「勝つに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

先日購入した地元情報誌のコラムを読んでいたら、最後に

「勝つに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

が引用されていました。これは野球の野村監督がよく使う言葉ですが、もともとは江戸中期の肥前国平戸藩の藩主、松浦(まつら)静山の言葉らしいです。
これを読んで、大学の試験の話を思い出しました。
どちらも自分が受けた試験ではありませんが、先生から直接聞いた話です。
どちらも理工学部の一般教養での話です。

倫理学の先生が、期末試験で「勝つに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」について論じろ、という問題を出したそうです。
すると答案に

「俺は野村なんか大嫌いだ、だからこんな言葉についてなんか論じたくない」

と書いてきた学生がいたそうです。先生は点をあげたそうです。

自分はビジネス雑誌などを読んでいて、「成功した人の言葉って役に立つのか?」と思ってしまうことがあります。そんな話を先生にしたときに返ってきたのが、この松浦静山の言葉と、試験の話でした。

もう1つ、これは哲学の試験の話。
期末試験で「アキレスと亀」のパラドックスについて論じろ、と出題したところ

亀は気まぐれだからまっすぐ進まず、立ち止まったり逆走したりするから、この試行はランダム性が高い

という趣旨のことを書いてきた学生がいたそうです。先生は点数をあげたそうです。

余談

松浦静山は名画日本史—イメージの1000年王国をゆく〈1巻〉によると、京都で松浦屏風 (大和文華館所蔵) を入手した人のようです。大和文華館は現在リニューアル中で、今秋にこの屏風が公開されるようなので見に行きたいと思っています。

名画日本史—イメージの1000年王国をゆく〈1巻〉
朝日新聞日曜版「名画日本史」取材班
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