タグ: ことば

《気になる》仕事のお守り

「お守り」って、いい言葉です。わたし自身はお守りを持っていませんが、お守りのような役目を果たしているものはいくつかあります。
仕事を進める中で、なんらかの形で行き詰まることもあるでしょう。そういうときにお守りがあると気持ちが落ち着いて、ちょっとでもうまくその状況を乗り切ることができるかもしれません。
この本は言葉が詰まったお守りです。だからいざというとき、よりうまく状況を打開できそうです。

 

仕事のお守り
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余談
本物?のお守りもいいけれど、こんなお守りもいいですね。中身は何でもいいけれど、自分にとってのお守りを入れたら、御利益が強くなりそうですw

おまもりぽっけ | kichijitsu

 

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《気になる》百年の手紙——日本人が遺したことば

手紙は非常に個人的なメディアです。複数の人に読まれることを意識した手紙もありますが、ほとんどは宛先の人にだけ読まれるものです。だから書いた人のありようがそのままあらわれるのかもしれません。もちろん「手紙の内容=その人の人間性」とは限りませんが。とても感動的で立派な手紙を書く人だったけど、人物的にはどうも感心しない人だった、ということもあり得ますからね。
それはともかく、歴史に名前を残した人たちはどんな手紙を書いていたのか。手紙に現れる書き手の姿は、社会的に知られた、いわば「表の顔」とは違うものかもしれません。それが面白そうです。

 

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今年忘れたくない言葉2つ

年が新しくなりました。年末年始に目標を立てる方も多いでしょう。
わたしは今年は目標を立てませんでしたが、2つの言葉を忘れないでおこうと思いました。

ひとつは

人はおおむね自分で思うほどには幸福でも不幸でもない。肝心なのは望んだり生きたりすることに飽きないことだ。

「イノセンス」荒巻大輔のセリフ

この言葉については、以前このブログに書きました

そしてもうひとつは

「昔へ戻れ」だと? 道は一本きりではないか。大切なのは、自分の立場を見つけることだ。そこで何をやるべきか、何をやるべきでないかを考える。本物の目玉は鼻の上に付いている一組分、それだけだろう。そこから見てみろ。なにが見える。

「王立宇宙軍 オネアミスの翼」カイデン将軍のセリフ

この言葉は、長いセリフの最後の部分を切り取ったものです。将軍の独白が続く、映画の中でも好きなシーンのひとつです。

なぜこの2つかというと、今の自分に必要なのは、具体的な行動よりもちゃんと毎日を生きること、自分がどこに立っているかを意識することではないか、と思ったからです。
もちろん行動すること、例えばスキルアップのためにがんばることももちろん必要です。しかし行動に意識が向くあまり、生きることや立っている場所の確認がおろそかになるのはよくないな、自分は特に人の成果を見て自分も何かしなくちゃ、と焦ることが多いので、そういう事態を避けるためにも、この2つの言葉は有効だと感じたのです。

2013年は行動の前に、ちゃんと自分を見つめることを大事にしたいです。

 

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《気になる》てにをは辞典

先日参加した某セミナーで、おすすめ辞典として紹介されました。「ひとつ上の文章表現をめざす『書く人』のための辞典」です。
言葉の意味を並べた従来の辞典とは違い、「どの語とどの語が結びつくか」がひたすら列挙されています。
見本ページはこちら
文章を書くにあたって正確な言葉遣いをすることはとても大切ですが、何をどう表現するかも同じくらい大切です。同じことを書くにしても、言葉のつなぎ方ひとつで印象はかなり変わります。今このブログに書いている短い文章でも、表現をどうしたらいいか迷うことはよくあります。

書くための「相棒」として頼りになり、そして単なる読み物としても楽しそうな辞典です。

 

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《気になる》その日本語、お粗末ですよ!

タイトルを読んで「ああ、そうかもしれませんorz」と思いました。
言葉は難しい。日常的に使う言葉でも、自覚のないまま間違った言葉を使っている場合は結構あるかもしれません。
言葉遣いに気をつけているつもりでも、実際には妙な言葉を使っていることが多いかもしれない。こういう本をテキストに、自分の言葉を振り返ってみる必要がありそうです。

オビにそういう日本語の例として「自分にごほうび」がありますが、これは以前から妙な言葉だと思っていました。
よく雑誌なんかで「がんばった自分にごほうび」という風に使われますが、がんばるのは当たり前のことなのに、当たり前のことをするのにいちいちごほうびが必要なのか? と。
あと「ママ友」。この言葉はどうしてもなじめない。

