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《気になる》青い脂
「青い脂」と聞いて、豚の脂身に押された青紫色の検印スタンプを思い浮かべたわたしは、想像力が足りません。
Amazonの内容紹介を見ても、内容がうまく想像できません。でもなんかすごそうだ。そして物語の壮大さにむやみにわくわくする。400ページくらいあるので読むのにかなり時間がかかるだろうし、ノートでも用意して人物や出来事を書きながら読み進めないと混乱しそう (SFでそういう読み方をするのもどうかとは思うけど)。
タイトルのインパクトによるものかもしれませんが、何かとても引っかかる、引きつけられるものがある作品です。体力がある問いに心して向かってみよう。
《気になる》世界の美しい本 世界で最も美しい本コンクール入選作品コレクション
「世界で最も美しい本」コンクールというのがあるんですね。そのコンクールの過去4年間の受賞作品を集めた大型本。
「世界で最も美しい本」というだけあって、まずはデザインの本として興味があります。
そして本をひたすら愛でることができそう。ここに出てくるのは「読む」本とは異なるものかもしれませんが、ながめて触って (実際には無理ですが) 楽しむ本には、読む本とはまた違った楽しみがありますからね。
あとは美しい本の中身はどんなものか。本はただ表面だけのものではなく内容まで含めた丸ごとのものだから、表面のデザインが優れているだけで内容が伴っていない本なんてつまらない。「美しい本」なんだから、内容だって優れているはず。
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《気になる》野崎洋光のたのしい缶詰レシピ 魚介類編
缶詰って使いますか? わたしはあまり使いません。現在家にある缶詰は、ツナフレークと大豆のドライパックだけです。
魚の缶詰を使ったレシピというと、サバ缶を使うひっぱりうどんとアサリ缶で作るあさりご飯くらいしか思いつきません。
味付缶詰だと、あけてそのまま食べられちゃいますしね。一人暮らしをしていた時、とてつもなく疲れたときは水煮缶をあけて醤油をかけただけで食べていたこともある(^^;
魚介類の缶詰をベースに料理することは考えたこともなかったけど、確かにうまく使えば、魚料理のレパートリーが増えそう。できるだけ魚を食べるようにはしていますが、缶詰は気軽にストック・気軽に使えて管理も楽ですしね。魚をたくさん食べるための1手段として、このレシピ本は役に立ちそう。
東洋経済新報社
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《気になる》サティさんはかわりもの
先日名古屋市立大学で開催された「ビブリオバトル首都決戦予選会(1)」を観戦してきました (ビブリオバトル首都決戦2012についてはこちら)。
ビブリオバトル自体初めてだったのですが、飛び入りで発表もしてしまいました (ただし今回社会人は発表のみでチャンプ本の対象にはならない)。
今回のビブリオバトルでチャンプ本になったのがこの絵本です。
エリック=サティの生涯を、楽しい絵と言葉で綴った本。対象は「子供から大人まで」。
表紙のサティがとても楽しそうな感じがして、読んでみたくなりました。
現在サティの音楽は色々な場所で聞くことができます。しかし音楽家サティがどんな人だったかはほとんど知りません。
彼は相当に変わった人だったようですね。現在では当たり前になった音楽も、彼が生きていたときには相当に斬新なものだったのでしょう。
サティが音楽を担当し、ピカソが衣装を担当したバレエがあったことも初めて知りました。バレエとして上演されることはなく、音楽のみが演奏されるばかりのようですが、バレエも見てみたいです。
《気になる》宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ
宇宙怪人しまりす、ですか。なぜしまりす。出版社名と宇宙怪人しまりすの合わなさ加減がすごい。
内容は至極まじめな医療統計の本だと思いますが。
医療と統計を結びつけて考えたことはありませんでしたが、医師が研究を進めていく上で、データを集め分析し、規則性・不規則性を見出していくことは当然必要になるでしょう。
わたしは医療従事者ではないので、あくまで未知の分野を知る一種のガイドブックとして興味を持ちました。
わたしは高校の頃、確率統計がすごく苦手でした。数学の各分野で、テストの点数が一番低かったorz
未だにこの分野には苦手意識があり、ちょっとした組み合わせ数を求めるのにも悩んでしまいます。
岩波書店
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《気になる》コミック☆星新一
