガネ男子のヒトラー」で「ゲッベルスやゲーリングを従えて世界征服…?」。しかも原著は「帰ってきたヒトラー」より先に出版されているとのこと。
これは読まないといかんですな。そして両作品を比較することで、新たに見えてくるものがあるかも。
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