月: 2013年12月

《気になる》問いのない答え

この本を見つけてまず思ったのが、「『問いのない答え』なんてあるんだろうか?」でした。
「答えのない問い」はたくさんあるでしょう。生きることそのものが答えがないことだし。

「一部だけ明らかにされた質問文に、出題の全容がわからぬまま無理やり回答する遊び」って、楽しそうですね。頭をフル回転させて質問文を推測し、そこから答えを探し出す。ずばり正解があるかもしれないし、あさっての方向の答えが出てくるかもしれない。
思いもかけない答えと出会うには、うってつけの方法かもしれません。
それがこの本の中でどう展開されるのか、気になります。

 

問いのない答え
問いのない答え

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長嶋 有
文藝春秋
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《気になる》クリスマスまであと九日—セシのポサダの日

今日がまさに、クリスマスまであと九日です。
メキシコに限らずラテンアメリカは、カトリックの国が多いですね。わたしにとってはクリスマスというとヨーロッパの印象が強く、ラテンアメリカのクリスマスのことはあまり知りません。
ヨーロッパの印象が強いと言ったって、人々がどんな風に祝うかちゃんと知っている訳ではありません。宗派によって、国によって、クリスマスの祝い方は様々あるでしょう。

自分が知らなかったクリスマスの姿に出会えそうで、気になります。

 

クリスマスまであと九日—セシのポサダの日
アウロラ・ラバスティダ
冨山房
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《気になる》BOOK APART

昨日発売のananを見ていたら、非常に気になる書店が載っていました。横浜市は大倉山にある「BOOK APART」です。

書店そのものと同じくらい立地が引っかかりました。大倉山は、昔住んでいた町なのです。
BOOK APARTは大倉山集合住宅にあります。ここは妹島和世さん設計の、とてもおしゃれな賃貸住宅です。地図を見たら、よく通った道からすぐの所でした。
お店は「寝室」「書斎」「リビング」「キッチン」「ダイニング」などで売り場を構成し、それぞれのシーンにあった本と雑貨がセレクトされています。本を探すだけでなく、空間そのものを楽しみに通いたい場所です。

大倉山は暮らしやすい、いいところです。もしこの先横浜に住むことがあったら、やっぱりここに住みたい。
この街を離れて10年以上経ちます。時々「大倉山も変わっただろうな、いつか行ってみようかな」とぼんやり思っていましたが、今度上京するときには、BOOK APARTを目指して必ず大倉山に行きます。

 

《気になる》地元菓子

普段食べるお菓子はナショナルブランドの物が多いけど、印象に残りやすいのはローカルなお菓子かもしれません。
子供の頃の思い出とともにあるのも、ローカルなお菓子がほとんどです。
愛知に来てインパクトがあったのがえびせんべいです。直売所がたくさんあってびっくりしました。
自分にとっての「地元菓子」というと、ふうき豆とかオランダせんべいとかおしどりミルクケーキあたりでしょうか。
ミルクケーキは現在無印良品で扱っていますが、初めて見たときは衝撃でした。山形出身者以外でルーツを知っている人はどれくらいいるんだろうなぁ、と見かけるたびに思います。

日本全国の地元菓子と、それらを食べてきた人々の思い出に触れてみたいです。

 

地元菓子 (とんぼの本)
地元菓子 (とんぼの本)

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若菜 晃子
新潮社
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日本製乳 おしどりミルクケーキ 10本×10袋
日本製乳
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《気になる》孤独であるためのレッスン

「孤独」はよく使う言葉だけど、本来の意味は何だろうと思って辞書を引いてみました。

 

2013-12-10 20.08.10

 

やはり孤独はさびしいことなんですね。でも、ならば誰かと一緒ならば寂しくないのか、と言えばそんなことはない。
人に囲まれている故に強く感じる孤独もあります。
周囲の人と上手くやっていくことは必要なことだけど、合わせてばかりいるのも疲れます。仕事でもプライベートでも、自分がちゃんとあればこそうまくいくのではないかと思います。
かつて人に同調することばかり考えて消耗した経験から、そう思います。

