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《気になる》松浦弥太郎の仕事術

暮しの手帖」は、図書館に行ったときによく読んでいます。初めて読んだのは小学生の時。祖母か母が購読していたものを読んだ記憶があります。
「暮しの手帖」は全体的に疲れない雑誌だと思います。しっかりした読み物記事を読んでもそう思います。しっかりした内容を疲れずに読める、というのはなかなかないと思うのです。

松浦弥太郎さんは「暮しの手帖」編集長です。最近仕事術などに対する興味はほとんどなくなっていましたが、この人の仕事術の本なら読んでみたいと思います。仕事だけでなく、生活そのものに変化をもたらすことばに出会えそうです。

 

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)
松浦弥太郎
朝日新聞出版 (2012-07-06)
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《気になる》人類が知っていることすべての短い歴史

こういう科学史の本は、大学教授やサイエンスライターなど、科学の専門家が執筆することがほとんどです。しかしこの本の著者ビル=ブライソンは、科学の専門家ではありません。そこにまず惹かれました。
おそらく「専門家ではないからこそ書けた」「専門家でないから書けなかった」の両方が含まれているでしょう。どんなことが書かれ、どんなことが書かれなかったのか。
「短い歴史」とはいっても、実際にはこれまでに膨大な出来事、多くの科学者が存在してきました。それを反映して、本の厚さは5cm (Amazonの「商品の寸法」から)。この中に歴史がどんな風に凝縮されているのか、気になります。厚みを忘れさせるような楽しい本だといいな。

 

人類が知っていることすべての短い歴史
ビル ブライソン
日本放送出版協会
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《気になる》タイムスリップ・コンビナート

先日上京した際、海芝浦駅に行きました。
残念ながら雨がひどく、ホームではなく発車待ちの電車内から景色を眺めてきました。
海と高速道路に橋、そして工場。外には出られないけど、ひらけていて好きな場所です。
横浜に住んでいた頃には、仕事が忙しくなって疲れがたまったときなどによく来ていました。
ここに来ると行き詰まりが消えていく感じがします。

今回海芝浦駅で思い出したのが、この駅が出てくる小説「タイムスリップ・コンビナート」。第111回芥川賞受賞作です。
笙野頼子はこれまで読んだことがなく、そして読む人を選ぶ作家な気はするのですが、こんな妙な場所を取り上げている点はひかれます。

「タイムスリップ・コンビナート」は現在「笙野頼子三冠小説集」に収録されています。

 

笙野頼子三冠小説集 (河出文庫)
笙野 頼子
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《気になる》原色 ニッポン《南の島》大図鑑

島と呼べる場所というと、沖縄と佐渡島しか行ったことがありません。
そもそも南の方はほとんど行ったことがありません。本州に限っても、兵庫以西・奈良以南は行ったことがありません。
そんなこともあって、島も色々行ってみたいと思います。暑いの苦手ですが。
大量に本を持って行って読み、あとは何をするでもなく海を眺めてぼんやりする。そういう夏休みが過ごせたらいいですね。

この本の「南の島」は、奄美以南を指しているようです。なかなか南の島に行く機会もないのですが、この本で一時旅行した気分を味わってみたいです。
わたしはまず小笠原諸島に行ってみたい。あとは可能なら南鳥島。
ここは池澤夏樹「南鳥島特別航路」を読んで行ってみたくなりました。人が定住しているところではありませんが。

 

原色 ニッポン《南の島》大図鑑
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南鳥島特別航路 (新潮文庫)
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《気になる》感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく

感情は扱いづらいものです。生きていく上でもちろん必要なものだけど、時に自分の邪魔をする。時には様々なものからみ合い、自分自身でも何をどう感じているのかわからなくなったりする。
この本のタイトル「感情の整理ができる女 (ひと) は、うまくいく」は、本当にそう思う。もちろん感情を整理できただけで何もかもうまくいくとは思いませんが、少なくとも余計な荷物は背負わなくて良くなるはず。何か問題を抱えていたとしても、解決への糸口が見つけやすくなるだろうし、突発的なアクシデントが起きたって、より適切に対処対処できるでしょう。その結果、物事がうまくいくようになることは十分考えられる。

自分自身がこれまでに、感情をうまくつきあえずに疲れてしまうことを何度も経験しているので、負のスパイラルにはまらないようにするヒントに出会えそうで気になります。

 

