カテゴリー: 本の話
《気になる》ワタシの川原泉
川原泉がデビューして30周年ですか。もうそんなに経ったのですね。
わたしが「花とゆめ」で初めて読んだ川原作品は「甲子園の空に笑え!」でした。
以来カーラ様の作品は何度読み返したか分かりません。
彼女の描く読み切りには味のある作品が多いので、こういう短編集が出るのはとても嬉しい。
わたしが一番好きな短編は「フロイト1/2」です。何度読んでもラストで泣く。カーラ様の作品で一番好きといってもいいかもしれない。
個人的には「一番川原泉らしい作品」だと思うのですよ。
次に好きなのが「架空の森」。少し長い作品なら「甲子園の空に笑え!」。
発売後にこの本の存在を知るとは不覚にも程がありますが、それでもこういう記念の本が出るのは、しみじみ嬉しい。
白泉社 (2013-11-05)
白泉社
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CBC「イッポウ」の図書館特集を見ました
4日にCBCのニュース「イッポウ」で放送された図書館特集を見ました。
図書館は全国に3,000館以上、貸出冊数は年に7億冊以上。利用者数はこの30年間増え続けているんだそうです。
10分ほどのコーナーで、紹介された図書館は
- 千代田区立日比谷図書文化館
- 武雄市図書館 (短い紹介と市長の一言コメントのみ)
- 田原市図書館
千代田区立日比谷図書文化館ですが、都立日比谷図書館が現在このような形になっていたのですね。知りませんでした。
先日開催された図書館総合展では「ライブラリーオブザイヤー」に選ばれたそうです。
「居心地のよさ」を重点に運営されていて、レストランやカフェが併設され、そこに図書館の本を持ち込めるだけでなく、カフェの飲み物を図書館内に持ち込むこともできるとか。貸出だけでなく、博物館のような企画展もやっているそうです。
都立日比谷図書館は学生時代に行ったきりですが、かなり雰囲気が変わりましたね。昔の図書館もよかったけど、新しい図書館にも行ってみたい。
千代田区立日比谷図書文化館は公設民営図書館です。出版社など5社が運営に当たっています。
どこの自治体も財政が厳しく、書籍を買う予算も減っている。それを図書館に機能付加をして補っているのですね。
田原市図書館では電子書籍の話題が。
図書館で電子書籍を扱おうと思っても、現状では著作権法の関係で難しいそうです。「ならば自分たちで作ってしまえ」と、大学と共同で田原市を紹介する電子書籍を作成したとのこと。
特集の最後に名古屋市の事例が紹介されました。
名古屋市の図書館は長らく利用者数が低迷していたものの、H20年以降は利用者数・貸出冊数が毎年数万ずつ増えているそうです。
施設が老朽化していることが、低迷の一因のようです。
最後はメインキャスターの「新しい図書館サービスの普及を期待します」というコメントで締めくくられました。
昔ながらの図書館も好きですが、新しい試みをしている図書館も楽しそうです。色々な図書館が身近に増えてくれるとうれしいですね。
余談
一宮市立図書館が尾張一宮駅ビル内に完成し、夜9時までやるようになってすごく便利になった、と同市在住の同僚から聞いて「うらやましい」と思いました。
まあ図書館のためだけに一宮まで行こうとは思いませんが。
《気になる》なぜなぜ分析 管理編・実践編
「なぜなぜ分析」というものは知りませんでした。まずは名前のインパクトですが、その手法も気になります。
ITproによると
「なぜ」を繰り返すことで、問題の原因を追究する手法のこと。
確かにミスをしてしまったときに、「どうしてそうなったのか」をくり返し考えていくことで、根本的な問題や気をつけるべき点を見つけやすくなりそうです。しかも単語ではなく文章で表現するんですね。
初めて知った手法ですが、なんだか気になります。
《気になる》日本の野菜文化史事典
毎日食べる野菜は、ほとんどが「全国区」の、日本中どこにでも手に入るものがほとんどです。一方で、ある地域でしか栽培・流通していないものもあります。今ではどこでも手に入る水菜も、もともとは関西の野菜ですしね。
愛知に来て初めて見た野菜が、ものすごく長いいんげんです。正しい名前は「ジュウロクササゲ」。まだ食べたことはありません。
普段意識することはないけど、全国区でも地域限定でも、野菜にはそれぞれ歴史も文化的な背景もあります。そして既に栽培されなくなた野菜もあることでしょう。
毎日の食事に欠かせない野菜。価格も内容もボリュームがある本ですが、歴史や文化の面から野菜を見てみるのも面白そうです。
《気になる》日本の10大庭園
今までに行ったことのある日本庭園は、小石川後楽園、六義園、徳川園くらいです。
庭を造り維持するには、相当な手間と時間がかかります。でも庭の見方が分かっていないと、ただ「きれいだな」で通り過ぎてしまうんですね。わたし自身がそうです。せっかくきれいな庭を見たのにもったいない。
