カテゴリー: 本の話
《気になる》花のズボラ飯
ズボラ飯…なんと魅惑的な言葉。
わたしは結構ずぼらな性格なんで、ものすごい親近感を抱いてしまいました。
一人暮らし歴だった頃は毎日終電近くまで残業、休日出勤も当たり前という生活だったので、平日の帰宅後はもちろん、休みの日も何かする気力はほとんどありませんでした。あらゆることに対してひたすらずぼらでした。
食事もほとんど外食、休みの日は作ってもひたすら簡単なもの。まさにズボラ飯ばかりでした。
現在は当時よりずっと時間に余裕のある生活をしていますが、特に忙しかったり疲れがたまったときは、いかに手を抜くかを結構考えます。
もちろん、食事の準備に限らず毎日家事をきちんとやるのが理想だし、そうできるようにいろいろ工夫したりしています。
でもたまにはズボラになってもいいじゃないですか。毎日続くことを全部しっかりやってたら疲れますよ (と、言い訳じみたことを書く)。特に食事の準備は3度もあるし。
料理を題材にしたまんがって、これまで興味がありませんでした。しかしこの作品にはすごく惹かれた。他の料理まんがにありがちな、作る方も食べる方も完璧を求め、その完璧さに疲れるところがなさそうだから。
レシピ集まであるんですね。
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《気になる》さよなら僕の夏
先日、レイ=ブラッドベリが亡くなりました。彼の本で読んだことがあるのは、今年5月に読了した「たんぽぽのお酒」だけです。
この本は10年ほど前に参加していた、出身大学の倫理学教授を囲んだ読書会の課題になっていたのですが、この時は残念ながら都合が悪くて参加できず、その後も未読のままでした。
そして読了後に、「たんぽぽのお酒」に続編があること、しかもそれがかなり最近になって書かれたことを知りました。「たんぽぽのお酒」はとても美しい物語で、読み終わってしまうのが惜しいくらいでした。そしてもっと早くに読めばよかった、と思ったのです。
この物語に続編があったとは。
この記事に
「名前は聞いたことあるけどまだ読んだことはない」人は幸せだと間違いなく言える作家です。
とありますが、最近SFに興味が出てきているので、他のブラッドベリもいろいろ読んでみたいと思います。
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《気になる》センセイの書斎—イラストルポ「本」のある仕事場
人の家の冷蔵庫はまた、のぞいてみたいもののひとつ
と書きましたが、書棚もまた冷蔵庫と同じ位のぞいてみたいもののひとつです。
冷蔵庫が生活そのものだとすれば、書棚は思考・感性そのもの。「その人の頭脳」の一部が形になって現れた場所。
まれにtwitter上で人の書棚の写真を見つけると、じっと見てしまいます。
この手の本は写真で構成されることが常ですが、これは絵と文章によるルポルタージュ。内澤旬子さんの本は気になりつつも読んだことはありません。読まないで言うのもなんですが、この人のルポなら面白いかも、という気がします。
特に興味がある書棚は南伸坊、津野海太郎。他の作家とはひと味違う書棚が見られそうです。
この本に取り上げられていない人で、今自分が一番見たい「センセイの書棚」は川原泉と高橋悠治。
川原泉の書棚は10年ほど前に雑誌で取り上げられているのですが、実際の記事は見ることができませんでした。なので「今の川原泉の書棚」をぜひ見てみたい。
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余談
わたしが今使っている本棚は90cm*180c*40cmくらいのものですが、本とCD、少しの雑貨が入り乱れて、とうの昔に破綻、たまに雪崩を打ちますorz そしてさらに混迷が深まる。いい加減本棚自体を買い換えたいのですが、下手すると引っ越しと同じくらい労力がかかりそうで実現していません。
《気になる》居心地の悪い部屋
最近気になりだした翻訳家、岸本佐知子さん。
彼女の本はエッセイ「ねにもつタイプ」と翻訳書「遠い町から来た話」「中二階」しか読んだことがありません。でもこの3冊で「この人の翻訳した本はそれだけで読む価値があるかも」と感じました。
海外文学を読み始めたのがつい最近のことなので、「ニッポンの書評」を読むまで岸本さんのことは全く知りませんでしたが、今ではなんと惜しいことをしていたのかと思います。
わたしは翻訳の技術について何も知りませんが、「ねにもつタイプ」を読んだあとに「遠い町から来た話」を読んで、こういう発想ができる人だからこういう翻訳・こういう文章ができるんだ、と納得しました。
その岸本さんが訳した本。「居心地の悪い」というのがいい。「楽しさ」「面白さ」だけでなく「ぞわっとくる感じ」「奇妙な感じ」を求めるのも小説の醍醐味でしょう。
取り上げられた作家は全く知らない人ばかりです。でもきっと、いい感じでぞわっとくる小説ぞろいな気がします。
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《気になる》冷蔵庫
