カテゴリー: 本の話

《気になる》世界がわかる理系の名著

理系学部出身のくせに、この本で紹介されている本はどれも読んだことがありませんorz
「沈黙の春」のごく一部を国語の教科書で読んだだけです。あと大学の社会学の授業で、DNAの二重らせん構造が最初に報告された論文はレター形式だった、と聞いたことを思い出した程度です。
学生時代は自分に降りかかる課題や問題を片付けるだけで精一杯で、余裕がありませんでした。本当は、ちゃんと勉強しているときにこういう名著を読むべきだったんでしょうけどね。世界がどういうものかを知るには、こういった「理系の名著」を読むのが一番いいだろうから。
しかし過ぎたことを嘆いても仕方がないので、世界を知るとっかかりとして、この本をガイドにするのもよさそうです。

鎌田浩毅先生の本はこれまで読んだことはありませんが、写真は結構見ています。名前を聞くと「ああ、あの人」とわかる。なんだか不思議です。

 

世界がわかる理系の名著 (文春新書)
鎌田 浩毅
文藝春秋
売り上げランキング: 116,332

 

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《気になる》バーナード嬢曰く。

“名著礼賛”ギャグ、だそうです。表紙にある

一度も読んでないけど
私の中ではすでに
読破したっぽい
フンイキになっている!!

というセリフにやられました。
わかるなぁ、これ。わたしにも読んでないのに読んだ気になってる本があるし、どんどん読みたいと思う一方で、本を読まずに読んだことにしたい、と思っちゃうこともあります。きっと読書する人は、多かれ少なかれ似たようなことを思うのでしょう。
取り上げられている本には、読んでいるものもそうでないものもあります。読んでないものは、このまんがで読んだ気になれるかしらw
でもここはやはり、読んでないものも読まないといかんでしょうね。

「読書家あるある」にあふれた本、楽しそうです。

 

バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)
施川 ユウキ
一迅社 (2013-04-19)

 

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《気になる》自分はバカかもしれないと思ったときに読む本

「14歳の世渡り術」というシリーズの1冊ですが、このタイトルは40代の自分にもぐさっと来ました。
情けないけど「あー、わたしってバカなのかも」なんて、しょっちゅう思っています。
だからといって、何かをやったからいきなり頭がよくなるわけでもないでしょう。知識を詰め込めばいい、というものでもないし。

Amazonの紹介文に

バカはこじらせなければ大丈夫

とありますが、確かにそうかも。
「バカだからなんだ」と開き直るといかんかもしれませんね。いい年してバカをこじらせても痛いだけだし。
せめてこの先、これ以上頭を硬くしないように気をつけたいものです。
中高生向けの本ではありますが、「素直なバカ」であるためにも、この本は役立ちそうです。

 

自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (14歳の世渡り術)
竹内 薫
河出書房新社
売り上げランキング: 18,546

 

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《気になる》身近な危険から自分を守る! ゆるサバイバル入門

これまで身の危険を感じるような目に遭遇したことはありませんが、困ったトラブルは何度かありました。そういうことにぶつかってしまうと腹が立つし気持ちも消耗してしまいます。トラブルなんかないに越したことはない。
しかし残念ながらそれは突然やってきます。来てしまったものはしようがないから、自分自身でうまく対処するしかありません。対処できるかどうかで結果はかなり違ってくるし、精神的な傷を大きくしないで済むかもしれない。
でもトラブルに遭遇しまい、として目をつり上げて生活するのも疲れてしまうから、この本のタイトルのように「ゆるサバイバル」ができるといいかもしれませんね。

 

身近な危険から自分を守る! ゆるサバイバル入門
ふじい まさこ
新潮社
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《気になる》数学はあなたのなかにある

数学の本は一般向けでも文章で構成されたものが大部分です。そういう本は難しく考えず分からないところがあっても気にせず、読み物として楽しめばいいと思うのですが、実際にはとっつきにくかったりします。
この本はシンプルなイラストと短くユーモラスな文章、そしてまんがの構成を使った数学の本です。そして数学が人間の関係に置き換えられているようです。
Amazonにあるイメージでは、とても数学の本には見えません。おしゃれな絵本にしか見えない。こんなシンプルな構成でどうやって数学を語るのか。気になります。こういう本は、時間をかけてゆっくり読んでみたいものです。

 

数学はあなたのなかにある
クレマンス・ガンディヨ
河出書房新社
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《気になる》ざっそうの名前

見慣れていても、名前を知らない雑草はたくさんあります。普段目につく雑草はある程度大きかったり花がついたりで目立つものがほとんどでしょうから、実際には存在に気づいていなかった雑草もたくさんあるでしょう。
雑草の名前をたくさん知っていても、それが何かの役に立つわけではないけれど、名前の分かる植物が増えると、毎日がちょっと楽しくなるかも。
この本は絵がすべて刺繍で表現されています。それぞれの植物の特徴を、どんな風に表現しているのか。子供向けの絵本ですが、刺繍の作品集としても楽しそうです。

