2016年用の手帳を購入

来年用の手帳を買いました。選んだのは「ミドリ プロフェッショナルダイアリー マンスリー」です。

 

本当はこの色のムーン柄がほしかった
本当はこの色のムーン柄がほしかった

 

プロフェッショナルダイアリー 2016【手帳・ダイアリー 2015】|ミドリ オンラインストア

 

今年はB6スリムのレフトタイプを使っていますが、自分の予定管理には時間軸はいらんな、と思ったのでマンスリーのみにしてみました。

 

年間インデックス
年間インデックス

 

マンスリーページ
マンスリーページ

 

月ごとのノート
月ごとのノート

 

サイドポケット
サイドポケット

 

気に入った点は

  • 月ごとのページに縦軸月間カレンダーがあるので、「1日で完結する予定」「数日にわたる予定」を混在させずに管理できる
  • カレンダー直後の月ごとノートページに、予定の補足をまとめて書ける
  • MDペーパーなので書きやすそう
  • A4用紙を3つ折りにできるサイドポケットがある

など。

今年同様、来年も手帳には必要なことだけを書いて、のんびり過ごしていこうと思います。

 

 

深澤真紀さん講演会に行ってきました

7月20日に岡崎市のりぶらホールで開催された、深澤真紀さん講演会「その情報本当ですか?〜メディアの裏を読む技術」に行ってきました。
岡崎商工会議所女性部主催です。
深澤さんの講演はいつか聞きたいと思っていたので、万難を排して整理券を入手してきました。

 

これを手に入れるために、朝から商工会議所に行きました
これを手に入れるために、日曜朝から商工会議所に行きました

 

講演はまず、りぶらに来る前に岡崎観光をした話から始まりました。
そしてりぶらはとてもいい図書館で「毎日きたい」とのこと。これには賛成。近所にあったら毎日でも通いたい。

本題は深澤さんが「草食男子」をどういう意図で考えたのか。褒め言葉である「草食男子」がどう誤解されていき、それとどう対峙したか。「草食男子」に対する世間の誤解と実態がどんな風にずれているかを中心に進んでいきました。

途中何度も笑いがおき、深澤さんの「ノリがいい」とおっしゃっていました。実際かなり楽しい内容でした。

印象に残ったエピソードをピックアップすると

「愛知のありがちな母娘像」の話で、名古屋のお嬢様大学のことだけでなく、東海地方のファッション雑誌ケリー (読んだことない) の名前まで出てきたのには驚きました。ローカル雑誌のことまで知っている (調べている) とは思いませんでした。

いまの若い男性は「据え膳食わぬは男の恥」「送り狼」と言われてもピンとこないらしいです。
以前「据え膳食わぬは男の恥」について深澤さんが男子学生に説明したところ、彼は「その女が腐っていたらどうするんですか?」と言ったそうです。
しかし、その指摘は正しいんじゃなかろうか。「据え膳の女が腐っていた」って、それなりの確率でありそうだもの。

そして「最近の若い者は…」という決まり文句について。
そもそもいつの時代も若者は評判が悪い。深澤さんはバブル世代ですが、団塊の世代にしてもバブル世代にしても、かつては「最近の若い者は…」って言われてたんですよね。
さらに若者のせいにしたくなるのは「順調な老化」だし、「昔はよかった」と考えるのは雑ではないか、と。
気をつけないといけませんな。

一番印象的だったのは、最後に「私の話も鵜呑みにしないでくださいね。全部嘘の数字を挙げているかもしれないし」とおっしゃったことです。
確かに「その情報、本当ですか?」と言った時に、「じゃあそういうあなたの言っている情報はどうなの」というブーメランが飛んできますね。
深澤さんが嘘を言っているとは思いませんが、そのことをきちんと言葉になさるところには非常に好感が持てました。

講演終了後は、司会者とのトークセッションとなりました。
この中で、「ネット時代でこれだけ情報が氾濫する中で、どうやって必要な情報を見分けたらいいのか」というテーマで

年を取ればとるほど知らないメディアに接触する

との話が出ました。
例えば新聞もテレビも、決まった物だけを観ないようにする。朝のワイドショーも曜日で番組を替えたり、新聞の勧誘が来たら、その機会に購読新聞を変えるのも一つ。
視野を狭くしないためにも、様々なものに目を通すことを心がけるようにしたいです。

隣に座ったのが60代と思しき女性2人連れでしたが、講演終了後「面白かった」「来てよかった」と話していました。
全く同感です。非常に暑く、ちょっと歩くだけで汗だくの日でしたが、行ってよかった。