やや古い写真集ですが。
「人の家の冷蔵庫は勝手に開けてはいけません」と幼い頃に言われた人は多いでしょう。自分もそう言われてきました。実際人の家の冷蔵庫を開けることは滅多にありません。
しかし人の家の冷蔵庫はまた、のぞいてみたいもののひとつでもあります。そこにはその家の生活そのものが反映されているだろうし、自分の知らない「生活の知恵」のようなものが潜んでいるかもしれないから。
古本か図書館で探すかしかなさそうですが、残念ながらわたしの行動範囲にある図書館には蔵書がありませんでした。
そして、この写真集の現代版・ワールドワイド版と言えるのがFridgewatcherでしょう。
ここでは様々な国の様々な人の使う冷蔵庫 (もちろん日本もあり) が投稿されています。
中身の詰まり具合も外観も様々な、世界の冷蔵庫。各国の食品パッケージを見ているだけでも楽しいです。
Aboutに
Cause every fridge tells a story.
とありますが、まさにその通り。
しかし猫が入った冷蔵庫にはびっくりしたwww
ちなみにうちにある冷蔵庫は、10年近く前に買ったシャープの両側どちらからでも開けられる冷蔵庫です。365L。仮に引っ越すことがあっても、これなら置き場所に困らないだろうと思って選びました。実際には買ってから引っ越しをすることはありませんでしたが。
冷凍室はほぼぎちぎちですが、冷蔵室と野菜室は結構すいてます。
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《気になる》軍艦マーチのすべて
パチンコ屋で軍艦マーチを流すことを発案した人は、本当に頭がいいと思います。パチンコはやらないけど、あれほどあの場所に合う曲はない。
「軍艦マーチ=パチンコ屋」という連想しかありませんが、ベルリン・フィルからチンドン屋まで。実際聴いて楽しいと思うかどうかはわからないけど、どんなものが出てくるか、面白そうです。
軍艦マーチに歌詞があったことは、これを書くためにwikipediaを見て初めて知りました。
このCDに盛岡一高 (久美沙織の出身校だ) の校歌が収録されています。「校歌が軍艦マーチ?」と思いましたが、これをきっかけに思い出したことがあります。
わたしが卒業した小学校には運動会で使われる「赤組伝統応援歌」「白組伝統応援歌」がありましたが、白組の曲が軍歌なのです。これを知ったのはつい最近で、テレビから軍歌 (曲名不明) が流れてきて、それが白組応援歌と全く同じで驚愕しました。
赤組のメロディーは忘れてしまいましたが、こちらも軍歌由来の可能性はありそうです。
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《気になる》東京スカイツリー UNDER CONSTRUCTION
東京スカイツリー、開業しましたね。昨年春に私用で千葉に行ったのですが、総武線の車内からスカイツリーを見て「なんでこんな巨大なものが立っているのだ」と、恐怖の入り交じった驚きを感じました。
スカイツリーの下まで行ってみたいとか登ってみたいとは思いませんが、あんな巨大なものがどうやって作られたのか、には興味があります。
先日NHK world「TOKYO EYE」で東京スカイツリーの特集をやっていました。その中でスカイツリーの図面がちらりと映ったのですが、もっとしっかり見たいと思ったのです。わたしは建築は素人だけど、どういう考えのもとにどうやって構築されたのか、そこには興味がある。
なので、UNDER CONSTRUCTIONのスカイツリーはじっくり見てみたいです。
今後上京することがあっても、スカイツリーまで行くことはないですが、でもちょっと楽しみにしていることがあります。それは「スカイツリーにまつわる都市伝説がどんなものが出てくるか」。
過去に人々を驚かせた巨大建造物の1つ、東京都庁。東京都庁が完成してしばらくあと、こんな話を聞きました
- 東京都庁の地下には実は大陸間弾道ミサイルが埋まっていて、有事の際にはあの建物が火を噴いて飛んでいく
- 東京都庁は実は変形ロボットで、有事の際にはあれが巨大ロボットに変身して戦う
※言うまでもないですが、ただの根も葉もない噂・都市伝説です。念のため
わたしは東京スカイツリーでも、この手の都市伝説が絶対出てくると思っています。どんな話が出てくるか楽しみですw
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メディアマーカーの登録件数が3000件を超えました
3月30日にメディアマーカーの登録件数が3000件に達しました。3000件目は枡野浩一の歌集「歌—ロングロングショートソングロング」でした。
1000件目を登録したのは2009年11月4日、夏目漱石「私の個人主義」でした。
2000件目に登録したのは2011年4月30日、「フランス名詩選」でした。
2000件目から3000件目に至るまで、1年かかりませんでしたね。登録のスピードは上がるばかりです。
