月: 2012年7月
《気になる》詩の窓
わたしが複数の詩集を持っている唯一の詩人、藤富保男。
矢野顕子が彼の詩に曲をつけてアルバムに収録しています (「峠のわが家」収録の「一分間」と、「GRANOLA」収録の「やがて一人」)。これらが藤富保男との直接の出会いです。ちなみに「一分間」の原題は「非」です。
そこから気になり出して、アンソロジーや詩集を購入して読み始めました。
藤富保男の詩は、それまで自分が読んだことのあるどの詩とも違っていました。とにかく読んでいて楽しい。思いがけないところに思いがけない言葉が現れ、そういう言葉のつながりが目の前を開いてくれる。
詩集は数年に1冊のペースで出版されています。また新しい言葉の世界が開けていくのを感じたい。
《気になる》ロスト・シング
「2011年の10冊」にも入れた「遠い町から来た話」。この本の作者ショーン=タンの最新刊です。「遠い町から来た話」と同じく岸本佐知子さん訳。
「遠い町から来た話」は図書館で借りて読んだのですが、読了後すぐさま買いに走りました。
こんな素晴らしい本は、ちゃんと手元に置いておかなきゃならないと強く思ったのです。美しい絵と美しいストーリー、美しい言葉。
今回もきっと間違いない。美しく新しい世界にひたりたい。
「ロスト・シング」って、映画になってアカデミー賞まで受賞してたんですね。日本公開はないのでしょうか。公開されたら見に行きたい。
ところで明日、代官山蔦屋書店で「岸本佐知子さんミニトーク&サイン会」などという、素晴らしすぎるイベントがあるではありませんか。行けませんがorz