「ももも展」 にアイディアを採用いただきました

4/17〜5/31に、東京ミッドタウンにて「ももも展」が開催されます。

 

◯◯◯も◯◯◯も◯◯◯も展〜◯◯◯も◯◯◯といえる

 

こちらでの「モレスキナリー」さんの展示に、わたしのアイディアを採用いただくことになりました。
モレスキナリーのYOKOさんが展示作品を作る際のアイディアの1つとして、「モレスキンに直接ペンをぶら下げるハック」でご紹介した、ハトメを使う方法を使っていただけるとのこと。

 

どの展示も一見デザインとは無関係ですが、非常に面白そうです。

モレスキナリーさん、ももも展主催の皆さん、ありがとうございます。

 


〜「ももも展」開催情報〜

東京ミッドタウン・デザインハブ第51回企画展
◯◯◯も◯◯◯も◯◯◯も展

2015年4月17日(金)〜5月31日(日)
東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー5F)
入場無料 / 会期中無休 11:00〜19:00

 

3D映画初体験

「ヴァチカン美術館 天国への入口」という映画を観てきました。初めての3D映画です。

 

映画「ヴァチカン美術館 天国への入口」オフィシャルサイト

 

彫刻を3Dで見ると、本当にこちらに迫ってくるようですごい。臨場感がまるで違う。
その一方、絵画は正直妙な感じがしました。平面に遠近法を使って表現されている物が、現実の遠近を伴って見えるわけです。立体絵本を見ている感じに近い気がします。

2Dと3Dの一番の違いは、身体感覚のように思います。
3Dだと、カメラが動くのに合わせて、身体が座ったままカメラとともに進んでいるように感じました。水平から天井に向いた時は、背中が床に向かったように感じます。
螺旋階段を上からのぞいた状態で、階段が回転している映像が何度か出てきたのですが、それが長時間続いていたら目を回したかも。
上映前に「ジュピター」の予告編の3D映像を見て、「映画全部見たら酔うな」と思いました。
「ヴァチカン美術館」はかなり動きの少ない映画ですが、初めて3D体験するにはちょうどよかったのかも。

 

映画『ジュピター』オフィシャルサイト

 

慣れの問題なんだとは思いますが、やはり映画は2Dの方がいい。この感覚には「電子書籍か紙の本か」と同じ対立構造がありそうです。
現実世界の立体感と、3D映像の立体感は、やはり違いますね。

先月は「ナショナルギャラリー 英国の至宝」を観ました。
美術品は本物の前に立つのが一番いいのですが、映画館のスクリーンで観るのもいいですね。

 

映画『ナショナルギャラリー 英国の至宝』オフィシャルサイト

 

 

まんが原画展をはしごしてきました

先日上京して、まんが原画展をはしごしてきました。

まずは明治大学米沢嘉博記念図書館で開催中の「三原順復活祭」。

 

場所がわかりにくくて迷いました…
場所がわかりにくくて迷いました…

 

わたしは三原順作品をほとんど読んでいません。雑誌掲載作をリアルタイムで読んだのは「ムーン・ライティング」「SONS」だけです。
「いつかはきちんと読みたいまんが家」です。

 

米沢嘉博記念図書館|「〜没後20年展〜 三原順 復活祭」
米沢嘉博記念図書館TOP …

 

「はみだしっ子」の原稿を中心とした展示でしたが、カラー原稿の本当に美しいこと。そして、ほとんど修正のない原画が多い一方、ストーリーの要になるシーンには度重なるホワイト修正の跡があり、苦労のほどがうかがえます。
あとは「雑誌付録などのグッズをまとめて保管していたトランク」「ペンネームを決めた瞬間やプロットを書き留めたノート」を観られたのがよかった。

先日白泉社文庫から、三原順20冊目の文庫「三原順作品集 LAST PIECE」が出ました。これが「白泉社文庫最後の作品集」だそうです。冊数といい全体のデザインといい、全集のような趣です。非常に気になります。

 

三原順作品集 LAST PIECE|白泉社

 

 

 

そして世田谷文学館で開催中の「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」。

 

文学館が予想以上に立派で驚いた
文学館が予想以上に立派で驚いた

 

わたしは決して熱心な読者じゃないけど、開催を知った時には「絶対行く!!」と思いました。

 

開催中企画展 – 世田谷文学館

 

実際原画を前にして、線の繊細さに驚きました。印刷されてしまうと見えなくなる物が沢山あるんですね。
予想以上に繊細な線と、多くの修正の跡。適当に描いているように見えて、でもそうではない。