しかし「庭の見方」を知る機会はないに等しいのではないでしょうか。樹木にも石にも、意図があってそこには位置されているはずです。それが分かると、庭を見る楽しみが増えるかもしれない。
この本を読んで日本庭園に出かけ、これまでと違った見方を楽しめたらいいですね。。
《気になる》変り兜: 戦国のCOOL DESIGN
カバー写真は「兎耳形兜」です。ぱっと見て「う〜〜〜む」という言葉しか出てきませんでした。
戦国時代、人々はかなり派手な格好をしていたのは知っていました。例えば豊臣秀吉は、ペルシャ絨毯を仕立て直した陣羽織 (重要文化財「鳥獣文様陣羽織」) を身につけ、徳川家康は、波の上でうさぎが跳んだりはねたりしている大柄の着物 (国宝「松浦屏風」の右隻にあるような着物と思われる) を着ていたそうです。
しかしその派手さが、兜にまで及んでいたとは。
「兎耳形兜」のうさぎは、人を食ったような表情をしています。現在のキャラクターにありそうな感じですね。これが特別派手でないとしたら、一体どんな奇天烈な兜があったのでしょう。とても気になります。
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《気になる》人づきあいがラクになる「心理学の教え」
人間関係は非常に難しい。例えばどんなに自分に合っていてやりがいのある仕事でも、人間関係一つで職場が地獄になることもあるし、逆に仕事が辛くても人間関係のよさで救われることがあるかもしれない。影響があるのは仕事だけではない。プライベートでも家族間でも、やはり難しいものだと思います。
もちろん自分一人でどうにかできることではありません。だからこそ何の裏付けもなしに悩むのではなく、心理学的な方法を知って向き合うことが有効かもしれません。コミュニケーションを円滑にとるのも一つの技術かもしれません。
いろいろと人間関係に悩むことも多いので、悩みを少しでも減らすために役立ちそうだなと思いました。
《気になる》ご当地「駅そば」劇場—48杯の丼で味わう日本全国駅そば物語
駅そばって、ほとんど食べたことがありません。そもそも立ち食いの店に入ることがない、温かいそばが好きではない、などが理由です。
名古屋近郊は、そばではなくきしめんです。名古屋駅構内のきしめんスタンドはテレビでも紹介されているようです。下手なきしめん屋よりも駅スタンドがおいしくて、お薦めは名古屋駅○番線ホーム (詳細失念) だとか千種駅だとか、色々意見も聞いたことがあります。
駅の立ち食いスタンドに対する味の評価なんて、愛知に来るまで聞いたことがありませんでした。
確かにきしめんは非常に地方色が強いけど、それ以外にもいろいろあるんですね。街中のそば屋ならともかく、駅スタンドにまでご当地色があるとは。
この本では全国の駅そばが写真付で紹介されています。どんなものが出てくるのか気になります。
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《気になる》All Color ニッポンの刑務所30
わたしは今まで刑務所のそばに行ったことがありません。刑務所自体はこれまで住んだ県すべてにありますが、どこでも生活範囲からは遠いところにありました。
なのでわたしが刑務所について知っていることの大部分は、テレビ番組で見て知ったものです。どれも断片的なもので、実態はまったくと言っていいほど知りません。あとは時折開かれる、刑務所で作られた家具などの即売会でその存在を意識するくらいです。
この本は刑務所を紹介したビジュアルブックです。刑務所の設備そのものと、そこで何が行われているのか。こういう形式で刑務所を紹介した本は知らなかったので、興味を持ちました。
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《気になる》後藤アナのダジャレ教室
NHKに後藤繁榮 (ごとうしげよし) というアナウンサーがいます。きょうの料理に出演しています。以前は地球ラジオに出演していて、よく聞いていました。
この人、とにかくよくダジャレを言います。地球ラジオでは隙あらば披露、という感じでした。きょうの料理も似たような感じでしょう。「アナウンスよりもいかにダジャレを言うかに気をつかっている」という趣旨の発言を聞いたこともあります。意識しなくても進行やアナウンスを問題なくできるから、そんな風にできるんだろうなと思いました。実際とても聞きやすい声と話し方の人です。
そのダジャレ大好きアナウンサーが書いたダジャレの本です。聞けば身体から力が抜けそうになるものですが、考えるには結構頭を使うはず。一体どんな風に考えて発言しているのか、この本を読めばわかるでしょうか。わたしは進んでダジャレを言おうとは思いませんが、気になります。