 

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《気になる》この甲斐性なし! と言われるとツラい 日本語は悪態・罵倒語が面白い

「悪態・罵倒語が面白い」って、確かに。悪態・罵倒にこそ人の本性が出るかもしれないし、ほめることばに対して、悪態・罵倒の方が変にリアルでわかりやすい。
いささか品がありませんが、「悪口の楽しみ」というのもあるし。
悪態・罵倒語はいくつも思い浮かぶけど、それらを系統立てて追いかけることで、改めて「ことばの力」を知ることになりそう。
単純に悪態・罵倒語を楽しむほかに、ことばの歴史を知る本として楽しそうです。

 

 

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《気になる》随筆 辞書を育てて

中学校の入学祝いに、伯父から岩波国語辞典第三版をもらいました。最新は第七版でしょうか。以来ずっと、この辞書を使っています。高校時代はこれと英和辞典を鞄に詰めて通学していたという。
最近はiPhoneアプリの大辞林を使うことが増えて、紙の辞書を引くことは減りました。しかしやはり自分にとって一番なじみのある国語辞典はこの岩波国語辞典であることには変わりありません。
「適当にページを開いて、そこにある項目を読む」という楽しみは、電子版辞書ではなかなか味わえないと思うのです。「適当にページを開く」のと「ランダムに項目を表示する」は、個人的に似て非なるものだと思うのです。
この本の著者は、岩波国語辞典の編者です。自分には一番なじみ深い辞書編者ですね。辞書を作る人はどのようにして言葉と向き合ってきたのか。楽しい話が読めそうです。

 

随筆 辞書を育てて
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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「無理をしないための言葉」について書いてみたいと思う

「ポジティブであるための名言」が、たくさん紹介されています。
ポジティブになることを薦める本もたくさんあります。
ポジティブであることが大切なのはよくわかる。
でも、ポジティブであり続けることって、(少なくとも自分にとっては) 結構しんどいことでもあります。

もともとかなりネガティブな人間なのですが、一時期「これではいけない、ポジティブにならなくてはならない」と思ってポジティブシンキングを身につけようとしました。
その結果、ものすごく疲れてしまったんですね。必死でポジティブになろうと考えている自分に対して、怒りが湧いてきたことすらありました。
ポジティブになろうとしている自分に疲れるだけでなく、ポジティブさにあふれている人といると、同じように疲れてしまったり (ポジティブな人の存在を否定するものではありません、念のため)。

ポジティブであることはいいことなのに、なんで自分はこんなに疲れたり怒りを感じるのだろう。
そんな風に自己嫌悪に近いものを感じたこともあったのですが、ある時気づきました。

「自分に必要なのは『ポジティブ』じゃない、『必要以上にネガティブにならない』ことだ」
「別に普段ネガティブだっていいんだ、ネガティブになりすぎて辛くならないようにさえすればいいんだ」

こう思うようになってから、すごく楽になりました。
今でも自分は「ネガティブな人間」だと思いますが、ネガティブすぎて辛かった時や必死でポジティブになろうとしていた時と比べると、精神的にかなり楽になりました。

これから、ネガティブになりすぎそうだったり疲れて辛くなってしまいそうな時に、それを止めてちょっと楽になれるような言葉について書けたら、定期的にそんな言葉をご紹介できるようになれたら、と思っています。

というわけで、最後にそんな言葉をひとつご紹介します。

 

せけんなど、どうでもいいのです。おひさまいっこ あれば
(やまだ紫「性悪猫」から)

 

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本の「よりよい読み方」について〜再読:強く生きるために読む古典

今年初め、「強く生きるために読む古典」という本を読みました。

 

本は、頼れる仲間〜強く生きるために読む古典 – 書肆小波

 

 

 

 

当初は著者のストレートな真情の吐露に圧倒されっぱなしでした。
今改めて読み返してみて、この本は「本についての本」であるだけではない、「生き方を示す本」であることを強く感じました。

この本で取り上げられているのは以下の9冊(作品)です。

 

  • 『失われた時を求めて』(プルースト)
  • 『野生の思考』(レヴィ=ストロース)
  • 『悪霊』(ドストエフスキー)
  • 『園遊会』(マンスフィールド)
  • 『小論理学』(ヘーゲル)
  • 『異邦人』(カミュ)
  • 『選択本願念仏集』(法然)
  • 『城』(カフカ)
  • 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)

 