「リバーズ・エッジ」に出てくる「あなたなんか死んでしまえばいい。」で埋め尽くされた手紙。
原画を見て慄然とし、あの場面の持つ怖さと迫力に納得しました。

あとうれしかったのは、「カルディエ」という、90年代初めに福武書店 (現ベネッセ) が発行していた雑誌掲載の「現代親娘情景」4部作を再び見られたこと。2度と目にすることはないだろう、と思っていました。

 

師匠から招待券をいただきました
師匠から招待券をいただきました

 

駆け足でしたが、どちらも行ってよかった。

 

三原順作品集 LAST PIECE (白泉社文庫 み 2-20)
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岡崎京子 戦場のガールズ・ライフ
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リバーズ・エッジ 愛蔵版
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Nexus9とkindleで読書

うちにNexus9がやってきました。家族が購入したのですが、自分のアカウントも作ってもらい、使ってみることにしました。

Nexus 9 – Google

一番最初にやったのは、kindleでの読書。読んだのは円城塔「Self-Reference ENGINE」。電子書籍で本1冊まるごと読んだのは、これが初めてです。
Nexus9を横長にすると、ちょうど文庫本を見開きにした感じになるんですね。縦長よりずっと読みやすい。
あと、読書速度は紙の本より上がると思いました。この作品も、文庫本で読んだらもう少し時間がかかったかも。

この状態が一番読みやすい
この状態が一番読みやすい

しかし気になった点がいくつかあり、自分はやはり紙の本がいいなと思いました。

まず目が疲れる。バックライトをかなり暗くして読んでいたのですが、それでも疲れ方は紙の本の比ではない。

そして形が固定されているのがストレスになる。紙の本だと、開き方をちょっと変えたりして、自分が読みやすい形に容易に変えられますが、電子書籍は当然ながらそれができない。
この「形が変えられない」というのが結構ストレスになりました。

もう一つ、重い。これはNexus9がタブレットとしては重いから、ということではありません。
厚めの単行本だと、Nexus9よりも確実に重くなりますが、それでも持つとNexus9の方が重く感じるのです。
これは多分に気分の問題ですね。

実際1冊分読み通してみて、紙の本の優位を再確認することとなりました。買う・読むなら絶対紙の本です。
電子書籍はバーゲン本などで、うまく利用したいと思います。

 

Self-Reference ENGINE
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今年出会った印象的な言葉

今年出会った、印象的な言葉をご紹介します。

 

混乱しているのは頭だけ。疲弊しているのは身体だけ。不足しているのは資金だけ。枯渇しているのは才能だけ。大丈夫や。俺は絶対に大丈夫や。

町田 康

 

今年は大きな環境変化が同時にいくつもやってきて、しばらくメーターが振り切れそうなくらいストレスがたまっていました。
そのせいか、コーヒーの摂取量がかなり増えました。
その状況をなんとか乗り切れたのは、この言葉のおかげだと思っています。
しんどい時に「大丈夫や。俺は絶対に大丈夫や。」と、頭の中でずっと唱え続けました。

 

 

仕事も子育ても、真面目に考えすぎるより
“コント”だと思うほうがうまくいく

YOU
日経WOMAN 2013年8月号「リレーエッセイ 妹たちへ」

 

これもストレスフルな状況を乗り切るのに役立った言葉です。
考えてみれば、真剣にやったから物事がうまくいく、というものでもないし、真剣と滑稽は紙一重ってことも、ままありますしね。
ならば最初からコントだと思っちゃった方が、確かに余計なものは背負わなくて済むかも。

 

 

やあねえ、それじゃお守りじゃなくて呪いよ。私の言葉を呪いにしないで。

松田青子「英子の森」

 

日々生活する中で、色々な言葉に出会います。「これは忘れたくない」と思うものもあります。
でもそれが呪いになってしまったら、どんな名言でも災いになりかねない。
言葉はあくまでお守りとする、上手な距離の取り方をしていきたい。

 

 

 

英子の森
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松田 青子
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メディアマーカーの登録件数が6,000件を超えました

11月26日に、メディアマーカーの登録件数が6,000件になりました。6,000件目は、リデル=ハート「第一次世界大戦〈上〉」でした。

5,000件目を登録したのは2013年12月17日、永野裕之「根っからの文系のためのシンプル数学発想術」でした。
4,000件目を登録したのは2013年1月31日、いとうせいこう「想像ラジオ」でした。
3,000件目を登録したのは2012年3月30日、枡野浩一「歌—ロングロングショートソングロング」でした。
2,000件目に登録したのは2011年4月30日、「フランス名詩選」でした。
1,000件目を登録したのは2009年11月4日、夏目漱石「私の個人主義」でした。

