[share] コレモ日本語アルカ?—異人のことばが生まれるとき

「〜〜アルカ?」という言い方を見たり聞いたりすると、確かに反射的に中国人を思い起こします。
しかし、実際には中国人がどういう状況で話すことを表現しているのか、全く分かりません。
ネイティブスピーカーの中国語を直訳するとこうなるのか、中国人が日本語をしゃべるとこうなるのか。
大学の先生や元同僚など、これまで接してきた中国人は、こんな日本語は使っていません。

おそらくこの「〜〜アルカ?」だけでなく、実際の話し方にかかわらず「この話し方は○○人」みたいなステレオタイプがあるのかもしれません。
そういう言葉がどうやって生まれてくるのか、気になります。

 

 

[share] 夜空と月の物語

表紙の空の色、きれいですね。明け方近い空のように感じます。
夜空も、月や星の見え方も、日々変わっていきます。天候なども考えれば、「いつの日かと同じ夜空」は存在しないのかもしれません。

月が出ていると、足を止めて眺めてしまいます。太陽とは違って、静かに眺められるのが月のいいところですね。だからこそ、月にまつわる言い伝えが多くの場所に存在するのでしょう。

月の物語と美しい写真、気になります。

 

夜空と月の物語
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「国宝 鳥獣戯画と高山寺」見てきました

2014-10-15 09.17.25

京都国立博物館で開催中の「国宝 鳥獣戯画と高山寺」を見てきました。前回サントリー美術館で公開された時にも見に行ったので、7年ぶりです。

鳥獣戯画展

平日に見に行くので、それほど並ぶことはないだろうと思ったのですが…。
この新聞記事を見て、とにかく早く行くことにしました。

8時半頃博物館に到着すると、すでに20人ほど並んでいます。9時半の開館時には、300人近くいたかもしれません。

 

鳥獣人物戯画は順路の後半にあったので、

  1. 前半の展示をすっ飛ばして、まず鳥獣人物戯画を見る(並ばずに見られた)
  2. 4巻全部見たところで最初に戻り、順路通り展示を見る
  3. 鳥獣人物戯画を再度見る(30分待ち)

という感じで見ました。2度とも立ち止まって見ることはできませんでしたが、修復後の明るくなった絵巻を見て、満足です。

甲巻の展示ケースの前に並ぶスペースが確保されていたのですが、全部埋まると2時間待ちにはなりそうです。
そしてイヤホンガイドには「順番待ちをしている人のためのボーナストラック」なんてものがありました。

見終わって外に出ると、入口前には長い行列が。

12時半頃の待ち状況です
12時半頃の待ち状況です

平日でこれだから、休日は凄まじいんでしょうな。
7年前のサントリー美術館は土曜日に行ったのですが、昼前に美術館への入場制限がかかっていました。
このときも朝一番で行ったので閉め出されることはありませんでしたが、とにかく人がすごかった。

 

図録にはおまけの豆本がついてました。AR対応というのが驚き。

段ボールのカバーに覆われています
段ボールのカバーに覆われています

豆本の裏表紙
豆本の裏表紙

10月中に見ないと
10月中に見ないと

黄色いのは7年前に買った図録です
黄色いのは7年前に買った図録です

 

丁巻を見ていた時、隣にいた60代くらいの女性が

「なんで手塚治虫みたいな絵を描いているんだろう」

と言っていました。これは当然ながら「手塚治虫が鳥獣人物戯画のような絵を描いている」ですな。
よく「日本最古のまんが」と言われますが、変なところでそれに納得してしまいました。

11月には絵巻の後半を見るために、もう一度行きます。

 

[share] ネオンカラー・デザイン ピカピカ蛍光色のグラフィック・コレクション

ピカピカ蛍光色と聞いて真っ先に思い出したのが、なぜかスキーウェアです。
子供の頃スキー場で、蛍光色のウェアを着たスキーヤーをよく見かけました。雪の中では実に目立つ。
もっと身近な蛍光色は、スーパーなどのPOPでしょうか。

