投稿者: sazanami

《気になる》入社10年目の羅針盤

わたしは新卒で入社10年目、という時期はとうに過ぎてしまいましたが、今思うと10年目くらいが一番しんどかったなと思います。
仕事そのものの量が多くて大変だったのと、仕事内容などで大きく変化が起きていた時期だからです。変化による戸惑いも大きく、心身ともに相当に疲れていました。よくあそこでつぶれなかったな、と思うくらい。
今は仕事そのものも環境も変わり、そこまで大変なことはなくなりました。それでも小さな変化はいくつも訪れ、仕事に対して思うところも様々あります。
働く年数が増えるごとに見えてくるものもあるけれど、同時に影がかかったようにぼやけるものもあります。「10年目」という年数にこだわらず、働き続ける自分を振り返る教科書として役立ちそうです。

 

入社10年目の羅針盤
入社10年目の羅針盤

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岩瀬 大輔
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《気になる》今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術

かつての自分は「とにかくがんばらねば、がんばるのが一番大事」などと考えていましたが、最近「がんばること」と「がんばらないこと」は同じくらい大切だ、と思うようになりました。
仕事でずっとがんばり続けようとして、結果身体を壊しそうになったからかもしれません。
そう思っても「がんばる」「がんばらない」のバランスがうまくとれなくて、しんどくなってしまうことがありますが。
自分が使えるエネルギー量には限りがあるから、常にがんばっているとエネルギー切れを起こしかねないし、がんばったからといって、物事がすべてうまくいくわけでもないですし。
がんばることだけが是、と思っていると、しんどいことを認められなくなるんですね。そしてドツボにはまり、身体から停止信号が出て、やっと止まる。
しんどい状態が長く続いて、いいことなんかないですからね。じぶんがつらくなく、そして長く働くために、この本は役立ちそうです。

 

今の働き方が「しんどい」と思ったときの がんばらない技術
西多 昌規
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《気になる》なんらかの事情

岸本佐知子さんのエッセイを読むと、脳が柔らかくなる気がします。「しなやかな頭」「しなやかな言葉」とはどういうものか、彼女のエッセイを読めばわかります。
エッセイの柔軟さが、翻訳文のよさにそのまま通じているのではないでしょうか。
現在岸本さんのエッセイは「気になる部分」「ねにもつタイプ」の2冊が出ています。なんで2冊しか出ていないんだろう、もっとあればいいのになどと思っていましたが、ついに3冊目が出ます。
なんらかの事情ってなんだろう。発売はもう少し先ですが、非常に気になります。

 

なんらかの事情
なんらかの事情

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岸本 佐知子
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《気になる》上司取扱説明書—MBA流ボスマネの極意

「選べなくて困る」存在は多々ありますが、その中でも上司は困る度合いの上位に入るのではないでしょうか。
わたしもこれまで「困った上司」には何人も出会ってきました。あまりにもひどい人に当たったときは、精神的疲労がひどくて毎日しんどかったです。
自分が悪くて仕事に問題が出たのならしようがないけど、上司が自覚なく部下の仕事を壊すようなことがあると、ほんとにため息しか出ませんでした。それでも自分の仕事なので何とかしますが。

MBAだのなんだのはどうでもいいのですが、仕事上の理不尽を減らすための上司の取り扱い方法は知りたいものです。

 

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《気になる》ピーことば—ピーコの言葉

わたしはピーコは特別好きではありませんが、表紙の

 

ハッピーなオバさんになりたければ、お読みなさいっ!

 

を見て「この本はチェックせねば」と思いました。
「ハッピーなオバさん」って、まさに自分が目指したいところだからです。

先日30年来の友人と電話で話したのですが、その時「これから横じわをいっぱい刻んで生きていきたいね」と言いあいました。
自分はこれまで、縦じわが残りそうな表情ばかりしていました。しんどいこともたくさんありましたが、どうも自分は「悩みすぎる」面があるようです。
ここ数年で「深刻に悩んでもそれほど悩まなくても、物事の結果には大して差が出ない」ということがだんだんわかってきて、以前よりはあらゆる面でのこわばりがとれてきた気がします。まあ、未だにうじうじした悩みとは完全には縁が切れてませんが。
悩みの深さと物事の結果の関係に気づくのに時間がかかってしまいましたが、それでもこれからはできるだけ横じわが多くなるようにしたい。この本はいいヒント集になりそうです。

 