今年は今日までで61冊の本を読了しました。意外と読んでますね。
来年も、読みたい本を読みたいペースでのんびり読んでいこうと思います。

 

第一次世界大戦〈上〉
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第一次世界大戦〈下〉
第一次世界大戦〈下〉

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リデル ハート
中央公論新社
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根っからの文系のためのシンプル数学発想術
永野 裕之
技術評論社
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想像ラジオ
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いとう せいこう
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歌—ロングロングショートソングロング
枡野 浩一
雷鳥社
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フランス名詩選 (岩波文庫)
岩波書店
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私の個人主義 (講談社学術文庫)
夏目 漱石
講談社
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今年は珍しくたくさん映画を見たので

今年は新作旧作合わせて16本の映画を見に行きました。人生で最も多く映画を見た1年でした。

特に印象的だった映画をご紹介します。

 

少女は自転車に乗って

【公式サイト】『少女は自転車にのって』

サウジアラビア初の女性映画監督による作品です。サウジアラビアは法律で映画館の設置が禁じられており、この作品を国内で上映すべきか否か、が現地の新聞の1面で論じられたそうです。
女性が自転車に乗ることが許されない社会で、自転車がほしい少女ワジダがどう奮闘するか、がストーリーの核になっています。
イスラム社会で女性がどのように扱われているかは、この映画でも随所に出てきます。しかし、声高に何かが叫ばれることはありません。制作する側が、イスラム社会でも受け入れてもらえるように、かなり神経を使ったのではないかと思います。

映画を見たあとに見つけた記事ですが

マララパパ – RengeJibuの日記

もう一つ、私が思ったのは、どんな社会にもマララパパのような人がいる、ということ。例えばサウジアラビア初の女性映画監督は、両親から、女の子だから○○できない、と言われたことは一度もない、とインタビューで語っています(映画『少女は自転車にのって』を見た際に購入したパンフレット収録の記事)。

色々と難しい情勢が伝えられるイスラム社会にも、こういう人たちがいることを忘れてはいけないと思います。

知恵を絞って自転車のために闘ったワジダに幸多かれ、と思います。

 

悪童日記

悪童日記公式サイト|亡命作家アゴタ・クリストフの衝撃のベストセラー、遂に映画化!

アゴタ=クリストフのベストセラー小説が映画になりました。「あの世界をどうやって映像化するんだ?」と思いましたが、かなりよかった。
まず主人公の双子が、作品のイメージにぴったりでした。原作の持つ残酷さは、映画になって薄くなったなとは思いましたが、これは仕方のないことだと思います。
双子がノートに書いたことと現実世界のリンクがうまいと思った。

 

TOKYO TRIBE

映画『TOKYO TRIBE』公式サイト

新作邦画で唯一見た作品です。原作は最初の部分 (テラが死んだあたりまで) しか読んでないのですが、気になって見に行きました。
「世界初のバトルラップミュージカル」です。
表現手法には賛否両論あるでしょうが、変にリアルに再現しようとするよりか、このスタイルが良かったんじゃないかと思います。
ンコイ役の窪塚洋介が、原作のキャラにかなり近かったのが驚き。

 

 

次の2本は、映画館で見たわけではないので、16本の中には入れていません。

不思議惑星キン・ザ・ザ
これはもうなんと表現したらいいのか。非常に衝撃的でした。終わらない、繰り返す悪夢を見ているような気分になりましたw

 

巨神兵東京に現わる
名古屋市科学館で1/12まで開催中の「館長 庵野秀明 特撮博物館」で見ました。
まずなにより、特撮でこの映像を作り出したのがすごい。CGを使えば、もっと簡単に、もっとすごい映像はいくらでも作れるはずです。それをとてつもない手間をかけて、このクオリティの映像を生み出したことに脱帽。
しかし、巨神兵がエヴァンゲリオンに見えたのはわたしだけでしょうか…。

 

来年も、見たいと思った映画はできるだけ見に行こうと思います。

 

少女は自転車にのって [DVD]
アルバトロス (2014-07-02)
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悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
アゴタ クリストフ
早川書房
売り上げランキング: 2,585

 

TOKYO TRIBE2  第1巻
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サンタスティック・エンタテインメント (2014-06-27)

 

不思議惑星キン・ザ・ザ [DVD]
キングレコード (2002-05-01)
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今年もいい本に出会えた〜2014年・印象に残った本 #mybooks2014