 

ざっそうの名前 (福音館の科学シリーズ)
長尾 玲子
福音館書店
売り上げランキング: 11,145

 

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《気になる》吉祥寺が『いま一番住みたい街』になった理由

東京に住んでいたとき、吉祥寺には何度も行きました。しかし町のことはほとんど知りません。というのは、吉祥寺はライブハウスに行くために訪れる町だったので、駅とその周辺のごく限られた範囲、そしてライブハウスまでの道しか知らないのです。

かつての同僚に吉祥寺住人がいましたが、彼女はこの町を「武蔵野マダムとフリーターが同居する町」と評していました。
吉祥寺が「いま一番住みたい街」になるからには、それだけ魅力がある場所だと思います。商業施設が発達し、大きな公園もあり、高級住宅街でもある。
かつては農村だった場所に、これだけの町がどうやって形作られてきたのでしょう。通った割になじみが薄い町ですが、気になります。

 

余談
名古屋で住みたい町の第一位は藤が丘のようです。ここは地下鉄東山線からリニモに乗り換えるために通過したことがあるきりで、どんな町かはまったくわかりません。
栄も名駅も乗り換えなしで行けるし、東名高速名古屋インターも近いから便利な場所だとは思いますが。

 

吉祥寺が『いま一番住みたい街』になった理由
斉藤 徹
ぶんしん出版
売り上げランキング: 19,739

 

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「それでも笑顔ではたらいてほしいからオススメしたい本があるッ!」に寄稿しました

それでも笑顔ではたらいてほしいからオススメしたい本があるッ!」に寄稿しました。
20代の人たちを対象に「はたらく喜び」「はたらく意義」「はたらく姿勢」について考え、「勇気づけられる、元気がでる」本を紹介していくサイトです。

 

それでも笑顔ではたらいてほしいからオススメしたい本があるッ!

 

今回紹介した本は、フランツ=カフカ・頭木弘樹編訳「絶望名人カフカの人生論」。内容的にはかなり後ろ向きだし、直接働くことに役立つ本ではありません。でも「勇気づけられる、元気がでる」本だと思うのです。
とかくポジティブであることが推奨され、ネガティブはだめ、と言われることが多いですが、でもわたしはネガティブになったときはその気持ちを認めどっぷり浸った方が、結果的には浮上しやすいと感じます。
それで今回「20代の、ポジティブがしんどいと感じている人たちへ」としてこの本を紹介しました。

他の方のおすすめ本はバラエティに富んでいて、どれも興味深いです。20代はとうの昔に過ぎたわたしでも「これは面白そう」という本を見つけました。

このような機会をくださったRecipSさん、ありがとうございます。

 

絶望名人カフカの人生論
フランツ・カフカ
飛鳥新社
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《気になる》鉄条網の歴史 ~自然・人間・戦争を変貌させた負の大発明

確か中学の社会科教科書に、どこかの国境の写真がありました。二重の鉄条網で仕切られている国境です。
わたしが持つ鉄条網のイメージは、この写真に由来している気がします。
そこまで頑丈な鉄条網はさすがに見たことはありませんが、有刺鉄線やそれに類するものを使った仕切りは、自分の周囲にも多く存在します。
鉄条網は構造自体は非常に簡単です。そして他者の侵入を防ぐ効果も高い。だからこそ広く使われるようになったのだろうし、社会そのものや戦争にまで変化をもたらしたのですね。鉄条網がいったいどんな歴史をたどってきたのか、気になります。

人間の社会は「仕切られる」ことによって成り立っていることが多いんだな、と改めて思いました。その究極が国境かもしれませんね。

 

鉄条網の歴史 ~自然・人間・戦争を変貌させた負の大発明
石 弘之 石紀美子
洋泉社
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《気になる》正しいブスのほめ方

なんともまあミもフタもない、すごいタイトルです。
しかし世の中を渡っていくためには「ほめられる所がない人でもほめるスキル」が必要になることもあるのは事実です。ほめるところがない、あるいはほめたくない相手をほめるのは、悪く言えば「おべっかを使う」、よく言えば「相手にいい気分にして、うまく動いてもらう」こと。自分がやりたいことをやるため、自分の身を守るためには必要なことではあります。

仕事をこなすためのスキルに対して、社交辞令を言ったり雑談するスキルは軽視されることが多いけど、物事をスムーズに進めたり相手との関係を下手に悪くしないためには必要ですからね。同時に「社交辞令をうまく受け流すスキル」がないとだめだろうけど。

ハウツー本というよりネタ本として楽しそうです。

 

正しいブスのほめ方
正しいブスのほめ方

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