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発想の前段階でも役に立ちそう〜Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術
「R-style」の倉下さんの最新刊です。
倉下さんの本は、デジタル / アナログのどちらかに偏ることなく、必要に応じたスタイルを提案してくださるので好きです。
この本はアイデアの種を見つけ、それを育てて発想につなげていく流れを順を追って解説されています。
自分に取っては、前半のアイディアの種を見つける方法論の部分が非常に面白かったです。
この本は発想術の本ですが、自分にとっては発想の前段階、頭をいかに柔らかくするか、物の見方を変えていくか、の教科書として役立ちそうだなと感じました。
というのは、読みながら自分自身の「硬さ」を再認識したからです。
「はじめに」に
「アイデアなんて、自分には考えられない」
「アイデアなんて、自分には考えもつかない」
「アイデアなんて、自分には考えられるはずもない」
という言葉が出てくるのですが、自分がまさにそう。それどころか「そもそもアイデアってなんなんだ?」と思っているくらいです。
この本には「アイデアって何?」についての解説もあります。
普段の生活の中で自分は頭が固いな、と思うことがあります。そしてかなりぼーっとしているので、ぼーっとしている間にいろいろなことが過ぎ去ってしまう。
それで直接困ることはあまりないのですが、それでも大切な何かを逃しているのかもしれない、と感じることがあります。
やっぱり頭は固いより柔らかい方が絶対いいし、頭を柔らかくなって物の見方が変わってくると、それによってきっと世界も変わってくる。その結果、生活に楽しみが増えるかもしれない。
自分はかなりぼーっとしている、と書きましたが、もちろん毎日何も感じないで生活しているわけではありません。
ただ、何か感じたことを自分でつかむことが下手なだけかもしれない。
アイデア云々以前に、もっと自分が感じることに敏感になり、それを書き留める習慣をつけることで頭を柔らかくし、物の見方を変えるきっかけがつかめるかもしれない。
アイデア以前のところで止まっているのはちょっと情けなく感じますが、それを変えていくきっかけがつかめた気がします。
まずはメモを毎日書けるように、目や耳をもう少し敏感にしてみよう。
技術評論社
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「知的生産」ってなんだろう〜知的生産の技術
今頃読んでいるのかと言われそうですが。
知的生産に関する古典ともいえる本。昨今のライフハックに通じる、しかしずっと力強く普遍的な話が書かれています。
モレスキンで抜き書き
10代の終わりから20代にかけて、抜き書きノートというものを作っていました。
主に書籍からの抜き書きを書き連ねていたのですが、雑誌や新聞記事のコピーを貼ってあったり、好きな歌の歌詞を書いたりもしていました。
このノートは数冊ありましたが今手元にありません。30歳になって最初の燃えるごみの日に、10年間続けた日記とともに捨ててしまいました。
モレスキンに直接ペンをぶら下げるハック・シャープペンシル編
「モレスキンに直接ペンをぶら下げるハック」をモレスキナリーさんで取り上げていただきました!ありがとうございます!
「モレスキンに直接ペンをぶら下げるハック」の最後に「本当はボールペンじゃなくて、シャープペンをぶら下げたい。」と書いたので、やってみました。
用意したもの
- 無印良品のナイロンストラップ1本
- ハトメを打ったモレスキン
やり方は
- ハトメを打ったモレスキンにストラップを通す。
- ストラップの金具を、シャープペンのクリップに通す(上までしっかり。でないと抜ける可能性が)
この金具にクリップ部分が入るシャープペンならぶら下げることができます。いくつかのシャープペンで試してみましたが、onbookを通すことができました。ただし難点があって、実際に書くときはキャップはモレスキンにぶら下げたままの、消しゴムが出た状態にしないといけない。書くに困ることは全くありませんが。
今回はハトメの位置のせいで金具をモレスキン側にすることができませんでしたが、穴開け位置をうまく調節してモレスキン側に金具をつけられるようにすれば、下げられるものは大幅に増えます。クリップをひもに引っかけるだけでも、ペンが吹っ飛んでしまう確率はかなり下がるはず。
ちなみにonbookはそのまま背表紙に差しても邪魔になりません。だったらぶら下げなくてもいいじゃないか、というツッコミは却下(笑)
モレスキンに直接ペンをぶら下げるハック (追記あり)
「ハック」などと大げさな言葉を使ってしまいました。
もともとは虹の父さんの「RHODIA #11とゼブラ ペンポッドの組み合わせ方」 というエントリで見たのがきっかけです。ここでペンポッドという便利なものを見つけ、自分も使ってみようと購入しました。
まず自分が使ってるメモ帳にぶら下げてみました。@kazumotoさんの方法の改良版です。
ぶら下げるために用意したもの
- ハトメ (手芸用)
- ハンマー (ホームセンターで500円)
- かまぼこの板 (うさぎにかじらせるために保存していたもの)
やり方は至って簡単。穴開けてハトメつけてペンポッドを下げだけ。
メモ帳の表紙、ハトメのない穴は位置を間違えて開けてしまったものですw
これは無印良品の「再生紙 表紙が360°折り返せるメモ A8」 です。RHODIAは罫線の色が強く、しかも紙が白すぎて好かない。デミクーパーも、自分にはちょっと罫線が強すぎると思うのです。
つぎに、ペンポッドを直接モレスキンにぶら下げることとしました。やり方はメモ帳と全く同じ。これまでは背表紙にシャープペンを差していたので、だいぶすっきりしました。
本当はボールペンじゃなくて、シャープペンをぶら下げたい。
それはともかく、ヒントをくださった虹の父さん、kazumotoさん、ありがとうございます。
2010/06/29 20:59 追記
このエントリを、モレスキナリーさんで取り上げていただきました! ありがとうございます!