感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく
有川 真由美
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《気になる》VIVA!!カッパン

たまに活版印刷機が欲しくなります。場所も取るし手間もかかるけどあったら楽しいだろうなぁ、と思うのです。
活版印刷の時は読みやすくていいですよね。今自分が所蔵している本には活版印刷のものはあまりありませんが、比べるとやはりオフセット印刷のものより読みやすい。
活版印刷されたものが読みやすいのには、ちゃんと根拠があるそうです。以前印刷学会の人に聞いたことがあります。
わたしは絵が全くだめですが、もし絵が描ければ、自筆の絵+活版印刷で名刺やグリーティングカードを作りたいです。絵なしなら、自分の好きな詩や小説の一節などを活版で印刷して部屋に貼っておきたい。色々考えて、かっこいい印刷にできるといいだろうなあ。

 

VIVA!!カッパン
VIVA!!カッパン

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《気になる》本人伝説

南伸坊がメイキャップで有名人になりきる、という「オール讀物」の連載をまとめたこの本。
まず浮かんだのが「なりきる相手が誰にせよ、そんなこと可能なのか?」。南伸坊はご存じの通り、非常に特徴ある顔 (というか頭) をしています。どんなにメイクを重ねても、あの輪郭は隠しようがない気が。隠そうと思ったら特殊メイクかCGを使うしかない気もするけど、この連載ではそれはやっていないでしょう、きっと。
しかし、なりきるためには輪郭まで同じでなくてはならないわけでもない。コロッケの物まねみたいに、暴走しているように見えても、ちゃんとまねした人に似ている、ということだって可能なはず。
その人に似るためにいったいどういうことをしているのか、非常に気になります。

 

本人伝説
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南 伸坊
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《気になる》文具上手

文具を特集する雑誌が花盛りですね。書店で見つけると、ついつい手に取って見てしまいます。
わたしは文房具は好きですがそこまでこだわりはないので、色々な人のお気に入り文具と活用術を見ているとほんとにすごいと思います。
この本は使っている人のインタビューがじっくり読めそうなのがいいですね。雑誌にももちろんインタビューは載りますが、どうしても限られてしまうし。
その人が文具にどうか変わるかで、その人自身が見えてくる。しっかりまとまった雑誌記事もいいけれど、こういう文字でじっくり読める本もよさそう。

 

文具上手
文具上手

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土橋 正
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《気になる》きのこ文学大全

著者の飯沢耕太郎は写真評論家ですが、きのこの愛好家だったとは知りませんでした。
きのこ文学ってなんでしょう。きのこをテーマにした文学? 不勉強のため、該当する作品を思い浮かべることができませんでした。
きのこを食べるのは好きです。実家は田舎にあり、秋になると近所の人が山歩きで取ってきたきのこをいただくことも多くありました。現在は買ってくる物ばかりですが、冷凍庫にストックしておいて、色々な料理に混ぜています。
きのこを食べることをテーマにした作品ばかりが紹介されているわけではないでしょうが、なんだかとてもおいしそうです。

余談ですが高校で習った国語の先生のひとりが登山家で (当然ながら登山部の顧問をしていた)、授業中に山で取ったきのこの話を聞いた覚えがあります。内容は忘れましたが「食べられるきのこの見分け方」とか、採ってきたきのこを水につけて唐辛子を振ると虫がとれる、とか。試したことはありませんが。
この先生はわたしが卒業した後に結婚し、生まれたお子さんに山にちなむ名前をつけたそうです。

 

きのこ文学大全 (平凡社新書)
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《気になる》魔術師たちと蠱惑のテーブル

ナポレオンズの背の高い方、ボナ植木の初小説。
実は雑誌記事でこの本を見るまで、ナポレオンズの2人の名前を知りませんでした。

マジシャンが書いた小説って、どんなものだろう。どんな小説にも仕掛けはあるけれど、仕掛けのプロたるマジシャンが小説にどんなものを仕掛けたのだろう。
小説の仕掛けが想像力に対してかけられるものだとすると、マジックの仕掛けは視覚にかけられるものだといえるかもしれません。
文字を追いかけながら、仕掛けがマジックを見るように目の前に立ちのぼってきたら。
小説の「読む楽しみ」に加えて、マジックの「だまされる楽しみ」で、とても楽しいだろうなぁ。

 

魔術師たちと蠱惑のテーブル
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