《気になる》ぼくは覚えている

「ぼくは覚えている」。たったこれだけの言葉なのに妙に胸に刺さりました。どんなことをどんな風に覚えているのか。
記憶は時間が経てば経つほど薄れてしまったり、一種の補正がかかって実際にあったことから乖離してしまったりします。
そういうことがあっても、その記憶はその形をもっているのだから、それを核にして、どんな風にストーリーが展開されるのか。
妙に心がざわつくタイトルです。

著者は美術家です。カバーの絵も著者によるものでしょうか。

 

ぼくは覚えている (エクス・リブリス)
ジョー ブレイナード
白水社
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