月: 2012年12月

《気になる》超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

わたしは幽霊を見たことがありません。かつての同級生には「霊感の強い子」がいて、教室の中で「あっ、あそこに幽霊が!!」と叫んだのを何度か見たことはあります。
彼女にはいったい何が見えていたのでしょう。なぜそれが見えていたのでしょう。未だにわかりません。そして、大人になった彼女は未だに霊感が強いのでしょうか。強いのだとしたら、やはり昔のように霊が見えているのでしょうか。
幽霊だけでなく、いわゆる超常現象自体に遭遇したことがないのでピンとこない面があるのですが、本当に超常現象に遭遇したら、自分もだまされてしまうのかもしれない。例えとして適切ではないと思いますが、詐欺に遭った人の多くが「自分はだまされないと思っていた」と語るのと似たような感じになるのかも。

まあ、深刻にならなければ「だまされる楽しみ」もありますが、厄介なものにひっかからないためにも、超常現象を側面から見るのも面白いかもしれません。

 

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか
リチャード・ワイズマン
文藝春秋
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《気になる》自分は自分 人は人 -争わない「生き方」-

争いは心身・時間の消耗にしかならない場合が多いですよね。できれば避けたいものです。
そう思っていても、ちょっとしたことでイライラして、それが争いのきっかけになってしまうこともあります。わたしは変に人の目を気にしてしまうようで、それが自分の首を絞めているな、と反省することも多い。
この本のタイトルのように「自分は自分、人は人」と割り切ることは、不要な争いを避けるために必要だと思いますし、そうありたいと思います。

自分の周囲を見回してみると、敵が少ない人・争いをうまく避けられる人は確かに「自分は自分、人は人」という割り切りができているように感じます。
それに加えて誰に接するときでも態度を変えない、「わたしがんばってます」を表面に出さない、危険に対する鼻がきく。
これらはなかなかできることではありません。実際できている人を見ると「あれは天性のモノなんだろうな」と思うことがあります。
しかし「どうせ自分にはできない」と思ってあきらめるのもよくないので、せめて「自分は自分」を貫けるようになりたいと思います。

 

 

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《気になる》文学の福袋(漱石入り)

収録された書評110本超、厚みがあってまさに大入という感じの本です。国も時空も超えて、総天然色の世界が目の前に開けていきそう。
すてきな書評を読むことは、本訴のものを読むことと同じくらい楽しいことです。文章そのもののよさと、対象の本のよさの両方を味わえるから。
今年97歳になった祖母に「福袋なんか買うな」と小さいころから言われていたせいで、わたしは未だに福袋を買ったことがありません。ちょうど今頃は来年の福袋の話題が出てきますが、「すごいなー、みんな色々考えるなー」と思うだけで、買うところまではいきません。
でもこの福袋はいいですね。読み手にも力が求められそうですが、挑戦してみる価値はありそうです。

 

文学の福袋(漱石入り)
文学の福袋(漱石入り)

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富山 太佳夫
みすず書房
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《気になる》この年齢だった!

生きていれば転機はいくらでもやってきます。その一つ一つはとても小さなものだったとしても、人生の方向をちょっとずつ変えていきます。
しかし、本当に人生を決定してしまうような大きな転機は、そうはないでしょう。
自分の人生を振り返ってみると、小さな転機、やや大きな転機はいくつもありましたが、幸か不幸か「あれで人生が大きく変わった」という転機には遭遇していません。
これからそんな転機がくるかどうかわからないけど、もしやってきたら、自分の意志でそこを乗り越えていきたい、乗り越えていける自分でありたいと思います。

この本に取り上げられているのは全員女性で、それぞれ何歳の時にどんな転機があったかを追いかけています。その年齢だからこその転機、その年齢だからこそ乗り越えられた転機は確かにあるでしょう。
それぞれの女性が何に遭遇し、どうやってそこを超えていったか、興味があります。

 

この年齢だった!
この年齢だった!

