[share] 地球外生命——われわれは孤独か

NHK「コズミックフロント」を時々見ています。この番組で、何度か地球外生命がテーマになっています。

コズミック フロント | NHK宇宙チャンネル

地球外生命が存在するのかどうか。最近は「ここなら生命が存在するかも」という場所が見つかっているようですね。
そしてそれが存在したとして、それはわたしたちが「生命」と認識できる形?なのでしょうか。素人考えですが「生命であるかどうか判断できない存在」があり得るような気もするのです。

天文学はまったく詳しくありませんが、それでも本当に地球外生命は存在するのか、するとしたらどんなものなのか、とても興味があります。

 

地球外生命——われわれは孤独か (岩波新書)
長沼 毅 井田 茂
岩波書店
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[share] 死なないやつら

世界には、自分たちの想像を絶する動物がたくさんいます。つい最近も「-196℃でも死なないヒル」が発見されましたね。
クマムシも通常の環境ではそれほど長生きしない一方、恐ろしいまでの耐久性を持っているし。

人間は、未だに生命を定義できていません。生命を知るために「極限生物」を見るという発想は面白い。
確かに何かを定義しようとするとき、「よくあるもの」だけ見ていてもわからない、「極端なもの」にも目配りをして、初めて理解できることがあると思います。
一体どんな生物が出てくるのでしょうか。気になります。

 

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長沼 毅
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[share] 温室

農家だったり植物園だったり、観葉植物好きな人の家にある温室。そこはちょっと特別な場所です。植物園の温室には、普段なかなか見られない南国の景色があります。
温室は、いかにも明治以降の舶来品という感じがします。でも実際には、日本でも江戸時代には「むろ」という保温装置があったのだとか。不勉強でまったく知りませんでした。
江戸時代の人は「むろ」を、何のためにどう使ったのでしょう。純粋な外国産だと思っていたものが、実は日本にもあったと知り、とても興味がわいてきました。

 

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[share] 自分では気づかない、ココロの盲点

物事はできるだけ偏りのないように見たいと思いますが、実際にはかなり難しいのではないでしょうか。人は偏りがあるのが当然だから。
そうはいっても、偏りのせいで自分や他人に対してマイナスが生じてしまうのも確かです。マイナスを減らすためには、自分がどういう偏りを持っていて、物事がどう見えるかを認識する必要があります。

最近自分が困ったりしんどくなったりする一因に、こういう偏りがあるんではないかと感じることがあったので、この本は気になります。読んでいて気分のいいことが書いてあるとは限りませんが、愉快でなくても、苦い薬みたいなものかもしれません。

 

自分では気づかない、ココロの盲点
池谷 裕二
朝日出版社
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[share] これからお祈りにいきます

タイトルにちょっとびくっとしました。「お祈りに行きます」って、あまり使わない表現だから。

特に信仰している宗教がなくても、祈ることはあります。その対象が神様なのだろうけど、もしかしたら神様ではない「何か」かもしれません。
人はどうして祈るのでしょうか。多くの場合は自分のために祈る気がします。何かがうまくいくように、困ることの内容に祈る。
でも自分ではなく、誰かのために祈るというのは、静かだけど力強い行為ですね。

 

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[share] もし「右」や「左」がなかったら—言語人類学への招待

しばらく歯医者に通っていたのですが、治療中に「右向いて」「左向いて」と言われて、言われた方向と逆を向いてしまったことが何度かありました。とっさに左右の判断がつかないとは情けない。
方角を考えるときは、なぜか実家の、かつての勉強部屋を思い浮かべます。実家の東側に線路があるのですが、その線路が方角を考えるときの基準になっている気がします。
何故こういう妙な考え方をしてしまうのか、自分でもわかりません。

方向や方角を考えるときに、こんな変なことをしているのはわたしだけかもしれません。
これらが決まっていなかったら、人間の生活はどれだけ困難になるのでしょう。生活に必要だからこそ考え出されたと思われる方向や方角。でもそれがどうやって決まったのかは、まったく知りません。

この本を読むと、その謎が解けるでしょうか。気になります。

 

 

[share] 男の鳥肌名言集

実にストレートな、むんむんした感じのタイトルと装丁ですね。
これだけ男を前面に出されると、近づきがたい感じがしてしまいます。それでも気になるのは、一種の「怖いもの見たさ」なのかもしれません。
取り上げられている人は、矢沢永吉・哀川翔・相田みつをなど。すごさは十分理解しているけれど、これまた自分には縁遠い人たちです。

Amazonの内容紹介に

スゴい人がブレないのは、自分を支える言葉を持っているからだ。

とあります。これはその通りだと思う。そして、男女は問わないと思う。
わかりやすい男臭さに一瞬ひるみましたが、でも気になります。

 

男の鳥肌名言集
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[share] よいこと わるいこと (はじめての哲学)

「よいこと」「わるいこと」とは何か。非常に難しい問いです。どちらも確かに存在するけれど、基準が明確なわけではない。いつの間にか良し悪しが逆転することも、珍しいことではありません。
だからこそ、何がよくて何が悪いかは、自分で考えて決めていかなくてはならないのでしょう。大変な行いではありますが、それを考える過程こそが哲学の初歩と言えるのかも。

この本は哲学をビジュアルに難しくなく伝えているのが興味深い。子供向けかもしれませんが、大人でもゆっくり向き合ってみたい本です。

 

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[share] カラー版 日本の路面電車

路面電車は、都電と江ノ電しか乗ったことがありません。もしかしたら仙台市電も乗ったことがあるかもしれませんが、記憶にありません。
都電はぼんやりしたいときに乗って、ひたすら車窓から外を眺めていました。電車でもない、バスでもない、独特の佇まいが気持ちよかったのです。

現在動いている路面電車が20路線もあるとは知りませんでした。しかも新旧車両が混在しているところが多いとか。
この本で「全国の眺めて楽しく乗って楽しい路面電車」を堪能したいです。

 

カラー版 日本の路面電車 (宝島社新書)
遠森 慶
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[share] 壁の本

タイトル通り、ひたすら壁を撮り続けた写真集です。
建物の外壁は、時間を経て姿を変えていきます。最初はまっさらで美しくても、いずれひびが入り、汚れが取れなくなり、あるいは落書きされたり。そうやって一つ一つ違った姿になっていきます。
古い壁は、それが過ごしてきた時間の経過が形になっている、と言えるかもしれません。

壁を鑑賞の対象にするとは考えたことがありませんでしたが、確かに壁はすべて違った姿をしていて、それを観察する楽しさってあるかもしれません。
わたしの普段の生活では、なかなか味のある壁には遭遇しないので、この本でまずは楽しんでみたいです。

 

壁の本
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杉浦 貴美子
洋泉社
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