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《気になる》東京散歩
「外国人が見たニッポン」というのは定番のテーマですが、プロのイラストレーターではない人が毎日自転車で走り回って描いたスケッチという点に惹かれました。絵は全体的に柔らかい感じで、特に人物の絵が楽しそう。
わたしは都内を自転車で走ったことがありませんん。自転車のペースと視点だと、どんな風に見えるのでしょう。そこに興味があります。
《気になる》建築まち歩きガイドブック アーキマップ広島
神戸から西に行ったことがないので、広島に限らず中国地方は未知の場所です。
広島の建築というと原爆ドームと厳島神社くらいしか知りません。広島もいつか行ってみたいと思っていますが、有名どころだけじゃなくて町並みのそのものを楽しんで歩くのもいいですね。路面電車も魅力的です。
広島に限らず古くから栄えた場所は町並みそのものを見るのも1つの楽しみですね。
広島に行くことになったら参考にしたい1冊です。
余談ですが広島県で一番行ってみたい場所は大久野島です。えさをいっぱい持って行ってうさぎに囲まれたいです。
株式会社ブックエンド
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《気になる》12月25日の怪物: 謎に満ちた「サンタクロース」の実像を追いかけて
いよいよクリスマスが間近に迫ってきました。わたし自身はクリスマスだからと特に何かするわけではありません。去年は取引先から職場にクリスマスケーキが贈られ、さらに大ボスがアイスケーキを買ってきたので、終業後にみんなで分けて食べました。冬のアイスケーキは、冷え性の人間にはつらいです(^^;
クリスマスの由来、サンタクロースの由来、どちらも一般的な話は知っていますが、本当のルーツは何なのかとなるとほとんど知りません。サンタクロースに限らず、伝承されていく内に由来が違った形で伝えられていくこともあるでしょう。
タイトルに「12月25日の怪物」とありますが、確かにサンタクロースは怪物かもしれない。世界中にその名を知られ、だけど正体はわからない。クリスマスを前に、そういう不思議で楽しい存在のルーツをたどるのも一興かも。
草思社
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9/17〜9/19に上京しました・おまけ
上京に関する話のおまけです。
東急ハンズ東京店
松丸本舗をのぞいたあと、できたばかりの東急ハンズ東京店に行ってみました。
3フロアあるものの、東急ハンズとしてはかなり面積が狭い。印象はショールームですね。
扱う商品はエリアごとに分かれているものの厳密ではなく、色々なジャンルをミックスして並べている部分が多い。
大型店舗をぐるぐる回る楽しさはありませんが、今どんなものが流行っているのかをささっと知ることができる作りです。
海芝浦駅
横浜の友人に会いに行く前に、海芝浦駅に寄り道しました。
9:30鶴見駅発の電車には遅出のサラリーマンと思しき多くの男性と、普段着姿の中年女性が数人乗っています。女性もみんな海芝浦駅で降りたので、社員食堂の人かもしれません。
残念ながら雨が強く、止まっている車内から海と橋を眺めて帰ってきました。この風景が好きなので、またいつか来たいものです。
海芝浦駅が出てくる、笙野頼子「タイムスリップコンビナート」も読んでみようかな。
移動手段
上京の際によく利用するのがぷらっとこだま。名古屋〜東京間なら通常期は大人1人7,900円でドリンク1杯付き。さらに1,000円プラスでグリーン車にも乗れます。こだまなので時間はかかりますが、グリーン車料金が10,000円切るので、急いでる時以外はかなり魅力かと。
《気になる》原色 ニッポン《南の島》大図鑑
島と呼べる場所というと、沖縄と佐渡島しか行ったことがありません。
そもそも南の方はほとんど行ったことがありません。本州に限っても、兵庫以西・奈良以南は行ったことがありません。
そんなこともあって、島も色々行ってみたいと思います。暑いの苦手ですが。
大量に本を持って行って読み、あとは何をするでもなく海を眺めてぼんやりする。そういう夏休みが過ごせたらいいですね。
この本の「南の島」は、奄美以南を指しているようです。なかなか南の島に行く機会もないのですが、この本で一時旅行した気分を味わってみたいです。
わたしはまず小笠原諸島に行ってみたい。あとは可能なら南鳥島。
ここは池澤夏樹「南鳥島特別航路」を読んで行ってみたくなりました。人が定住しているところではありませんが。
阪急コミュニケーションズ
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《気になる》バングルランゲージ
CBCで土曜朝に放送している情報番組「知っとこ (毎日放送制作)」。先週ここで「旅先で便利なグッズ」として紹介されていました。
旅先で役立つピクトグラム11種類を描いたバングル。言葉が通じなくても指さすだけでコミュニケーションがとれる、というわけです。
今はスマートフォンで翻訳もかなりできるようになっていますが、こういうアナログなグッズもあると、いざというときに助かるかもなぁ、と思いました。なんといっても指さすだけ、腕につけておけるから会話集のようにいちいち取り出す必要もない。病院とかお手洗いなど急を要することも多い場面では楽でしょうね。
書かれているピクトグラムは
インフォメーション・電話・病院・お手洗い・両替・レストラン・荷物・ロッカー・インターネット・駅・空港
の11種類です。