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酒井 順子
集英社
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《気になる》佐藤優解説 新約聖書1・2

わたしは聖書を読んだことがありません。高校生の時にギデオン協会から学校に聖書の贈呈があり、それで新約聖書を1冊もらったのですが、読みもせずにうっちゃらかし、いつの間にかなくなりました。
最近、聖書を読んでみたいと思うようになりました。宗教的なことはさておき、ひとつの物語として読んでみたくなったのです。旧訳も新訳も、両方読んでみたい。
しかし読むと言っても質量ともに簡単ではないでしょう。予備知識もないままいきなり読んでもわかるかどうか。
なのでこの新書は、とっかかりとしてよさそうだと思います。佐藤優さんがキリスト教徒だとは知りませんでしたが、この人の解説ならわかりやすく読めるかもしれない。

 

新約聖書 1 (文春新書 774)
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名古屋ライフハック研究会「ライフハック忘年会2012」参加してきました

12月8日に開催された、名古屋ライフハック研究会「あなたが主役!ライフハック忘年会2012」に参加してきました。
名古屋ライフハック研究会は、ほぼ1年ぶりの参加です。
参加者全員がお勧めの「モノ」「行動」を紹介するこの会、毎回面白い情報に出会えます。

わたしが紹介したのは4つのネタです。

おすすめの「モノ」

  • オーブントースターをタイマーとして使う
  • 今年一番面白かった映画「アイアン・スカイ (紹介するときに「バカ映画」といったのですが、それが数名に受けました)」

おすすめの「行動」
約20年前に読んだ夏木マリのインタビューにあった

Q. 夏木さんのようになるにはどうしたらいいの?
A. すべてをあきらめることです

というやりとりについてと、日経ウーマンオンラインで読んだ、深澤真紀さんと津村記久子さんの対談から

「努力」でもなく「がんばる」でもなく「工夫」を

発表は「モノ」「行動」を1つずつ紹介だったのですが、1つで2分持たせるのは無理だと思ったので最初から2つ用意しました。
本当は1つで2分持つように内容を考えるべきなんですが。

皆さんの発表の中で特に気になったのが
りんごの皮はピーラーでむいてしまう
「面倒なことは修行になる」という考え方
です。
他にも役立つモノ・考えがたくさんあったので、色々実践してみようと思います。

 

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《気になる》TOKYO BOOK SCENE

最近、書店ガイドやブックガイドを色々見かけるようになりました。書店ガイドは個性的な店が多く取り上げられるので、見ているだけで楽しい。ブックカフェは行ったことがありませんが、ゆったり過ごせそうでいいなあ、というところが多いですね。
このガイドは新刊書店だけでなく、ブックカフェ、読書会、古書市などまで取り上げているようです。
これは読書会の情報がわかるのがいいですね。東京近郊なので参加できる可能性が非常に低いのは残念ですが、機会があれば面白そうな読書会に参加してみたいものです。

 

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《気になる》遊ぶ脳みそ—パズルで鍛える! 記憶、知覚、認知

わたしはパズルは好きですが、すいすい解けるわけではありません。ものによってはそれを前にして、脳が硬直するのがわかることがあるくらいです。硬直した脳のまま向かい「わかんねー」で終わってしまうこともしばしばです。そして、やっぱりわたしは頭が硬いんだな、と思ってしまうorz
ところでよく「脳を活性化させる」という言い方がされますが、わたしは「活性化」って、そもそもどういう状態を指しているのかがわかりません。そりゃ確かに働いていないより働いている方がいいに決まっていますが、何を以てそれを判断するのでしょう。脳科学は未だに謎の分野です。
それはともかく、この本については脳の活性化云々はどうでもいいので、ただパズルを解いて脳を遊ばせ、楽しんでみたいです。

 

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《気になる》よちよち文藝部

わたしは国内外問わず、文豪と呼ばれる人が書いた作品をほとんど読んでいません。読まねばとは思うんですけどね。せめてちくま日本文学くらいは全巻読破するべきでしょうが、それもできていない。旧版分を含めても10冊読んでいないはずorz
そんな人間なので、文藝春秋のサイトにあった

日本文学・文豪の故きをテキトーに温ね、新しきを知ったかぶりする

というこの本の紹介文には強く惹かれました。まさに自分のためにあるような本かも(笑)。
エッセイにせよまんがにせよ、作家を紹介するものは楽しいものが多くていいですね。

 

よちよち文藝部
よちよち文藝部

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久世 番子
文藝春秋

 

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《気になる》アート・ヒステリー —なんでもかんでもアートな国・ニッポン

ヒストリーではありません。ヒスリーです。なぜヒステリーなんでしょう。
副題にある「なんでもかんでもアートな国」なところがヒステリーなんでしょうか。
考えるほど謎が深まるタイトルですが、確かに「アートと言ってしまえば何でもアートになってしまう」面はあるように感じます。
そもそも「アート」って、何を指しているのでしょう。単なるイメージですが、この場合「アート=美術」ではないきがする。「それっぽいものはみんなアート」、確かにそういう潮流はあるかもしれませんね。

 

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