投稿者: sazanami

ブックマークナゴヤ「一箱古本市」に出店しました

2012年10月20日開催された、ブックマークナゴヤ「一箱古本市」に出店しました。
古本市への参加は初めてですが、準備も含めて楽しく過ごすことができました。

開店準備中。出品した本の一部

1日出店して、残念ながら持って行った本のうち1/3は売れ残ってしまいました。でも本の運搬のために購入した台車代、駐車場とガソリン代、軽食代は出たので、上々だと思います。
自分が出店したブースは、リサイクルショップと大学生と思しき女性2人組の間でした。
自分のブースと両隣を眺めながら考えたことと反省点です

  • 写真集や雑誌など、ビジュアル系の本がやはり人目を惹く
  • 意外と子供連れの人が多かったので、子供向けの本があると立ち止まる人が多い
  • 雑貨があると人目を惹きやすい。リサイクルショップの人は珍しい雑貨を色々売っていたので、かなり盛況でした
  • 箱をもっとうまく使って、本をもっと見やすくすればよかったかもしれない
  • これは、という本はPOP書いた方がよかったかも
  • 今回は文庫・新書・単行本・大型本それぞれで値段を統一したので、「文庫**円・新書**円」などと大書して張り出した方がよかった

本を運ぶために台車を買ったのですが、これは軽いしたためるし自立するし、なかなかよかった。新聞やちょっと大きい荷物を運ぶのに活躍しそうです。
しかしAmazonは本当に色々な物を売ってますね。

 

多くの人が手に取り、中を読んでいったにもかかわらず、残念ながら売れ残った本です。

戦争プロパガンダ 10の法則
アンヌ・モレリ Anne Morelli
草思社
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また古本市に参加することがあるかどうかはわかりませんが、もし次回があれば、工夫して完売を目指そう。
天気もよく、楽しく1日過ごせました。

 

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《気になる》文士料理入門

作家の好きだった食べ物、住んでいた家、あるいは飼っていた猫など。作家の身の回りのものを取り上げた本は読んでいて楽しい。それぞれの人に強いこだわりがあって、そのこだわりに触れるのが楽しいのかもしれません。
特に食べ物は、作家やその作品と直接結びつくものでしょう。食べ物が人を作り、その人が作品を作り出す。その人が好き / 嫌いだった食べ物、その人が書いた食べ物から、その人自身が立ち上ってくる気がします。
この本は料理の再現があるんですね。作品を読んでいるときは自分で想像するしかないのですが、写真があるとそれを見てるだけでも楽しそうですね。名文も一緒に楽しめればなおよし。

 

文士料理入門
文士料理入門

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狩野 かおり 狩野 俊 コクテイル書房
角川書店(角川グループパブリッシング)
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《気になる》書店の棚 本の気配

神田神保町にある東京堂書店。昔水道橋にある専門学校に通っていた頃、授業が終わるとよく神保町をぶらぶらしていました。
古書店から専門書店、大型書店までいろいろ見ていましたが、一番好きだったのが東京堂書店でした。なんか落ち着く感じがする書店です。
先月上京した際ものぞいてきました。リニューアルして雰囲気は変わりましたが、店に漂う落ち着きはそのままでうれしくなりました。

この本の著者、佐野衛さんは、東京堂書店の店長をされていた方です。佐野さんが書店員時代、そして引退後に書かれた文章を集めたものです。
落ち着きある書店はどうやって作られたのか、店長は日々どう過ごしていたのか。本の話と合わせて楽しめそうです。

 

書店の棚 本の気配
書店の棚 本の気配

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佐野 衛
亜紀書房
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《気になる》今こそアーレントを読み直す

ハンナ=アーレントは読んでみたいと思いつつ、未読のままです。同様の状態にあるのがシモーヌ=ヴェイユ
どちらも女性である、というのが一番気になるところです。女性哲学者はそれだけで目立ちます。そしてただ目立つだけでなく、2人とも後世に残る仕事をしている。
読んでみたいと思いながら手を出していない理由は、何から読んだらいいかわからない、というのが一番大きい。あまり難しくなくて、著者の考えがよく見通せる本はどれか、というのはなかなかわかりません。
この本はアーレントの思想のガイドブックといえるでしょうが、思想を俯瞰して、そこから自分の興味が向いた本を読んでみる、というのもいいかもしれません。

文学でも哲学でもなんでも、「読みたいとは思ってるけど、未だに手を出していない」というものは、できるだけ減らしていきたいです。

 

今こそアーレントを読み直す (講談社現代新書)
仲正 昌樹
講談社
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《気になる》広告は私たちに微笑みかける死体

