カテゴリー: 本の話

《気になる》空鉄 —鉄道鳥瞰物語—

線路を上から眺めるのは、なかなか楽しいものです。
自分にとって一番手軽な「上からスポット」は、ジェイアール名古屋タカシマヤ13階のスターバックスでしょうか。
線路を見下ろせる席は少ないのですが、なかなかよい眺めです。
あとはJR大阪駅のコンコースでしょうか。他にも絶好の「上からスポット」はたくさんあるでしょうね。
ビルからではありませんが、栃木県北部で東北新幹線が大きな操車場をまたぐところがありますが、どの辺りにあって何の操車場なのか、未だにわかりません。それでもこの短時間の眺めが好きです。

線路をビルから見下ろすことはできても、飛行機から見ることはなかなか難しい。
鉄道を広くとらえた写真は、眺めるだけでも楽しそうです。
表紙は品川でしょうか?

 

空鉄 —鉄道鳥瞰物語—
空鉄 —鉄道鳥瞰物語—

posted with amazlet at 13.09.04
講談社
売り上げランキング: 90,879

 

《気になる》世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!

居眠りを世界が認めている? 一体どういうこと? と思って、「inemuri」をぐぐってみました。そしたら英語版wikipediaにちゃんと項目が。ここに掲載されている = 世界で認められている、とは言えないでしょうが、発見はちょっとした衝撃でした。
確かに電車の中で人はよく寝ています。自分も寝ます。新幹線に乗ったら、ほぼ確実に寝る。会議中に寝る人もいるし、お客さんの前で寝てしまった猛者も知っています。
しかしこうして居眠りがクローズアップされるということは、他国の人は (安全が絡んでくるので電車の中で寝ない、というのはあるにしても) 居眠りはしないのでしょうか。シエスタをとる国もありますが、これは居眠りとは別物なのでしょうか。

ありふれすぎていてなんとも思っていなかった居眠りのことが、このほんの発見で急に気になりだしました。

 

世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった!
ブリギッテ・シテーガ
阪急コミュニケーションズ
売り上げランキング: 2,634

 

《気になる》小学校の算数 つまずきのポイントを一日で攻略

小学校で習った算数は、意識せずに日常生活で使っています。「どうしてこうするのか」など考えることはありません。
自分が小学生の時、算数をどんな風に理解したかはもう覚えていませんが、今改めて「なぜこれはこういう風に計算するのか」を問われたら、詰まってしまうことが多いように感じます。
授業では割り算あたりで分からなくなる子が多いと言います。家庭教師の経験者が「算数がわからない子は、まず割り算からやり直す」と言っていたのを聞いたことがあります。
今自分が小学生に算数を教えなくてはならない、という訳ではありませんが、この本で普段何気なくやっていることを復習するのもよさそうです。

 

小学校の算数 つまずきのポイントを一日で攻略
向山 洋一 谷 和樹 河野 健一
扶桑社
売り上げランキング: 895

 

《気になる》サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている

長いタイトルですが、その通りかもしれません。
人の悩みはすべて違っているようでいて、よく見れば根底でつながっていたり相似形だったりするものでしょうから。
そうすると様々な学問的成果を集めてくることで、答えが見えてくることは確かにあるかもしれません。
ただ、「(学問的には) これが答えである」というのと「その人の悩みが本当に解決できる」は、イコールではない気もします。
いくら正しいことであっても、どうしても納得できないことや、受け入れがたいことは存在するでしょうし、あるいは正解が分かっていても、敢えてそれをやらないことも。
人間には「正しくないことをする自由」というのもあると思うのです。

そうはいっても「答えを知った上でそれをやらない」と「何もわからなくて動けない」はかなり違うので、答えを知っておくこと自体はプラスになると思います。
一体どんな答えが出てきているのか、気になります。

 

 

《気になる》切手にみる糖尿病の歴史

切手と病気の歴史とは、ちょっと意外な組み合わせだと思いました。でもその病気に関する発見が歴史に残るものだった場合、切手を作るのは記念と啓発とで一石二鳥であるのも確かです。
自分の周囲にも、糖尿病の治療中の人がいます。藤原道長が糖尿病だったという話も聞いたことがあります。古くて身近で厄介な病気なのですね。
切手を見ながら病気の歴史をたどるのは、ただ本を読むだけより楽しそうだし印象深くなりそうです。