また、「モレスキンに直接ペンをぶら下げるハック・シャープペンシル編」もやってみました
「名古屋ライフハック研究会VOL8」参加してきました #nagohack
名古屋ライフハック研究会に参加してきました。今回のゲストスピーカーは美崎栄一郎さん。
実は今回の研究会に参加するまで、美崎さんの本を読んだことはありませんでしたが、これを機に「「結果を出す人」はノートに何を書いているのか」を読んでみました。当日、本にサインをいただきました。ありがとうございます。
読後感は、共感できたこととピンとこなかったことがない交ぜになった感じでした。
共感できたのは具体的なノートや文房具の使い方など。非常に面白かったし、これは自分でもやってみようというものがあったので。「A書評」も、目的がある読書の場合、変に気負わなくてできそうだと思ったのでやってみます (しかしわたしは、そもそも「目的がある読書」をほとんどしていないな)。
ピンとこなかったのは、具体的な仕事術の部分です。これは美崎さんと自分の仕事の違いによるところが大きいと思います。なので「今の自分の仕事だと、このやり方はあてはまらないなぁ」とは思いましたが、同時に「このやり方はきっとどこかで役に立つかも」と思いました。
実際、仕事ではありませんが自分で朝会を企画したことで、朝会運営にここで読んだノート術は役に立ちそうです。早速母艦ノートとメモノートを買ってこねば。
研究会で美崎さんのお話を聞いて、印象に残ったキーワードをいくつか。
- チャンスをもらうことが最大の「仕事」
- ノート術は、継続することが最重要、続かなかったら意味がない
- 目的を意識して書くことが需要、手段は重要ではない
- 自分の個性は自分が記録しないと伝わらない。記録することで「相手の心に記録する」ことができる、相手の心に記録することでチャンスがもらえる
わたしはこれまで、「記録を取ること」を特に意識してきませんでした。現在も積極的に (or 意識して) 何かの記録を取ることは少ないです。
20歳になったとき、何を思ったか突然日記を書き始めて、30歳になる前日まで続けましたが、30歳になって最初の燃えるごみの日に10年分の日記を出してしまいました。このときに20代にずっと気になった言葉を抜き書きしていたノートも捨ててしまったのですよ。日記は全く惜しくないが、このノートは捨てるべきではなかった。20代の自分は本当に暗かったので、書いてある言葉も、読むだけで気持ちが沈むようなことばかりでしたが(^^;
それはともかく、自分が記録を積極的に取らないのは、記録の効用にどこか懐疑的だからだと思う。記録を取っておかなかったことを惜しいと思いつつも、どこかで「記録を取ってどうするの」と思っているような。
おそらく記録取ろうと考えると、変に気負ってしまうからでしょう。もっと気楽に、いろんなことの記録を取ってみればいいのかな。
懇親会では、初めてiPadを見て触りました。1次会終了後、ビルの前でみんなでiPadをみんなで囲んでいじったのですが、全然関係ない若いカップルが、その輪の後ろからiPadをのぞき込んでおりました。
美崎さん、名古屋ライフハック研究会の皆さん、ありがとうございました。
またよろしくお願いします。