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《気になる》13歳からの論理ノート
13歳当時、自分が何を考えていたかはもう思い出せませんが、今振り返ってみて、もっといろんな本を読んでおけばよかったと思います。当時読んでいたのは主にまんがとコバルト文庫でしたが、例え理解できなかったにしても、難しい本にも挑戦すべきだったと思います。「背伸びした読書」をすればよかったな、と。
まんがやコバルト文庫にしても、もっと気合い入れて読んでおけばよかった、とは思いますが。
この本は「論理的」の意味を完全に理解することを目的に書かれています。論理的という言葉は日常的に使われますが、それがどういうことか、を説明するのは意外に難しく感じます。
論理的であることの意味を理解すること、論理的であることは、年齢を問わず大切なことだと思います。論理的になるための第一歩として、この本は役立ちそうです。
《気になる》地球博物学大図鑑
「米国スミソニアン国立自然史博物館開館100周年記念」で出版された図鑑です。非常に仰々しいですが、内容もそれにふさわしい多彩さです。図鑑の決定版と言っていいのかも。
こういう地球上の生物等を1冊に閉じ込めた図鑑が手元にあると、それだけで毎日の彩りがちょっと変わってきそうです。寝る前に少しずつ見ていくと、極彩色の夢が見られそう。
子供の頃、図鑑を見るのが好きでした。親が買ってくれた図鑑は、どれもぼろぼろになるまで眺めました。この本を見つけて当時のことを思い出し、その頃以上のワクワクに出会えそうな気がしてきました。
《気になる》ゴドーは待たれながら
先日サミュエル=ベケット「ゴドーを待ちながら」を買いました。上演されたものを見たことはありません。もちろん舞台を見たいと思いますが、まずは1つの古典として読んでみたいと思っています。
「ゴドーを待ちながら」のゴドーの側から書かれたのが、いとうせいこうの戯曲「ゴドーは待たれながら」です。だいぶ前に出版されて、もう手に入れるのは難しいだろうと思っていたら、改めて出版されたんですね。
やはりここは「待たれながら」は「待ちながら」を読んでから取り組むべきでしょうかね。
ポルケ
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白水社
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余談
「ゴドーは待たれながら」は今年4月にナイロン100℃が上演し、さらに名古屋公演まであったんですねorz
最近、演劇の情報から遠ざかっていたので、非常に惜しいことをしました。
《気になる》江戸時代の科学
江戸時代の科学というと、和算くらいしか思い浮かびません。あとは科学というより医学ですが、華岡青洲や杉田玄白あたりでしょうか。
和算の発達は目を見張るものがありましたが、実際にはそれ以外にも様々な科学の発展があったのでしょう。近代化されていない生活でも、科学が生活を下支えするものであることには変わりないから。
いわゆる「おばあちゃんの知恵」とか「○○な時には**を食べろ」といった言い伝えにも、調べると科学的にちゃんと説明がつくものが多いといいます。
「江戸時代の科学=和算」という狭い見識を破る世界に出会えそうです。
《気になる》シスターズ・ブラザーズ
タイトルを見て「なんじゃこりゃ」と思ってしまいました。シスターズという姓の兄弟が主人公の小説です。
実際英語圏にこの姓の人がいるかどうかはわかりません。
殺し屋が主人公の小説は読んだことがないのと、Amazonの紹介文にある
名高き殺し屋シスターズ兄弟の、目も当てられないダメな旅路。
という一文に惹かれました。どんな風に目も当てられず、ダメなのか。
ただ人がばたばた死んでいくだけの小説ではないはずです。とても気になります。
《気になる》モネ、ゴッホ、ピカソも治療した絵のお医者さん 修復家・岩井希久子の仕事
絵の修復は、自分にとって未知の世界です。知っていることといえば、ボッティチェリの「春」が修復によって描かれた草花の種類まではっきりわかるようになったことや、「ギャラリーフェイク」で修復にまつわるエピソードを読んだ (気がする。うろ覚えです) 程度です。
でも実際どんなことが行われているか分からなくても、修復によって蘇った絵を鑑賞する幸運には恵まれているはずです。
この本は修復の技法そのものと、「絵を修復すること」にまつわる様々な思いについて知ることができそうで、興味があります。
美術出版社
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《気になる》こんなことは誰でも知っている!会社のオキテ
会社という場所でそれなりに長く働いていると、どうにも理不尽な目や、「なんだかなぁ」と思うことに色々遭遇します。
新人時代は、そういったことにいちいち怒っていた気がしますが、そんなことも減ってきました。もちろん明らかにおかしいことには怒りますが、大小すべての理不尽に怒っていたら身が持たない、と思うようになりました。
会社を一歩引いた目で見られるようになったのでしょう。悪く言えば慣れてしまったのかも。
会社という場所で働く以上、ある程度の理不尽からは逃げられないんですよね。ではフリーになったらそういうことと無縁になるかといったら、それもないでしょうけど。働いている以上、結局理不尽ともつきあっていかねばならないのでしょう。
この本は新人社会人向けだと思いますが、中堅の人間にとっても改めて会社のオキテを振り返り、処世術を見直すきっかけになりそうです。
翔泳社
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《気になる》相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか
わたしはコム デ ギャルソンの服は着ないし、そもそもファッション全体に疎いです。
でも2002年に放送されたNHKスペシャル「世界は彼女の何を評価したのか〜ファッションデザイナー 川久保 玲の挑戦〜」は、未だに録画したものを持っています。川久保玲自身と彼女が作った服、作り出す過程が強く印象に残ったからです。消してしまうのはあまりにも惜しい。
この本のサブタイトルに「なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか」とありますが、確かに人が語りたくなるような何かを持つブランドであることは分かる気がします。わたしはブランドに関して語る言葉を何も持っていませんが。
寄稿している人はファッションの世界以外の人が多くいます。専門外の人にはコム デ ギャルソンがどう見えるのでしょう。そこが面白そうです。
フィルムアート社
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《気になる》地獄絵を旅する: 残酷・餓鬼・病・死体
「絵本地獄」が売れているらしいですね。子供のしつけに使われるケースが多いとか。
この絵本をしつけに利用することの是非はおいておいて、確かに地獄絵のイメージは子供に限らず強烈に印象づけられます。
昔どこかで「地獄のイメージは非常にはっきりしているのに、極楽のイメージがぼんやりしているのはなぜか、宗教家に『極楽はどんな場所か』と問うても、明確な返事が返ってこない」という趣旨の文章を読んだことがあります。
確かに地獄はわかりやすい。そこから立ち上る恐怖や苦しみのイメージがとても具体的です。
悪がやはり具体的な恐怖や痛みのイメージを伴うのと通じるものがありますね。
わたしは地獄絵をきちんと見たことがありません。それもあってこのムックは気になります。細野晴臣寄稿しているのも非常に気になる。
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風濤社
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《気になる》でぶ大全
これはタイトルにやられました。なんとまあストレートな。
肥満の人間が現れたのは農耕が始まって以降だ、と何かで聞いたことがあります。農耕のおかげで食べものがいつでも手に入るようになっても、好きなときに好きなだけ食べられる人は多くはなかったでしょう。だからこそ太っていることが豊かさの象徴とかあこがれの対象になったんではないかと思います。
太ることが憎まれるようになったのは、多くの人がいつでも必要以上に食べることができるようになったからだろうか、と勝手に思ったりします。根拠は何もありません。