それぞれについて、著者がどういう状況にあるときに読み、自分が何をそこから得たかが書かれています。
著者の考えをいくつかひろってみると

本当に「知る」というのは、それについてかけがえのない体験をすること、それとともに切実な時間を過ごすこと、それを「事件」として受け止めることだ。
(p30「『失われた時を求めて』ぼくは彼女を知っている」)

 

ブリコラージュという方法を用いれば、ぼくもまた、何度でも敗者復活戦を戦える気がする!
(p46「『野生の思考』半端で役に立たない、経験のゴミ捨て場」)

 

そして、もし「場違いなこの世界」を受け入れられたなら、そのときは、それまで「場違い」感ゆえに乗れなかった行為や、意味も価値も感じられなかった物事に、親しみや喜び、いとおしさや美しさを感じることだろう。

(中略)

執着もせず、拒絶もしない、また、冷淡とも違う。そんな優しい距離感のある関わり方、つきあい方が、ぼくらにも、きっとできるようになる。
(p134『異邦人』ポジティブな思想)

 

こういった文章から著者の生き方を無理矢理一言でまとめると「誠実に生きること」になる気がします。非常に野暮ではありますが。
著者は自分のことを「できそこない」と言います。「できそこない」の人がいかに生きていくか、という人生論にもなっているのだけど、では「優良」な人にはこの本の示すものは役に立たないのでしょうか?
そんなことはない、と思います。
「優良」な人だって、今の状況では「優良」でいられても、別の局面に遭遇して自分が「実はできそこないだった」と悟るかもしれない。落とし穴のない人生なんてないのだから。
もちろん「できそこない」の人について、この逆の状況だって考えられる。「できそこない」の人はどんなときでもどこまで行っても「できそこない」か、というと、きっとそんなことはない。

落とし穴に落ちたとき、そこから這い出して生を続けるために、あるいは順調なときでも不意に足下をすくわれることを極力避けるために必要なことは、まさに「誠実に生きること」なのではないか。

そしてもう一つ、この本からわかることは「偏見なく本を読むこと」「自分の考えで本を読むこと」の大切さ。
著者は本を読むことについて

 

ぼくは本を、自分が生き延びる助けになるように読む。無能で不器用で余裕がないから、それしかできない。
(中略)
けれども、「できそこない」のぼくに必要なのは、そんな読み方なのである。
(p11「武器と仲間」)

 

と書いています。この続きには、こんな文章があります。

 

たとえば、自分が考えていることや感じていること、あるいは使っている言葉が、どうしても周囲の人々と一致しないことがある。話をすり合わせようと気を使えば使うほど、ズレは決定的になっていく。

(中略)

そんなとき、マルクスの『資本論』を思い出してはいけないか。

(中略)

『資本論』は、もちろん経済学の古典だが、ぼくは勝手に「意思の疎通が難しい状況での対話の進め方」をおそわっているのである。

(p12「マルクスの『資本論』」)

 

こういう読み方に対して

「『○○』という作品はそういう風に読むものではない」

という人もいるでしょう。それが『資本論』のような本ならなおさら。
しかしどんな本にしても「絶対的に正しい読み方」と言うのはないのではないか。「よりよい読み方」はあるかもしれないけど「正しい読み方」はないのかもしれません。
読んだ本を本当に「自分のもの」にするには、そういう予備知識をすべて取っ払った上で「自分はどう感じるか、どう考えるか」だけに向き合っていく必要があるのかもしれません。自分の感じたこと、考えたことに誠実に本を読む。
著者の本の読み方は、自分にとっての「よりよい読み方」を極めたものだと言えるでしょう。
特に古典を読もうとするとき、実際これはかなり難しいことだと思います。
古典でなくても、ある本についてのレビューなどを読んでしまうと無意識に自分の読み方がそれに引っ張られてしまうことがあると思います。
すでにある評価を頭に置いた上での読書もひとつの読み方ではあるけれど、本当にその本に向き合うことにはならないかもしれません。

この本のもとになった日経ビジネスオンラインの連載「生きるための古典 〜No classics, No life! 」に取り上げられた本を少しずつ読んでいます。それは今後も続けていきますが、今回この本から得た「誠実に生きる」「偏見なく本を読む」も、これから自分が生きていく上でのキーワードにしていきたいと思います。

強く生きるために読む古典 (集英社新書)
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今年もいい本に出会えた〜2011年の10冊 #10book2011

 

昨年に引き続き、@stiloさんの企画「#10book2011」に参加します。

 

2011年に読んだ本から10冊選んでブログで発表しよう! #10book2011 – stiloの25時間目

 