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《気になる》ソングライン
モレスキン愛用者として名高いブルース=チャトウィン。
この作品は、オーストラリア放浪をもとに書かれているようです。
ソングライン。アボリジニが歩いた道。読了したばかりの池澤夏樹「氷山の南」にもアボリジニの話が出てきます。オーストラリアの大地を移動し続けるアボリジニ。
人はなぜ旅をするのか。
新しいものを見たいから、自分がいる世界・自分の中をかき回したいから、記憶を増やしたいから、新しいステージに立ちたいから…。
理由はいろいろあるでしょう。
自分の中に「流れ」「動き」を作ったり保つために、旅は最適なのかもしれない。
放浪ではありませんが、旅の本では「巡礼コメディ旅日記——僕のサンティアゴ巡礼の道」という楽しい本もあります。
英治出版
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みすず書房
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《気になる》いつかは行きたい 一生に一度だけの旅 BEST500
わたしは出不精なくせに行きたいところは国内外問わずたくさんあります。
最近は寝る前に地図帳を眺めています。東西ドイツとかソビエトが載っている、高校の地理の教科書だったものです。
地図を眺めてぼんやりするのも楽しいけど、美しい写真を見てあれこれ想像するのも楽しい。
もちろん、実際に行くのが一番ですが。
この本は写真と文章で空想旅行を楽しむのにうってつけですね。ナショナルジオグラフィックだからいい写真が多いだろうし。
余談ですが、ぱっと思いついた行ってみたい場所は
日本
- 指宿 (川原泉の故郷だからね)
- 岡山・広島方面
- 軍艦島
- 小笠原諸島
日本以外
- アフリカの自然が多く残っているところ
- サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 (「巡礼コメディ旅日記」を読んだ影響)
- トリスタン・ダ・クーニャ (NHKで放送された、この島のドキュメンタリーを見た影響)
- 南極
- シベリアの果て (なぜか昔から地図帳を見て行ってみたいと思っていた)
- ウユニ塩原
日経ナショナルジオグラフィック社
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NHK番組たまご「私のリュックひとつ分」を見て自分の「私のリュックひとつ分」をやってみた
先日NHKで「私のリュックひとつ分」という番組が放映されました。2回放送で、出演は矢野顕子と田中要次。
たまたま新聞のテレビ欄で見つけた番組ですが、どちらも好きな人なので、録画して見ました。
番組は
もし 二度と戻れない旅に出るとして
荷物はリュックひとつ分しか持てないとしたら
あなたは何を選びますか?
という問いかけから始まり、手渡されたリュックに実際に物を詰めてもらう、というもの。
何を入れて何を入れないか、なぜそれを選んだ / 選ばなかったかから、その人が見えてきます。
どちらもとても面白かった。これはぜひレギュラー番組にしてほしい。
そして番組を見た後、なぜか自分もやってみようと思い立ちました。
使ったのはこのリュック。
詰めるにあたって、以下のルールを設定しました。
- 現時点で自宅にある物を詰める。新規に購入しない
- 今あるそのままの状態で詰める。詰め替え・小分け等はしない
※番組では詰める物のルールは明示されませんでしたが、このようなルールで詰める物が決められているように感じたので、それにあわせました。
そして詰めた物がこれだけ。
powderのくじらシャツ
バックルがないタイプのベルト
紺のチノパン
5本指靴下
モレスキンラージサイズは抜き書き用ノートです。文庫本サイズはジークエンス360ノート。
骨は昨年死んだ「はな」の骨。火葬後お寺の供養塔に納骨したのですが、一部分だけキーホルダ付きカプセルに入れて持っています。毛は今も家にいる「月光」のもの。ブラッシングで抜けた毛を集めたものです。
指輪は夫がプレゼントしてくれたもの。ビーズネックレスは30年来の友人が作ってくれたものです。
とりあえずこれがあれば大丈夫だろう、と。お守りみたいなものですね。
鳥獣人物戯画の甲巻と乙巻のレプリカ。実物大レプリカは高いので持っていません。
本は最初小説1冊・エッセイ評論等1冊・その他1冊にしようと思ったのですが、絞りきれませんでした。
選んだ本は
関川夏央「貧民夜想會」
内田百閒「冥途・旅順入場式」「サラサーテの盤」「御馳走帖」
ちくま日本文学「江戸川乱歩」
現代詩文庫「藤富保男詩集」
高橋悠治「カフカ 夜の時間」
川原泉「フロイト1/2」
ショーン=タン「遠い町から来た話」
「高校生のための文章読本」「高校生のための批評入門」「高校生のための小説案内」
国語辞典は中学の入学祝いに伯父から贈られた「岩波国語辞典第三版」
あと、撮影に使ったため写ってませんが、OLYMPUS PEN LITE。
実際詰めてみて感じたこと。
本以外の物は、案外すっと決まりました。思ったほど迷わなかったのが我ながら意外だった。
本は何度か入れ替えて12冊になりました。もっともっと持って行きたかったですけどね。別の機会に同じことをしたら、国語辞典以外のラインナップは変わるかも。
CDはあえて入れませんでした。好きな曲はたくさんあるのですが、アルバムで「これさえあれば」というのが意外と少ないことがわかりました。
