2010年の10冊 #10books2010

2010年に読んだ本から、よかったものを10冊選んでみます。
順位はつけず、感じたことでおおざっぱにカテゴリ分けしてみます。

美しさに心打たれる

  • まっくら、奇妙にしずか → 書評
  • アフリカの日々 → 書評

「まっくら、奇妙にしずか」は絵の美しさに、「アフリカの日々」は描写の美しさに。
どちらも「なぜこんなに美しいのか」と驚かずにはいられなかった。

まっくら、奇妙にしずか
アイナール トゥルコウスキィ
河出書房新社
売り上げランキング: 66218

 

アフリカの日々 (ディネーセン・コレクション 1)
アイザック・ディネーセン
晶文社
売り上げランキング: 84421

 

「自分」について改めて考えるきっかけになった

  • 考えすぎない生き方 (書評なし)
  • 「普通がいい」という病〜「自分を取りもどす」10講 → 書評
  • グズの人にはわけがある → 書評
  • ストレスフリーの仕事術 → 書評

最近の自分にとって大きなテーマが「いかに自分を向き合うか、いかに自分自身を保つか」なのですが、「考えすぎない生き方」「「普通がいい」という病〜「自分を取りもどす」10講」はそれに対して大きなヒントと鳴った本です。特に「「普通がいい」…」は、自分が普段使っている言葉の意味について、改めて考えるきっかけにもなりました。
「グズの人にはわけがある」「ストレスフリーの仕事術」は、曲がりなりにもGTDを始めるきっかけになった2冊。「グズの人にはわけがある」はGTDの本ではありませんが、自分が抱える問題を改善するためにGTDが役に立つかもしれない、と気づくきっかけになりました。

考えすぎない生き方 (中経の文庫)
深澤 真紀
中経出版
売り上げランキング: 160426

 

 

グズの人にはわけがある (文春文庫PLUS)
リンダ サパディン ジャック マガイヤー
文藝春秋
売り上げランキング: 122785

 

ストレスフリーの仕事術—仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド アレン
二見書房
売り上げランキング: 2765

 

驚きがもたらされた

  • 夜と霧 → 書評
  • それでも人生にイエスと言う → 書評

この2冊から受けた衝撃はは言葉にならない。読んでよかったと本当に思う。
「夜と霧」は新訳を借りて読んだのですが、機会があったら旧訳も読んでみたいです。

夜と霧 新版
夜と霧 新版

posted with amazlet at 10.12.19
ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房
売り上げランキング: 760

 

それでも人生にイエスと言う
V.E. フランクル
春秋社
売り上げランキング: 4409

 

「食魔」は食べるという人間の業を真正面から受け止めたような小説群。「これはすごいものを読んだかもしれない」と思った。「エゴイスト」は、愛情のあり方について考えさせられました。

食魔 岡本かの子食文学傑作選 (講談社文芸文庫)
岡本 かの子
講談社
売り上げランキング: 43332

 

エゴイスト
エゴイスト

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浅田 マコト
小学館
売り上げランキング: 9355

この中からベストを選ぶとすると
まっくら、奇妙にしずか」と「食魔」ですね。

来年からは、これまであまり読んでこなかった哲学や文学の古典 (特に外国のもの) を中心に、ちゃんと読書ノート・抜き書きノートを作りながら時間をかけて本を読んでいこうと思っています。

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“2010年の10冊 #10books2010” への2件のフィードバック

  1. 今、手元にアフリカの日々があります。
    まさしく今から、読もうとしているところです。
    いつも素晴らしい本への出会いをありがとうございます。
    これからもよろしくお願いしますね!!

  2. こちらこそ、いつも良い本をご紹介いただきありがとうございます。
    これからも、よろしくお願いします!!

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