 

 

 

読むのが遅いので1年で読んだ冊数は多くありませんが。
2010年と同様、順位はつけません。

書肆小波の「2010年の10冊」はこちら
2010年の10冊 #10books2010 – 書肆小波

 

 

 

 

 

強く生きるために読む古典
読書記録はこちら

生きるための古典 〜No classics, No life!」は、日経ビジネスオンラインの連載の中でも一番好きです。
本の力だけでなく、言葉の力についても気づかされた1冊。
この本(と連載)に取り上げられた本は、まだ少ししか読めていませんが、来年も引き続き挑戦していきます。

強く生きるために読む古典 (集英社新書)
岡 敦
集英社 (2011-01-14)
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論理哲学論考
読書記録はこちら

「生きるための古典 〜No classics, No life!」を見て挑戦した本からはこれを選択。
正直言えば内容はわからなかったけど、それでも思考を紡ぐ言葉の力強さ、ひりひりする緊張感がすごかった。

論理哲学論考 (岩波文庫)
ウィトゲンシュタイン
岩波書店
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生きるチカラ
読書記録なし

第7回西三河朝会の課題として取り上げた本ですが、これは読んでよかった。よくある自己啓発書とは違った視点で、自分のやるべきことについてヒントを得られました。

生きるチカラ (集英社新書)
植島 啓司
集英社 (2010-07-16)
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悪童日記
一九八四年
ハーモニー

「悪童日記」読書記録はこちら
「一九八四年」読書記録はこちら
「ハーモニー」読書記録はこちら

「ぞわっときた」小説3点。「悪童日記」「一九八四年」は定番中の定番ですが、もっと早くに読めばよかった。
伊藤計劃は「虐殺器官」も「ハーモニー」もどちらも衝撃的でしたが、最初に読んだ「ハーモニー」を選択。

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
アゴタ クリストフ
早川書房
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一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
ジョージ・オーウェル
早川書房
売り上げランキング: 1161

 

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
伊藤 計劃
早川書房
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四十路越え!
読書記録はこちら

実にいいタイミングでこの本に出会ったと思います。自分がしていることは間違っていない、という励みになりました。この先の人生を乗り切るためのカンフル剤になったと思います。

四十路越え!
四十路越え!

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湯山 玲子
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巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道
読書記録はこちら

旅のよさを再認識。紀行文学としても自己啓発書としても非常によかった。
ここに書かれたような旅と出会いを、自分もできればいいな。

巡礼コメディ旅日記——僕のサンティアゴ巡礼の道
ハーペイ・カーケリング
みすず書房
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ねにもつタイプ
読書記録なし

「しなやかな頭」「しなやかな言葉」とはどういうものか、この本を読めばわかります。
直接役に立つことは何も書いてないけれど、読んで笑いながら頭を軟らかくできる本です。

ねにもつタイプ (ちくま文庫)
岸本 佐知子
筑摩書房
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遠い町から来た話
読書記録はこちら

「大切にしたい何か」にあふれている、涙が出るくらい美しい本。これは読んで本当によかった。心の中に「大切にしたい何か」をいつもしっかり抱いている人間になりたい。

遠い町から来た話
遠い町から来た話

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ショーン タン
河出書房新社
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これらからベスト3を挙げると「強く生きるために読む古典」「巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道」「遠い町から来た話」の3点。今年はいい本に出会えたと思う。

 

 

次点
東京トンガリキッズ
東京トンガリキッズ2011

読書記録はこちら

「東京トンガリキッズ2011」は東日本大震災のチャリティで書かれた短編小説で、「東京トンガリキッズ」は再読なので次点としました。
友人に借りて「東京トンガリキッズ」を読んだのは約20年前。
「東京トンガリキッズ」にしても「東京トンガリキッズ2011」にしても、「世界が終わる日」が非常に重く響きます。

やはりこの言葉は心に響いた。


NO FUTURE、 NO CRY
(未来はないけど、泣いちゃだめだ)
(「東京トンガリキッズ」p219 一九八九年一月七日のパンクロック)

東京トンガリキッズ (角川文庫)
中森 明夫
角川書店
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「東京トンガリキッズ2011」は期間限定 (2012年3月まで) コピーフリーです。フリー期間は当サイトで読めるようにしてあります。
本文はこちら (リンク先pdf)。
また、奥付に「当サイトでの販売金額 (500円) もしくは任意の金額の、義援金としての日本赤十字社あて送金をお願いしたい」旨の注記があります。

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