自分がよりよく生きるため、周囲と良好な関係を結び、かつ流されすぎない状態を保つために、この本は役立ちそうです。

 

孤独であるためのレッスン (NHKブックス)
諸富 祥彦
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《気になる》バビロンまでは何マイル

「バビロンまで何マイル」を最初に知ったのは「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」じゃないかと思います。作品としてすぐに思い出すのは川原泉のまんがです。
この本の内容と「バビロンまで何マイル」がどうリンクするのかは不明です。それでもこの本は、なんだか楽しそうな感じがします。
ファンタジーはほとんど読んだことがありませんが、楽しいものを読みたくなったら手に取ってみようと思います。

余談
川原泉「バビロンまで何マイル?」を読んだ歴史科卒業の友人が

川原泉はやっぱり歴史を勉強した人だね。トップページのエピソードがマニアックすぎる

と言っていました。

 

バビロンまでは何マイル 上 (創元推理文庫)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
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バビロンまでは何マイル 下 (創元推理文庫)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
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バビロンまで何マイル? (白泉社文庫)
川原 泉
白泉社
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《気になる》よう知らんけど日記

「よう知らんけど」という、投げやりな言葉が気になりました。「よう知らんけど」と「日記」って、矛盾するようなしないような。2つの言葉に感じる、微妙な座りの悪さがいい。

柴崎友香さんが大阪出身だとは知りませんでした。元同僚に大阪出身者がいたので大阪弁は聞き慣れていますが、書かれたものは小説のセリフくらいでしか読んだことがありません。聞く方言と読む方言の違いがどんな物か、そこにも興味があります。

 

よう知らんけど日記
よう知らんけど日記

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柴崎友香
京阪神Lマガジン
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《気になる》みんなの空想地図

著者は7歳の頃から、存在しない都市の地図を作り続けているそうです。
架空都市の精密な地図を作るって、すごく楽しそうですね。そこに描かれた街は、どこにも存在しない姿なのか、あるいは様々な街の姿が少しずつ重なったものなのか。描かれた地図と同じくらい、それを描き出した人に興味がわいてきます。

わたしがもし架空都市の地図を作るとしたら、夢の中の街を描いてみたい。
自分が夢を見ているとき、舞台となる街を明確に認識しているわけではありませんが、それを描き出したらどんな場所が現れるのか、ちょっと興味があります。

 

みんなの空想地図
みんなの空想地図

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今和泉 隆行
白水社
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《気になる》戸越銀座でつかまえて

戸越銀座には、一度だけ行ったことがあります。山手線からそう遠くないところに、こんなに大きな商店街があるのか、と驚きました。

商店街のある街で暮らすって、どんな感じなのでしょう。
わたしは商店街のそばで暮らしたことはありません。これまでで一番なじみがある商店街は川越のクレアモールですが、ここは「よく通っていた場所」であって、住んでいたのは離れた場所でした。

そして「おだやかに葛藤し続けた日々」という言葉が引っかかりました。
著者が実家に戻ったのは、今のわたしと同じくらいの時です。状況は違っても、それぞれが葛藤を抱える時期なのでしょう。
著者が葛藤とどう向き合ってきたのかが気になります。

 

戸越銀座でつかまえて
戸越銀座でつかまえて

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星野博美
朝日新聞出版 (2013-09-06)
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《気になる》寝る子は育つ—眠る動物たち…しあわせな時間

表紙の馬を見ただけで力が抜けます。馬ってこんな風に横になって寝るんですね。安心しきってるような目に「やっぱり寝るのがいいよねぇ」という気分になってしまいます。
Amazonでは「これは、気持ちよく眠るための本です。」と紹介されていますが、わたしは気持ちが落ち着かない時、いらいらするときに眺めたい。眠ることにも通じるとは思いますが、気持ちを落ち着かせるのにすごい効果がありそう。

 

寝る子は育つ—眠る動物たち…しあわせな時間
福田 幸広
二見書房
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