「あの曲とこの曲と…」とやっていると収拾がつかなくなり、リュックからあふれること確実だったので、いっそのこと持たないで行こう、と。
むりやり詰め込めば、もう少し物は入ったかもしれない。でも、そこまでやりませんでした。
普段生活するためには、もちろんリュックひとつ分の荷物では足りません。しかし、本当に持って行きたい物は意外と少ない、いざとなったらばさっと捨てることはできるのかもしれない、と思いました。
今回の出演者は、どちらも猫を飼っています。詰める物を選ぶ課程で「猫は連れていけない」と結論づけました。
うちにはうさぎがいます。二度と戻れない旅なら、可能なら連れてきたいとも思う。でも、やっぱり連れていくことはできませんね。
連れていけない代わりに、毛や骨を持って行くことにしました。
余談
矢野顕子の回でリュックに詰めた物の中に「解剖学的見地に基づいて作られた、リアルな猫のぬいぐるみ」がありました。非常に気になる。ちょっとほしくなりました。
今年もいい本に出会えた〜2011年の10冊 #10book2011
昨年に引き続き、@stiloさんの企画「#10book2011」に参加します。
2011年に読んだ本から10冊選んでブログで発表しよう! #10book2011 – stiloの25時間目
読むのが遅いので1年で読んだ冊数は多くありませんが。
2010年と同様、順位はつけません。
書肆小波の「2010年の10冊」はこちら
2010年の10冊 #10books2010 – 書肆小波
強く生きるために読む古典
読書記録はこちら
「生きるための古典 〜No classics, No life!」は、日経ビジネスオンラインの連載の中でも一番好きです。
本の力だけでなく、言葉の力についても気づかされた1冊。
この本(と連載)に取り上げられた本は、まだ少ししか読めていませんが、来年も引き続き挑戦していきます。
集英社 (2011-01-14)
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論理哲学論考
読書記録はこちら
「生きるための古典 〜No classics, No life!」を見て挑戦した本からはこれを選択。
正直言えば内容はわからなかったけど、それでも思考を紡ぐ言葉の力強さ、ひりひりする緊張感がすごかった。
生きるチカラ
読書記録なし
第7回西三河朝会の課題として取り上げた本ですが、これは読んでよかった。よくある自己啓発書とは違った視点で、自分のやるべきことについてヒントを得られました。
集英社 (2010-07-16)
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悪童日記
一九八四年
ハーモニー
「悪童日記」読書記録はこちら
「一九八四年」読書記録はこちら
「ハーモニー」読書記録はこちら
「ぞわっときた」小説3点。「悪童日記」「一九八四年」は定番中の定番ですが、もっと早くに読めばよかった。
伊藤計劃は「虐殺器官」も「ハーモニー」もどちらも衝撃的でしたが、最初に読んだ「ハーモニー」を選択。
早川書房
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早川書房
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四十路越え!
読書記録はこちら
実にいいタイミングでこの本に出会ったと思います。自分がしていることは間違っていない、という励みになりました。この先の人生を乗り切るためのカンフル剤になったと思います。
巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道
読書記録はこちら
旅のよさを再認識。紀行文学としても自己啓発書としても非常によかった。
ここに書かれたような旅と出会いを、自分もできればいいな。
みすず書房
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ねにもつタイプ
読書記録なし
「しなやかな頭」「しなやかな言葉」とはどういうものか、この本を読めばわかります。
直接役に立つことは何も書いてないけれど、読んで笑いながら頭を軟らかくできる本です。
遠い町から来た話
読書記録はこちら
「大切にしたい何か」にあふれている、涙が出るくらい美しい本。これは読んで本当によかった。心の中に「大切にしたい何か」をいつもしっかり抱いている人間になりたい。
これらからベスト3を挙げると「強く生きるために読む古典」「巡礼コメディ旅日記—僕のサンティアゴ巡礼の道」「遠い町から来た話」の3点。今年はいい本に出会えたと思う。
次点
東京トンガリキッズ
東京トンガリキッズ2011
読書記録はこちら
「東京トンガリキッズ2011」は東日本大震災のチャリティで書かれた短編小説で、「東京トンガリキッズ」は再読なので次点としました。
友人に借りて「東京トンガリキッズ」を読んだのは約20年前。
「東京トンガリキッズ」にしても「東京トンガリキッズ2011」にしても、「世界が終わる日」が非常に重く響きます。
やはりこの言葉は心に響いた。
NO FUTURE、 NO CRY
(未来はないけど、泣いちゃだめだ)
(「東京トンガリキッズ」p219 一九八九年一月七日のパンクロック)
「東京トンガリキッズ2011」は期間限定 (2012年3月まで) コピーフリーです。フリー期間は当サイトで読めるようにしてあります。
本文はこちら (リンク先pdf)。
また、奥付に「当サイトでの販売金額 (500円) もしくは任意の金額の、義援金としての日本赤十字社あて送金をお願いしたい」旨の注記があります。