微笑みかける死体とは、かなり衝撃的なことばです。
この本の著者が撮影した、90年代のベネトン広告。広告写真としてはショッキングなもので、議論を呼んでいた記憶があります。それらの写真のうち、1点だけ覚えています。HIVをテーマにした写真です。
「広告は私たちに微笑みかける死体」の真意とは何か。商業写真を撮る写真家が、ここに思い至るまでには何があったのか。そして「死体」を映す写真家の内に葛藤があるのか否か。

写真や広告について不案内でも、なにか心がざわめく感じがします。

 

広告は私たちに微笑みかける死体
オリビエーロ トスカーニ
紀伊國屋書店
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映画「アイアン・スカイ」見てきました

「アイアン・スカイ」という映画を見てきました。

 

映画『アイアン・スカイ』オフィシャルサイト

 

 

 

 

映画の存在はこのツイートで知りました。タイムラインで知り、映画を見に行きたくなったというのは初めてかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

これは見に行ってよかった、いやもうびっくりするほどすごかった。びっくりするほどバカ映画で、バカの中にブラックジョークとパロディ満載で、VFXもすごい。バカとブラックジョークで何度も吹き出してしまいました。
宇宙船の造形はスチームパンク好きな人が喜びそうだな、って感じでした。
見に行った翌日、周囲のSF好き (そう) な人数人に勧めてしまったくらいです。

しかしバカ映画ではあるのですが、バカだと笑って済まされない面もちゃんと描かれています。
月の裏側からナチスが攻めてきて、地上ではアメリカ大統領選挙。この2つが絡んでいく中で、今の世の中にある怖さが浮かび上がってくるのです。

しかし「ヒトラー逃亡・潜伏説」自体は昔から根強くあったけど、それがこんな映画になるとは思ってもいませんでした。
そしてこの映画、アメリカではどういう反応が返ってきたのでしょうか。それが気になる。

映画館の大画面で見てよかった。バカで笑えて、でもそれだけでない、いい映画でした。

こんなまとめも発見しました。

 

映画「アイアン・スカイ」で使われた曲まとめ – NAVER まとめ

 

 

 

 

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《気になる》ソーラー

京都大学の山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。その話題を追いかける中で、この本を知りました。
ノーベル賞受賞後、その名声だけで生きている男性の話です。
ノーベル賞云々は別にして、単純に小説として面白そうだと思いました。この上ない名誉を手に入れた男性がどうなっていくのか。名誉だけで幸せになれるのか。自分は名誉とはまったく縁がありませんが、だからこういう物語に興味がわくのかもしれません。

海外文学で面白そうだなと思う本をチェックすると、新潮クレスト・ブックスの1冊であることが多いです。例えば「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」。これはむちゃくちゃ面白かった。もっと早く読めばよかったと思ったくらいです。

 

ソーラー (新潮クレスト・ブックス)
イアン マキューアン
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オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)
ジュノ ディアス
新潮社
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《気になる》レモスコ

職場食堂にあった、誰かが読み捨てた「オレンジページ」で紹介されていました。
レモスコっていうくらいだから辛いんですよね。惹かれはしたんですが、辛いものが苦手な自分でも大丈夫なんだろうか。
青唐辛子を使ってるからでしょうが、色自体はそれほど辛そうではありません。
大丈夫な辛さだったら、ぜひ使ってみたい。唐揚げとか焼き肉 (「豚トロ塩にレモン汁」はよくやる) にかけたらおいしそう。
(余談ですがお好み焼きは好きですが牡蠣は苦手です)

 

 

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《気になる》この甲斐性なし! と言われるとツラい 日本語は悪態・罵倒語が面白い

「悪態・罵倒語が面白い」って、確かに。悪態・罵倒にこそ人の本性が出るかもしれないし、ほめることばに対して、悪態・罵倒の方が変にリアルでわかりやすい。
いささか品がありませんが、「悪口の楽しみ」というのもあるし。
悪態・罵倒語はいくつも思い浮かぶけど、それらを系統立てて追いかけることで、改めて「ことばの力」を知ることになりそう。
単純に悪態・罵倒語を楽しむほかに、ことばの歴史を知る本として楽しそうです。

 

 

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《気になる》松浦弥太郎の仕事術

暮しの手帖」は、図書館に行ったときによく読んでいます。初めて読んだのは小学生の時。祖母か母が購読していたものを読んだ記憶があります。
「暮しの手帖」は全体的に疲れない雑誌だと思います。しっかりした読み物記事を読んでもそう思います。しっかりした内容を疲れずに読める、というのはなかなかないと思うのです。

松浦弥太郎さんは「暮しの手帖」編集長です。最近仕事術などに対する興味はほとんどなくなっていましたが、この人の仕事術の本なら読んでみたいと思います。仕事だけでなく、生活そのものに変化をもたらすことばに出会えそうです。

 

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)
松浦弥太郎
朝日新聞出版 (2012-07-06)
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