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《気になる》ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた
子供の頃ウルトラマンをテレビで見た記憶がかすかにあります。でもそれがどのシリーズだったのかはまったく覚えていません。おそらく弟が見ていた夕方の再放送を一緒に見ていたのだと思います。
ウルトラマン=特撮というイメージしかなかったので、この本のタイトルはかなり意外です。ウルトラセブンの音楽についてはまったく記憶がないし、クラシック音楽が使われていたなんて想像もつきませんでした。
でもこんな意外なタイトルがつくくらいだから、音楽の使われ方が画期的だったのでしょう。ウルトラセブン全編を今から見返すのはかなり大変ですが、この本で音楽のエッセンスに触れてみるのもよさそうです。
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《気になる》安井かずみがいた時代
かなり昔のことですが、目を閉じた文化人の写真ばかりを集めた写真展を見に行きました。開催されていたのは確か銀座のギャラリーで、撮影者が誰かは忘れました。
作家や俳優など被写体は数十人いたのですが、記憶に残っているのは浅田彰、渡辺えり子、加藤和彦、安井かずみくらいです。
わたしが持つ安井かずみのイメージは、この写真そのままだな、と今気づきました。上質な服を着て目を閉じてほほえみ、モノクロームの写真に写っている姿。
そのせいか、この本の表紙にはちょっとびっくりしました。「イメージと全然違うな」って。加藤和彦と結婚する前のことをほとんど知らないせいもあるでしょう。
彼女が売れっ子作詞家だったことは知っていても、実像はあまり知りません。いったいどんな人だったのか、自分が受けたギャップがなんなのか。この本で追いかけてみたくなりました。
大江千里「サヴォタージュ」を聞いて思ったこと
最近大江千里の「サヴォタージュ」という曲が妙に気になり、くり返し聞いています。
この曲は1988年発売のアルバム「1234」に収録されています。これは発売直後に購入していますが、当時は特に気にならなかった曲です。
[youtube]http://youtu.be/HrxZ4qqGeoI[/youtube]
歌詞はこちら
一番ひかっかるのはここ。
誰とでもいい 話がしたい
だけど話すことが何もない
どきりとする言葉です。
本当に伝えるべきこと、伝えたいことなんてないのに、それでも何か言葉を発しようとすることは、自分にもあると思うから。
「何かを言いたい」のと「伝えるべきことがある」は、必ずしも一致しませんしね。
そしてたくさんのことを話しているからといって、必要なことや大切なことが伝わっているとは限らない。本当のことを言いたくないがために、それを隠すために空虚な話ばかりが積っていくことだってあるかもしれない。
でもその一方で、実際に話してみないと本当に話すべきことには行き着けない、ということもあるでしょう。
いきなり何かすごいことをしようと思ってもできるものではなく、何かをまねてみるなど、とりあえずできることから始めないと、自分の適性とかやるべきことには行きつけない。
だから、本当は何もないかもしれないけど、でも何かを発していくことは大切かもしれません。
引っかかった箇所だけでなく、全体的に静かに熱い曲だと思います。今だからこういうのがわかるのかもしれない。
静かな熱さは、いつまでも忘れないでいたいですね。
この曲は東京の光景を歌ったものでもあります。わたしが都内に住んでいたのは数年で、これまでの人生は東京・首都圏以外で生活している時間の方が長いのです。
でも大都市圏周縁に住み大都市圏が活動の場になっている現在のわたしの生活にも、妙に合うなと思ったりします。
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《気になる》焼いた魚の晩ごはん
かもめ児童合唱団は、神奈川県は三崎で活動している児童合唱団です。
4年ほど前に日経ビジネスオンラインの紹介記事を読んで知りました。マキシシングルで「トラベシア」を歌っていて、選曲が面白いと印象に残りました。
これまでにもプロの歌手との共演があり、最近では終了したドラマ「泣くな、はらちゃん」で曲が使われています。わたしは「泣くな、はらちゃん」は見ていませんが。
合唱というと全員の声がぴしっと揃っているもの、というイメージがありますが、この合唱団はそうではありません。結構声が不揃いです。でもそれがいい。揃っていないからこそ、安心して聞けるような面があります。
このアルバムにはトラベシアの他、J-POPの名曲も収録されています。
「ただなんとなく歌を聴きたい、ひたりたい」というときにちょうどよさそうです。
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《気になる》幸せの女神は勇者に味方する 人生の新しい扉を開く50の提言
BOØWY全盛の頃、わたしは中学生でした。友人が大ファンで、地元のレコード店に貼られていたBOØWYの巨大ポスターをくれと店長に掛け合い、「いや、これは1万円出すと言われても譲りません!!」なんて言われていたことがありました。
わたしはファンではありませんでしたが、当時の盛り上がり方はよく覚えています。
去年布袋寅泰がロンドンに渡り一から腕試しをする、という記事を読んだとき「ああ、だから彼はここまで残れたんだな」と思いました。50歳という年齢で、それまでのキャリアを投げ打って外に飛び出していく力があるから、ギタリストとしてここまで名を挙げることができたんだと思ったのです。
人生の中で「勇者」であり続けることはとても難しいと思います。布袋寅泰自身も、新たに踏み出すまでに葛藤があったかもしれません。そこをどうやって超えていったのか、興味があります。
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《気になる》サティさんはかわりもの
先日名古屋市立大学で開催された「ビブリオバトル首都決戦予選会(1)」を観戦してきました (ビブリオバトル首都決戦2012についてはこちら)。
ビブリオバトル自体初めてだったのですが、飛び入りで発表もしてしまいました (ただし今回社会人は発表のみでチャンプ本の対象にはならない)。
今回のビブリオバトルでチャンプ本になったのがこの絵本です。
エリック=サティの生涯を、楽しい絵と言葉で綴った本。対象は「子供から大人まで」。
表紙のサティがとても楽しそうな感じがして、読んでみたくなりました。
現在サティの音楽は色々な場所で聞くことができます。しかし音楽家サティがどんな人だったかはほとんど知りません。
彼は相当に変わった人だったようですね。現在では当たり前になった音楽も、彼が生きていたときには相当に斬新なものだったのでしょう。
サティが音楽を担当し、ピカソが衣装を担当したバレエがあったことも初めて知りました。バレエとして上演されることはなく、音楽のみが演奏されるばかりのようですが、バレエも見てみたいです。
《気になる》イントロデューシング
向田邦子の愛聴盤として知られたアルバムです。
女声と男声だと、自分の耳には女声が合うのかもしれない、と最近思うようになりました。
ただ静かに音楽を聴きたいとき、シンプルに歌を聴きたいと思うとき、女声の方が落ち着いて聴ける気がします。
波多野睦美・高橋悠治「猫の歌」を購入後、特にそう思うようになりました。
もちろん男声で好きな曲もたくさんありますし、普段よく聴く曲は男声の方が多いくらいかもしれない。
でも「ただ音楽に洗われる」には、女声の方が向いている気がするのです。
ジャズはあまり聴いたことがありませんが、こういうところからだと、気負わずに入っていけそうです。
このアルバムは、NHK「グレーテルのかまど」の「向田邦子の水ようかん」のエピソードで紹介されていました。この「グレーテルのかまど」、意外と楽しい番組です。
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