そもそも目立つ物だから、それをどうデザインに取り入れるか、は結構難しそうです。色に負けず、なおかつ特長を生かしたデザインとはどんなものでしょうか。気になります。

ネオンカラーの対極である、モノクロームのグラフィックコレクションもあるようです。

 

 

 

[share] 黒の文化史

黒は、ありふれた色です。
日常的に触れる黒は、まずは洋服。あとはいわゆる黒物家電とか自動車あたりでしょうか。
わたしは何かを選ぶ時、色の選択があれば黒を選択肢に入れます。しかし「黒が好き」とまでは言えない気がします。
もちろん、嫌いなら最初から選びません。好きとは言い切れないけど気になる色が黒なのかもしれません。

黒は、他の色とは明らかに違う存在感があります。そう感じるのは何故か、黒がどんな風に受け止められてきたのか。
ありふれた色について書かれたこの本、気になります。

 

黒の文化史
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[share] ネコにウケる飼い方

今わたしの実家にいる猫は、3年ほど前に譲渡猫としてやってきました。たまにしか帰らないせいもあって、なかなか相手をしてくれません。
帰省のたびに抱き上げようとしたりして、嫌われます。無視されているわけではありません。気が向いたらそばに来て、ささっと言ってしまいます。
そんな状態なので、この本のタイトルは見逃せませんでした。猫にウケる接し方ができれば、もっと相手にしてもらえるかしら。

 

ネコにウケる飼い方 (ワニブックスPLUS新書)
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[share] 完全保存版 寝台列車トラベルガイド

7〜8年前に、北海道旅行の往路でカシオペアを利用しました。これがわたしの唯一の寝台列車体験です。
夜行列車なら、学生時代にムーンライトながらやえちごをよく利用していました。
寝台列車の旅はいいですね。ゆっくり目的地を目指して車窓を楽しみ、目覚めれば目的地はすぐそこ。

トワイライトエクスプレスは来年で終了します。寝台列車自体が消える運命にあるのかもしれません。
確かに制約も多いとは思いますが、とてももったいない。
遠方への旅行の機会は少ないけれど、寝台列車にはまた乗ってみたい。

 

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[share] どこの家にも怖いものはいる

表紙の少女が、とても怖い。これに限らず、著者の作品の表紙は、どれも怖い絵ですね。ホラー作家なんだから、当然といえば当然ですが。
引っかかったのは、表紙よりもタイトルです。
人の家の中はうかがい知れない、だからこそ何か怖いものが潜んでいるかも、という気持ちは否定できない。もしかしたら自分の家だって。普段開けることのない部屋が怪しい。
そうやって考えると、安全なはずの家に対する気持ちが、変わってくるかもしれない。

 

どこの家にも怖いものはいる
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[share] 「無」の科学

「無」は、数学でよく出くわします。過去に色々と悩まされた記憶が。ただ「何もない」じゃ終わらないんですね。「無」そのものとも、そこからから出てきた色々なものとも格闘するわけです。
「無」はただ「何もない」で終われない、何もないはずなのにそこから様々なものが生じてくる、厄介で興味深い存在だと思います。
「無」でぱっと思い浮かぶのは数学とビッグバン前の宇宙くらいですが、自分の知らない、もっと魅力的な「無」に、この本で出会えそうです。

 

「無」の科学
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[share] ゴキブリ大全

思わず「ぐぬぬ」と、のどの奥から出てしまうタイトルです。
非常に身近ではあるものの、絶対に近づきたくない虫。みんなが駆除に必死になっているのに、気がつくとその努力をあざ笑うように姿を見せる…。
「生きた化石」と言われるだけあって、奴らを相手に完全勝利は難しいんでしょうかね。

しかしなぜ「生きた化石」たり得たんでしょうか。その辺りは全然知りません。
仲良くしたくはありませんが、少しでも「勝率」を上げるために、この本で生態と歴史を押さえるというのはアリかもしれません。

 

ゴキブリ大全 新装版
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