カテゴリー: 読書記録

「つながる」読書は楽しい〜多読術

BUSHIDOUさんが貸してくださった本。ちょうど松丸本舗を訪れた直後だったので、タイムリーでした。
いつもお世話になりっぱなしです。ありがとうございますm(__)m
本読み (という言い方もどうかと思いますが) として雲の上の方ですが、セイゴオさんがいかに本を読んでいるか、わくわくしながら読むことができました。

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Macも、いいかも〜MacPeople2011年2月号を読んで #rvpl

レビュープラスさんより、MacPeople2011年2月号を献本いただきました。ありがとうございます。
Mac専門誌ながら、意外と記事の範囲が広くて楽しめるMacPeople。今回も興味深い記事が多いです。

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これは確かに賛否両論だと思うけれど〜エゴイスト

浅田マコトさんのデビュー作。一気に読んでしまいました。
恋愛も親子愛も出てくる。しかしここに書かれているのは、そんな手垢の付いた言葉ではなかなか表現しづらい愛です。

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Macから離れたところでも、読んで役に立つかも〜MacPeople2011年1月号を読んで #rvpl

先月に引き続き、レビュープラスさんよりMacPeople2011年1月号を献本いただきました。ありがとうございます。

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MacPepleとともに自分を振り返る〜MacPeople12月号を読んで #rvpl

今回レビュープラスさんからMac People (マックピープル) 2010年 12月号
(創刊15周年記念号) を献本いただきました。ありがとうございます。

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「思考の骨格」を作る本〜高校生のための批評入門

以前「高校生のための文章読本」という本を読みました。「高校生のための批評入門」は、文章読本と同じ「高校生のための三部作」の一冊です。文章読本を読んだあとに残りも読んでみようと思って手に取りました。
※高校生のための三部作:「高校生のための文章読本」「高校生のための批評入門」「高校生のための小説案内

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なぜこんなにも美しいのか〜アフリカの日々

高校生のための文章読本」に、この作品から「イグアナ」という2ページほどの短い文が収録されていたのですが、とても美しい文章でした。これは出典を読まねばと気になり、今回やっと手に取りました。

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こんな風に読めたら、こんな風に表現できたら〜心と響き合う読書案内

この本は日経ビジネスオンラインの千野帽子さんのコラム (2ページ目以降は会員のみ購読可。この本は2ページ目に載っています) で存在を知ったのですが、これをすでに読んでいた@shinomeiさんが貸してくれました。ありがとうございます。

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これはすごいものを読んだかもしれない〜食魔

岡本かの子を読んだのは初めてです。
嵐山光三郎「文人悪食」で紹介されていた「家霊」「鮨」という2つの小説を読んでみたくて手に取りました。

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自分も「イエス」と言えるように〜それでも人生にイエスと言う

今年の春に「夜と霧」を読みました。その後、「夜と霧」を手渡してくれた stilo から「読め」と言われた本です。

この本は、著者が強制収容所から解放された翌年の行った講演をまとめたものと、訳者によるこの講演内容や著者の思想への解説で構成されています。
著者は講演の中で、強制収容所での生活や医師としての経験から、「どんな人生にも意味がある」ことを説いています。
その核心は

…私たちが「生きる意味があるか」と問うのは、はじめから誤っているのです。つまり、私たちは、生きる意味を問うてはならないのです。人生こそが問いを出し私たちに問いを提起しているからです。私たちは問われている存在なのです。私たちは、人生がたえずそのときそのときに出す問い、「人生の問い」に答えなければならない、答を出さなければならない存在なのです。生きること自体、問われていることにほかなりません。…
(p27「人生が出す問いに答える」)

という言葉に収斂されると思います。
しかし、人は「この人生にはどんな意味があるのか、生きることに意味があるのか」というように、この言葉とは逆に考えがちなもの。人生の問いに答えること、自分たちが問われている存在であることを理解し、その問いに答えるように生きていくことは、実は結構難しいことなのではないかと思いました。
しかし人生は思い通りになるものではないけれど、自分で動かしていかないと動かないものであるのも事実。自分の人生をどう動かしていくか、どう動かしていきたいかを考え、動かそうと行動していくことは、人生の問いに答えることにつながってくるでしょう。

タイトルの「それでも人生にイエスと言う」は、強制収容所で歌われていた歌の一節「それでも人生にイエスと言おう」からきています。強制収容所のような場所でも、人々が「それでも人生にイエスと言おう」と歌っていたことは、強烈な印象として心に刻まれました。
そして「心の支え」の大切さ。人によっては自分を待つ家族かもしれないし、やり残した仕事かもしれないし宗教かもしれない。心の支えを失い「典型的な強制収容所囚人」になってしまった人、あるいは病に倒れなくなってしまった人。

この本は2回読みましたが、正直言って講演や解説の内容を理解したとは言い難いです。それでも生きる意味や自分の人生にどうか関わるか、という非常に根本的な部分に思いを巡らせることができて、この本は読んでよかったと思っています。

それでも人生にイエスと言う
V.E. フランクル
春秋社
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