2008年にNHKで「星新一ショートショート」が放送されました。全部で75話あったのですが、実写ドラマありアニメーションあり、アニメも作品ごとにテイストが異なり、毎回とても楽しく見ていました。
テレビ番組よりずっと前に、星新一のショートショートがまんがになっていたんですね。こちらも1話ごとに作画が違い、ストーリーと絵の両方で楽しめそうです。
余談ですがわたしが星新一作品で一番好きなのが「生活維持省」です。ディストピア小説なんですが、読むとどうしようもなく胸が詰まる。「星新一ショートショート」でもアニメ化されていました。「コミック☆星新一 午後の恐竜」にも収録されています。
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《気になる》古事記 いのちと勇気の湧く神話
最近古事記の解説本をよく見かけます。やはり編纂1300年を迎えたからでしょうか。
古事記に出てくる物語は、絵本か何かで読んだり、教科書に出てきたり、あるいは家族から聞いたりしていくつか知っていますが、それらはみんな断片的なものだったりします。
もしかすると、古事記由来と知らない物語もあるかもしれません。
古典に関しては解説書や入門書ではなく、できるだけ原典に当たりたいと思います。あらかじめ誰かが解説・解釈したものよりも、原典の方が楽しみも得られるものも「濃い」と思うから。
そうではあるのですが、この本は古事記をネタにしたエッセイとして、軽く楽しむのによさそうです。
古事記だけでなく旧約聖書も読んでみたいと思います。どちらも歴史や宗教などと離れたところで、壮大な物語として興味があります。
中央公論新社
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《気になる》ディファレンス・エンジン
伊藤計劃の文庫「The Indifference Engine」で、この作品の「解説 (円城塔との合作)」を読みました。
文庫タイトルになっている「The Indifference Engine」は短編小説で (とても怖い小説だと思った)、円城塔のデビュー作のタイトルは「Self-Reference ENGINE (未読)」です。
もう単純に、この3つのタイトルの似た作品の関係を知りたいと思います。しかしSF超初心者の自分にそれがわかるだろうか。
わかるかどうか知るためにも、「ディファレンス・エンジン」と「Self-Reference ENGINE」を読んだ上で「The Indifference Engine」を再読してみようと思います。
早川書房
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早川書房
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《気になる》泣ける話、笑える話—名文見本帖
名文見本帖って、すごいタイトルだなぁ、というのが初見の感想です。
徳岡孝夫の文章は、おそらく読んだことがありません。中野翠も、本などでまとめて読んだことはないかもしれない。
わたしは泣ける話より笑える話に興味があります。小説などを読んで泣いたことは今まで何度もあるけれど、最初から泣こうと思って読むとか泣ける話だから読むことには興味がありません。
名文を読んで、泣いたり笑ったりするのは至福の時間の過ごし方でしょう。新書はそういうひとときにちょうどいいサイズかも。
文藝春秋
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《気になる》Newsweek日本版別冊 時代を刻んだ映画300
わたしは映画をほとんど見ません。1年間1本も見ないことも珍しくありません。
今年は「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と「ヘルタースケルター」を見ました。どちらも原作が先です。映画から原作に入ったものは少ないと思います。
こんな調子なので、ハリウッドが100周年を迎えていることも知りませんでした。
映画も文学も、作られた時代からの影響は必ずどこかで受けているはずですが、映画の方がストレートに時代が出やすいかもしれませんね。
Amazonの「商品の説明」に紹介されている作品は、タイトルだけは知っているものが多いです。見たことがあるのは前出の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」だけですが。
この雑誌はハリウッドの100年間と歴史を絡めて構成されていて、映画ガイドとしてもさることながら、歴史のテキストとして面白そうだと感じます。