最近シンプルに「本をもっと読みたい」と思うようになりました。昔から本を読みたいと思い、本を探して読んできているのですが、よりはっきりそう感じるようになったのです。
相変わらず読むのは遅いので、気持に行動がついて行っていない状況ではありますが。
「読みたいものを読む」を基本に、これからものんびり読んでいこうと思います。
すばらしいサービスを作ってくださった@coanmmさん、ありがとうございます。
先週気になった本・モノ (2012年第13週・3/19〜3/25)
先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。
[MM週間記録3/19-3/25] 登録34件/購入1件/金額1008円/読了2冊
マルテの手記
先月名古屋市美術館にベン=シャーンを見に行ったのですが、先週展示終了前に再度行ってきました。このときミュージアムショップで発見しました。
ベン=シャーンには「マルテの手記」をテーマにしたリトグラフの連作があります。どれも非常に印象的な作品です。せっかくなのでそれらの絵のもとになった作品も読んでみます。
のら猫ニッポン〜長崎・尾道から江ノ島・函館まで〜
日刊サイゾーから。
うさぎの次に猫が好きな身には、非常に気になる。
自宅周辺にもわずかにのら猫がいます。見かけるとつい観察してしまう。
解説は字幕、音声はBGMに鳥の鳴き声、川の流れる音などだけというのがいい。こういうDVDに言葉というか声は余計です。
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清く正しい本棚の作り方
Living With Books
「清く正しい本棚の作り方」はAmazonの表示履歴からのおすすめとして、「Living With Books」はその同テーマの作品として表示されました。
現在自宅本棚は破綻しております。上下にも前後にも本が重なり、どこに何があるかわからない、そして時々雪崩が起きますorz 雪崩が起きた結果さらに混迷が深まります。
本棚自体がよくないのと、本棚に本以外のものがたくさんあるのがよくないのはわかっています。片付けは下手ですよ、ええ。
今の住宅事情では本棚の自作は無理ですが、いつか「Living With Books」にあるように、スタイリッシュに本と同居してみたいものです。
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たんぽぽのお酒
10年ほど前、大学の倫理学の先生を囲んだ読書会に参加していました。そこで課題として取り上げられたことのある本です。その読書会自体は都合が悪くて参加できず、この本も読まずじまいになってしまいました。
このことを先週唐突に思い出し、未読のままだった、せっかくだからどこかで読もうと思いました。
晶文社
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購入したのはこの1冊。
読了したのはこの2冊。
非常に楽しい小説でした。読書記録はこちら。
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講談社
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先週気になった本・モノ (2012年第12週・3/12〜3/18)
先週チェックした本・モノからいくつかピックアップします。
[MM週間記録3/12-3/18] 登録32件/購入2件/金額1248円/読了1冊
犬の心臓
書店店頭で発見。この本のオビに豊崎由美さんの
…この事件に心拍数が上がらないようじゃ、小説好きとはいえません。
という推薦文がありました。
ブルガーコフのことは知りませんでしたが、最近海外文学が気になる、もっと色々読んでみたいと思っているのでチェック。
河出書房新社
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欲情の文法
朝日新聞ウェブサイトから。「官能小説かい」とは思いましたが、これほど人にストレートに訴えかける文章はないことも確かです。官能小説を書く気は全くありませんが、人の感情に訴えかける文章をいかに書いているか、というところには興味があります。
購入したのはこの2件。
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英語の勉強でトライします。
Learning English With The New York Times 1.2(¥250)
カテゴリ: 教育, 辞書/辞典/その他
販売元: The New York Times Company – The New York Times Company (iDP)(サイズ: 67.4 MB)
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