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《気になる》エリック

わたしの一押し絵本「遠い町から来た話」に、「エリック」という短編が載っています。ホームステイにやってきた交換留学生の話です。
迎えた家族はエリックが喜ぶだろう、と思うことをやるものの、本当に喜んでもらえてるのかわからない。そしてある日、エリックは帰国して…という話です。この話は見開きの絵で終わっているのですが、この絵がとても美しく、涙が出ました。
そのエリックが主人公の本です。「遠い町から来た話」掲載以外のエピソードも楽しみです。

ショーン=タンが描く世界はとても優しい。その優しさに触れて、じわっときてしまうのです。そして圧倒的な絵のうまさ。「アライバル」の雲の描写なんか息をのむくらいすごい。
彼の作品は、色々な人に見てもらいたいと思います。

 

エリック
エリック

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ショーン・タン
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遠い町から来た話
遠い町から来た話

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ショーン タン
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アライバル
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ショーン・タン
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《気になる》今を生きるための「哲学的思考」

「ものを考えるための基礎」は本当に大切だ、と思います。しかし「ものを考えるための基礎」はそうそう身につくものでもなく、「今目の前に起きていることを、自分はどうとらえてどう考えればいいのか」と戸惑うことも少なくありません。
これは別に世界を揺るがすような事件事象に限ったことではなく、日々の生活で出会う物事に対してもそう感じます。
色々考えている気にはなっているけど、実際には「下手の考え休むに似たり」だったりしますしね。

「哲学的思考」と書くと難しそうだけど、物事の本質をつかみ、そこで自分がどうするべきかを見出すためには絶対必要なことですよね。この本はその「哲学的思考」を身近な例からたどって、今をつかむ方法を身につけられそうです。

 

今を生きるための「哲学的思考」
黒崎 政男
日本実業出版社
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余談ですが哲学って、定期的に流行していませんか。わたしの印象ではおよそ十年に一度の割合でブームが起きている感じがします。

 

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《気になる》臆病者のための裁判入門

訴えるにせよ訴えられるにせよ、裁判の当事者になったことはありません。傍聴に行ったことは1度あります。
友人の友人が、元勤務先の会社を訴えました。友人から「傍聴に行くけど、一緒に来る?」と誘われたのでついて行ったのです。
初めて傍聴した裁判の印象は「揚げ足取りの応酬」。終わったときには恐ろしく疲れました。

生きていれば、どこからトラブルが降ってくるかわからない。自分が誰かを訴えることになる可能性も0ではない。もちろん、訴えられる可能性も。
どちらにしてもそんな事態は避けたいですが、裁判がどういうものなのか、裁判の渦中ではどういうことが起こるのか、それはちょっと知りたい。役に立つ知識かどうかはわかりませんが。

 

臆病者のための裁判入門 (文春新書)
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《気になる》IDホルダー「ウィズプラス」

IDカードホルダーを探しています。現在使用しているホルダーが遠からず壊れそうなのです。
現在使っているのは100円均一でも売ってそうな安っぽいものなので、次は革製のしっかりしたものを買おうと思っています。
これは文具店で偶然見つけたものですが、筆記具とジョッターが一体になっているのがうれしいですね。

 

ガチャック・ニードルポイントのOHTO
IDH-20S …

 

 

 

 

ただ、シャープペンシルがかなり細いこととクリップがついていないこと、ジョッターにちょうどいいのがB5用紙8つ折りまたはロディアNo.11、という点は「惜しい」と思いました。
携行性重視だから仕方ないと思いますが、シャープペンシルはもう少し太い方が書きやすいだろうし、わたしが普段使っているのがロディアのNo.12ドットパッド (方眼や横罫は線が濃すぎて好かない) なので、ここにははまらない。それに自分の周囲は標準用紙がA4で、B5がほとんど使われていないのです。クリップがないとデスクワークの邪魔になるし。
まあでも、ジョッターに入れる紙はどうにでもなるでしょう。クリップも後付けが可能です。このホルダーの機能自体はすごくいいと思うので、次はこれを使ってみようと思います。

 

 

 

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《気になる》未亡人読本: いつか来る日のために

「未亡人」かぁ。確かにいつか「その日」がくるかもしれない。
人が死ぬとかなり忙しい、と言いますね。わたし自身は祖父を看取ったことがあるだけで、その忙しさの当事者になったことはありませんが。
人が死んだ直後からばたばたと忙しくなり、それが終わって相続のごたごたがあり (「遺産を巡る遺族の骨肉の争い」は、既にわたしの周囲でも数件起きています)。これらをしっかり乗り越えていくには、確かに心構えが必要かも。心構えだけじゃなく、お金などの面でも。
連れ合いが亡くなったときのための備えなんて、縁起でもないと思われるかもしれないけど、男も女も、心の隅に備えをしておくことは必要かもしれませんね。

 

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