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《気になる》明日は遠すぎて

今年春に「半分のぼった黄色い太陽」という小説を読みました。チママンダ=ンゴズィ=アディーチェという、ナイジェリア出身の女性作家による長編小説です。
この本の存在を知ったきっかけは、新聞の書評欄の「今年の3冊」という年末特集です。一昨年の特集で取り上げられていました。タイトルが印象的でずっと引っかかっていました。アフリカ出身作家の小説は読んだことがなかったので、その点でも惹かれました。
2段組で厚さ3cm超あり、読むのに1ヶ月かかるかと思いましたが結局1週間で読了。悲惨な描写も多かったけれど、なにより物語として非常によかった。「読まされてしまう力」のある小説だと思います。この小説で、ビアフラ戦争について初めて知りました。
「半分のぼった黄色い太陽」はあくまでフィクションで、ビアフラ戦争に関しても史実と違う箇所はいくつかあるようです。

「明日は遠すぎて」は、今年発売された短編集です。長大な物語「半分のぼった黄色い太陽」の対極にある作品はどんなものなのか、読むのが楽しみです。

 

明日は遠すぎて
明日は遠すぎて

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