気がつけば12月も中旬です。今年も色々な本に出会いました。
特に印象に残ったものをご紹介します。

 

ティムール=ヴェルメシュ「帰ってきたヒトラー」
間違いなく「今年もっとも衝撃的だった本」です。
ヒトラーが現代ドイツに突如蘇り、強烈な毒舌を吐く芸人として人気者になっていく…というストーリーなんですが、読んでいて困った気分になってしまいました。
なぜなら、冒頭にあった「本書について」に書いてある

最初は彼を笑っていたはずなのに、ふと気がつけば彼と一緒に笑っているからだ。

と、まさにそういう状態になったから。で、最後の最後で「んなバカな」となってしまう。

この本はドイツでベストセラーになり、映画化も決まっています。
ヒトラーに関する本の出版が禁じられているドイツで出版できたのは、これがあくまで「風刺小説」だからですね。風刺の対象は様々あると思うけど、おかしいと思っていたのに、いつの間にか彼と一緒に笑っている、その変化自体も含まれているでしょう。

 

ジェイムズ=カー・アルチャナ=クマール「総統はヒップスター」
これもヒトラー関連本です。ヒトラーがもし「ヒップでロハスな草食系メガネ男子」だったら、を描いたまんがです。
健康志向の源流がヒトラーやナチスにあることは、以前から指摘されています。だからこういうキャラクター化が突飛だとは思えないし「確かにこういう若者は少なくないかもしれん」と感じたのです。
ヒップスターたるヒトラーが着ているTシャツのロゴに、いちいち捻りと風刺が効いているのですが、自分が歴史をきちんと知らないせいで、ピンとこない部分があったのは残念。

 

ヒトラーは確かに怪物かもしれないけど、2度と現れない存在ではないのかもしれない、怪物は知らない間に、するりと自分のそばに来てしまうかもしれない。同じことは「アイアン・スカイ」を見た時にも感じましたが、このことは忘れてはいけませんね。
ヒトラーをネタにした本を続けて読んだのは偶然ですが、そう思いました。

 

 

田中兆子「甘いお菓子は食べません」
女の性について書かれた本はいろいろあるけど、40代の女 (まさに自分がそうだ) たちの持つ欲望そのものがテーマで、その根源的なものを書き出そうとする本に初めて出会いました。
登場人物が抱える困難は、現在の自分と重なるとは限らないけど、でも彼女たちの気持ちもわかるので、かなり心がえぐられていく感じがありました。

 

「サラエボ旅行案内—史上初の戦場都市ガイド」
NHKBSプレミアムで放送された「街は毎日が銃撃戦〜角田光代 ボスニア〜」で、彼女がサラエボを旅の目的地として選んだきっかけとして紹介したガイドです。古本は結構高値が付いていますが、市立図書館にあったのでそれを借りました。
旅行ガイドの体裁で、ボスニア戦争下でサラエボ市民がいかに生き抜いたかを紹介しています。
冷静さと乾いたユーモアで、却って悲惨さが浮かび上がる。

 

李龍徳「死にたくなったら電話して」
強い負のエネルギーを発している作品です。だからこそ、ページをめくる手が止まらなかった。
この小説に対して「不気味」だとか「救いがない」とか「毒々しい」とか、色々言葉は浮かびますが、でもそのどれもが違う気がします。
巷にあふれるポジティブでキラキラした言葉に対する反撃は、小気味いいくらいでした。圧倒的な負のエネルギーの前で、ありきたりのポジティブさが、いかに薄っぺらく感じるか。

著者がインタビュー

自分の経験に照らせば、死にたいようなつらい夜に、希望のある明るい話なんか読みたくない。暗い気持ちに寄り添うほうが届くはず

と語っていますが、これは本当にそう思う。
ネガティブはしんどいけど、ポジティブも同じくらいしんどいしね。

 

今年は色々な意味で濃い本たちに当たったと思います。
来年も、いい本に出会えるといいな。

 

帰ってきたヒトラー 上
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ティムール ヴェルメシュ
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帰ってきたヒトラー 下
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ティムール ヴェルメシュ
河出書房新社
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総統はヒップスター
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ジェイムズ カー アルチャナ クマール
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甘いお菓子は食べません
田中 兆子
新潮社
売り上げランキング: 75,734

 

サラエボ旅行案内—史上初の戦場都市ガイド
三修社
売り上げランキング: 482,532

 

死にたくなったら電話して
李龍徳
河出書房新社
売り上げランキング: 22,866