余談
昔結核の啓発切手を見たことあるなと思って検索したら、切手ではなくてシールでした。現在も販売されているのですね。

 

切手にみる糖尿病の歴史
堀田饒
ライフ・サイエンス出版
売り上げランキング: 83,118

 

《気になる》ロシアのマトリョーシカ

マトリョーシカって、実物を見たことがありません。それだけでなくどうやって作るのか、どんな形の物があるのかなど、知っていることはほとんどありません。写真では結構見るのですが。
マトリョーシカはこけしに似ている気がします。形が似ている気がするからですが、実際は伝統的民芸品であるくらいしか共通点がありませんね。
伝統的な衣装の少女だけじゃなくて、ロシア大統領マトリョーシカなんてものまであるようですね。

この本は、そのマトリョーシカのことが丸ごとわかります。歴史だけでなく現代作家の作品や、なんと作り方まで出ている模様。
写真集として、図鑑として楽しめそうです。

 

ロシアのマトリョーシカ (SPACE SHOWER BOOks)
スヴェトラーナ・ゴロジャーニナ
スペースシャワーネットワーク
売り上げランキング: 264,760

 

《気になる》言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

言語学は、大辞林第三版によると

 

言語を対象とする経験科学。言語の本質・構造・歴史的変化などを,音声・文法・意味その他各種の分野にわたって明らかにしようとする学問。明治時代には博言学といった。

 

だそうです。そういう学問が存在することはもちろん知っていますが、詳細についてはほとんど知りません。
しかも認知言語学となると、見当がつきません。
そんな未知のものをのぞきたい好奇心と、哲学者と学ぶという、どう考えても一筋縄ではいかなそうな内容に興味を持ちました。
毎日何気なく使っている「ことば」を揺さぶる経験ができそうです。

 

言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書)
野矢 茂樹 西村 義樹
中央公論新社
売り上げランキング: 1,705

 

《気になる》みんなの死にかた

人は必ず死にます。
小学生の時、突然「人は死ぬんだ、自分も死ぬんだ」と思って怖くなったことがあります。それから約30年経った今、死はより身近に、現実的なものになっています。でもやっぱり怖いと思いますが。
この本は、著名人の死に方を集めた本です。死の迎え方は、人によりそれぞれでしょう。「予行演習」ができないことだから、どういうものか知りたければ、人がどうだったかを追跡するしかありません。

葬式に出席することが多くなり、自分自身だんだん死に近づいてきていると思う今、死を通して自分のあり方を考えてみることも必要だなと思い、興味を持ちました。

 

みんなの死にかた
みんなの死にかた

posted with amazlet at 13.08.25
青木 由美子
河出書房新社
売り上げランキング: 271,418

 

《気になる》世界で一番おもしろい!「単位」の早わかり便利帳

日常生活では、せいぜい長さや重さに関するものを中心にした単位くらいしか使わないでしょう。しかし自分が知らない単位、一生使うことのない単位もたくさんあるかもしれません。
ペットボトルのふたの容量とか、自分の手の親指と人差し指を広げるとどれくらいあるかなど、知っていると便利な単位になるものもありますしね。
何かの基準である単位。それを眺めているだけで今まで知らなかったものの姿が見えてくるかもしれません。
役に立てるより、純粋な読み物として面白そうです。

 

 

《気になる》天気と気象についてわかっていることいないこと

わたしは台風がくると体調が崩れます。数年前に超大型台風がきたときはかなりこたえました。
天気は体調だけでなく、その日の行動にも影響します。毎日の天気が仕事の成績に直結する人もいるでしょう。
そこで役立つのが天気予報ですが、当たるときもあれば外れるときもある。自然を相手にしているから百発百中は難しいと思いますが、それでも当たってほしいものです。

日々の天気予報も、気象学のバックボーンがあって成り立っているものですが、気象学そのものについてはほとんど知りません。
この本は「気象学の今」を知るために役立ちそうです。

 

天気と気象についてわかっていることいないこと (BERET SCIENCE)
筆保 弘徳 稲津 將 吉野 純 茂木 耕作 加藤 輝之 芳村 圭 三好 建正
ベレ出版
売り上げランキング: 24,633